猫な日本語

学習者と日本語ネイティブのための日本語文型辞典!
ただし、猫まみれ。
しょっちゅう、道草。

☆・ 更新は、月・水・金。・☆
         
お庭の草を食べてみよう♪

春の雑草クッキング♪
お庭の草を食べてみよう


【〜てみる】 
※「ウィンクしてみた」猫は、
こちら


先日、グリコが爪とぎをしていた柿の木の根元。
早くもジャングルの様相を呈しておりますが、
その中に、カキドオシという草が生えています。

名前の由来は、「垣通し」です。
つまり、ずんずん、わさわさ、伸びる、広がる、はびこる!

で、草取り。
P1070337.JPG
よく見ると、かわいらしいんですな。

P1070334.JPG
ね?
なかなかの美人さんです。
そして、茎が角ばっているのがおわかりでしょうか。
これ、シソ科の証し。

こころみに葉っぱをかじってみると、なるほど、ハーブっぽい香り。
ふむ。
これはイケルかもしれない。

食べてみましょう

パスタの茹で上がり直前に放り込んでいっしょに湯がき、
オリーブオイルたっぷり、ニンニクを香ばしくいためた中に投入。
味つけは、茹で汁の塩気でじゅうぶん。
黒コショウを挽きかけて、

完成、カキドオシのスパゲッティ!

P1070344.JPG

食べてみました


悪くなかったですよ。
いや、ほんと。
ちょっとモサモサしますけどね。

カキドオシが垣を通してお宅の庭に侵入してきたら、ぜひ、お試しあれ!


材料はたくさんあるのだ。
次回はゼイタクに、やわらかい先っちょだけを摘んで使ってみよう


庭に食料がわっさわさ♪
 しあわせだなあ。 にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ いやさ、ほんとに。



まじめな話、「食べられるグランドカバー」になると思うんですよ。
花はこんなに可愛いんだし。
外来の園芸植物をのっぺりと植えるのもカラフルでいいかもしれませんが、
雑草をあえて生やしてみるっていう選択も、一考の価値ありだと思います。

| ★たちつてと | 00:22 | comments(2) | - |
春のグリコ
【〜(の)ではないか?】

はるの憂うれいに沈しずむ猫ねこ
P1070329.JPG

グリコさん?

P1070327.JPG
なに?


ちょっとそのポーズ、問題もんだいがあるんじゃ......?





P1070332.JPG

 !!



* * *

厳寒げんかんの庭にわでの越冬えっとうにそなえ、
せっせと太ふとっていただいたのだけれども、
ちょっとやりすぎたかもしれません。

両手りょうてがそろわないというのは、
いささか問題もんだいではないでしょうか。

* * *



P1070318.JPG
失礼しつれいねっ!


かきの木で、ばりょばりょと盛大せいだいに爪つめとぎ。
去年きょねんの秋あき、実みのりすぎて地べたにつくまでお辞儀じぎしていた、
あの細ほそっこい柿かきの木です。
どすこいグリコの猛攻もうこうに耐えられるでしょうか?!


がんばれ柿の木 にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ がんばるなグリコ

解説につづく。(↓)
続きを読む >>
| ★なにぬねの | 06:58 | comments(3) | - |
〜より

ウリよりおおきい○○だいにだん
 ※「ウリより大おおきいカボチャ」は、⇒こちら

ウリよりおおきいタケノコを
いただきました。


P1070345.JPG
タケノコは、「竹たけの子」。
日本の春はるを代表だいひょうする食べ物ものです。

さっそく茹でましょう。
ちょうど肌寒はだざむいような日でしたので、
ストーブを焚いていたのが、好都合こうつごう
P1070363.JPG
わが家でいちばん大おおきい鍋なべを使つかいます。
こめぬかとタカノツメを入れて、コトコトと数時間すうじかん
 ※「米こめぬか」は、糠漬ぬかづけ(⇒こちら)にも使つかうもの。
   日本料理りょうりの大切たいせつな脇役わきやくです。

P1070361.JPG うろうろ。

P1070359.JPG うろうろ。


つこと数時間すうじかん
めるまで放置ほうちし、皮かわをむいて水みずにさらします。
ふっくらとやわらかく、アスパラガスのような香かおりのタケノコ。
さーて、何なんにしましょうかね。

なにはなくとも若竹煮わかたけに(宮城みやぎの復活ふっかつワカメと炊きあわせ)、
それから、タケノコご飯はん
さらに残のこった固かたいところは、薄切うすぎりにして、
連休れんきゅうのお昼ひるにパエリヤもどき。
どれもおいしかったです。



で?
写真しゃしんは?
写真しゃしんはないのか?

......。
ない、です。

料理りょうりの写真しゃしんを撮るのを忘わすれました。
る前まえに食べてしまいました。

ああ。

P1070357.JPG
おばちゃん だめにゃ!
まるかじりにしたほうが よかったにゃ!



はなより団子だんご
 写真しゃしんより にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ  タケノコご飯はん

| ★やゆよ、わを | 07:44 | comments(5) | - |
〜てみる(ウィンクに挑戦)
ウィンクしてみました。

P1050070.JPG
※ウリ、一歳いっさいごろの写真しゃしん


【意味いみ
 〈結果けっかがどうなるかわからないが、ためしに、する〉ということ。
 「うまくできるかどうかわからないが、......」とか、
 「どんなふうになるか知るために、......」とかいうときに、使つかう。


【かたち】
 動詞どうしのテ形けい+みる
  ◇やる⇒やってみる、行く⇒行ってみる、
   食べる⇒食べてみる、する⇒してみる、......

 ※「〜てみる」はグループ1の動詞どうし(=一段動詞いちだんどうし)になる。
  ◇してみない-してみます-してみる-してみれば-してみろ-してみよう......


【例文れいぶん
 ◇ウ リウィンクしてみるから、おばちゃん、みててね。」
   お ば 「きゃあ、かわいいっっ♪」

 ◇グリコ 「一度いちど、初鰹はつがつおというものをべてみたいわ。」
   お ば 「きのう食べたでしょう。私わたしの分ぶんまで。」


* * *

初鰹はつがつおの記憶きおくをたどるグリコ
P1070311.JPG
はつがつお......





食べてないっ! にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ 食べましたっ!

| ★たちつてと | 00:22 | comments(4) | - |
帰り道

東京―高山の往復には、いつも定期高速バスを利用しています。
高山駅を出発したバスは、一時間ほどで、平湯のバスターミナルに着きます。
そこで休憩がてら、平湯からのお客さんを乗せます。
そのターミナルのすぐ近くに、「ふるまい水」という水が引かれています。

水の味の違いというもの、じつは、私にはようわからんのですが、
飛騨の水とも当分お別れだな、というような小さな感傷めいたものがあり、
帰京の際は、毎回、水筒に詰めてバスにもどるのを習慣にしております。

この「ふるまい水」のことは、去年の秋の記事でもご紹介しました。
あのときは、真っ赤に熟したヤマボウシの実が、
水盤にたくさん、たくさん、浮いていましたっけ。

今回、4月半ばの「ふるまい水」のようすは、こんなふうでした。
P1060942.JPG
春の日差しをいっぱいに受けて、水がうれしそうに踊っています。

ちなみに――、

2月にこの場所を通ったときは、こんなふうだったんですよ。
P1050509.JPG
おお寒!!
樋にはガッシリ、氷が張りついていました。
3月に通ったときも、似たようなものでした。

季節はちゃんとめぐるんですね。
春は、ちゃんと来るんですね。

すぐわきの水路には、フキノトウがいくつも出ていました。
P1070234.JPG
ひとつ、お土産にいただいちゃいました。
あしたのお味噌汁に入れよう。


この日は、お昼までに東京にもどる必要があったため、
頑張って早起きして、朝一番のバスに乗ったのでした。
その、早起きの、ごほうび。

平湯のバスターミナルからは、笠が岳が見えるのです。
晴れ渡った春の朝空に、何とも優美な白い笠。
どうしても皆さまにお見せしたいと思ったのですが、
......何なのだ、この見苦しいモヤモヤは!
(家に帰ってから、カメラのレンズをグッシグッシと拭いたら、取れました。)



起きてすぐには物が食べられないので、朝ごはんはバスに持ち込み。
きのうの祭りにいただいたお赤飯の残りを、おむすびにしたのです。
P1070217.JPG
従兄のEにいちゃんの奥さんが、息子さん夫婦にもたせて届けてくださったお赤飯。
Eにいちゃんのおうちは、いまどき珍しい4世代同居の大所帯です。
息子さんご夫婦は、このお赤飯の配達に、
かわいいかわいい、生まれたての赤ちゃんを連れてきてくれました。

大きな蒸篭を重ねて、丁寧に蒸しあげられたお赤飯は、
赤ちゃんのえくぼと一緒に、一気に春祭りの気分を運んできてくれました。
あんまりお祭り気分の盛り上がっていなかったわが家に、
を、連れてきてくれました。


ふるまい水といっしょにほおばったお赤飯は、
もっちりと香ばしくて、ふっくらとありがたい味がして、
涙が出そうになるほど、おいしくて、おいしくて。



* * *

平湯トンネルを抜け、松本から長野道、そして中央道へ。

わずか3日前に通ったときは、色らしい色などなかった甲府盆地。
この日、4月15日には、ピンクの桃源郷に変わっていました。


季節はちゃんとめぐるし、
人はちゃんと温かい。
言わせていただきますよ、
 ふるさとは、 にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ  いいもんです!


☆・長々とふるさと自慢におつきあいくださいまして、
ありがとうございました。
次回は、日本語の勉強にもどります。・☆
| 飛騨高山 | 07:51 | comments(2) | - |
春の高山祭り(一本杉)

屋台をもたない町内にも、小さな神社はあります。
それぞれに、祭りの準備が進行中。
※写真はすべて、4月14日に撮ったものです。

ここは、私の好きな、一本杉神社。
家々に囲まれた小さな神社ですけれども、
名前のごとく、りっぱな大杉があって、社殿の形も、わたくし好み。
P1070133.JPG
黒紋付に羽織袴の正装で、氏子のおじさまが、境内を清めていらっしゃいました。

傍らにはジャングルジムなどもある、親しみやすい神社ですが、
今日はみたらしも磨きあげられ、四囲の柱にはソヨゴの枝、
ひしゃくの数もいつもより増やされて、龍クンもなにやら誇らしげ。
P1070130.JPG

短い参道の正面には、高々と祭りののぼり。
そうでした、正式なお名前は、一本杉白山神社。
P1070022.JPG

その前では、祭りのやわいをしてもらった子どもたち。
大きい子には高い烏帽子、小さい子には低い烏帽子。
P1070156.JPG
「雨ゃ降っとるなけ。中、入っとれ。」
 (雨が降ってるじゃないか。中に入ってろ。)
世話役の、洋装ながらこれまた黒の礼服姿のおじさまに、叱られる。

「えー、降っとらんになあ。こんくらい、ええになぁあ。」
 (えー、降ってないじゃんねえ。このくらい、いいじゃんねー。)
P1070157.JPG
ぶうたれながら、お囃子の稽古が聞こえるほうへ、もどっていきました。

* * *

町の中心部へも足を伸ばしてみましょう。
観光の中心、「赤い中橋」のたもとです。
P1070035.JPG
おお。
市内の酒蔵の、それぞれ代表銘柄がずらりん。
この日は雨もよいだったので、無粋なビニールをかぶっていますが、
樽の天地には、「酒林」にもつかう杉の葉が、青々と、たっぷりと。

P1070032.JPG
対岸にはお風呂屋さん。
市内の銭湯はバタバタと廃業がつづいていますが(※)
ここは、まだまだ、のれんが出ています。
銭湯大好き人間のわたくし、帰省中は、なるたけ町のあちこちの銭湯に通います。

* * *

おまけは、この中橋からもほどちかい、市原紙店。
P1070026.JPG
生き残りのためにトイレットペーパーやティッシュなども商っておいでですが、
このお店の本業は、和紙。
山中和紙など、飛騨一円の和紙を一手に扱っていらっしゃいます。
わが家の壁紙は、こちらでご紹介いただいた紙。
梳き手のお宅までうかがって分けていただいたのを、せっせと自分で張りました。

さて、猫もちにとっては、ここのハタキがはずせません。
昔は、市役所から払い下げの、戸籍謄本などに使われた極薄の和紙を、
丁寧にこよりにしたものを束ねて作られていました。
軽くて丈夫、振るとしゃらしゃらといい音がして、猫の食いつきがすばらしい。
いや、本来のハタキとしても、静電気が起きず、まことに具合がよろしい。

今は残念ながら、新品の和紙が使用されています。
ちょっと厚手なので、音の軽やかさには欠けますが、ウリも大好きです。

ということで、かろうじて猫ネタにつなげたところで、
あと一回、シメの記事を書きましたら、日本語にもどります。


高山みやげは、ハタキで決まりっ!
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(※)銭湯について、ちょっと一言。(↓)
続きを読む >>
| 飛騨高山 | 08:04 | comments(2) | - |
春の高山祭り(やわい)

高山方言では、「支度する」、「準備する」というのを、
やわう」と言います。(ワ行五段活用)

 ◇今日ぁご飯やわう暇なかったで、外、食べに行かまい。
  (今日はご飯を作る暇なかったから、外、食べに行こう。)

 ◇祭りのやわいせんならんで、明日は仕事休ましてもらうさ。
  (祭りの支度しなくちゃいけないから、明日は仕事休ませてもらうよ。)


今日は、その祭りやわいのお話。

いきなりですが、これ、何だかわかりますか?
P1070201.JPG

町じゅう、いたるところにあります。
見かけるのは、家々の玄関前、溝と道路の間です。
サイズは5センチ角ぐらい。
丁寧に鉄のふたをかぶせてあるのもあれば、
土がたまって草が生えているのもあります。
P1070203.JPG  




答えは、これ。
P1070149.JPG
祭り提灯を掲げるための棹を、この穴に立てるのです。

いつもなら14日の朝にはとうにやわってあるのですが、
今年の14日は昼すぎまで土砂降りの雨でしたので、
雨が上がった夕方近くになって、ようやくあわただしく提灯の棹が立てられました。

提灯は、町内、神社によって、色も形も、紋も、
それから上につける傘の意匠も、違います。

ずらりとならぶと、町は異空間に。
P1070139.JPG

そして、そこを、りりしい麻裃やら、
P1070138.JPG

ポップなたっつけ袴やら、大胆な柄の長半纏やら、
P1070141.JPG

派手な陣羽織やら......が、行きかう。
P1070143.JPG
こちらは、町内で守る、屋台蔵。(4月14日、川原町の青龍台。)
三層の屋台を収めるのですから、背高のっぽの白壁の土蔵です。

屋台やわい」のために、年に一度、蔵の扉が開かれ、
町内総出で飾り付けをします。
子どもたちは、祭り本番にそなえて、
それぞれの役目の衣装を着せてもらいます。

町内の子どもたちは、市内に曳き出される屋台に上げてもらえます。
「動く陽明門」とも形容される、あのきらびやかな屋台の上に。

* * *

城山と宮川の間にはさまれているのが、観光客に人気の古い町並みですが、
祭りの屋台を所有しているのも、おおよそ、このあたりの町内です。
造り酒屋をはじめ商家が多く、大旦那とか親方衆と呼ばれる町方の人々が、
あの、お金も手間もかかる屋台を維持してこられました。

私が生まれたのは、宮川よりも西、高山駅に近いほうで、
町内に祭り屋台はありません。
だから、華やかな屋台に乗せてもらうことはできず、
祭りのたびに、「町の子」をうらやましく思っておりました。

何でもかんでも平等主義の今はどうだか知りませんが、
当時は、友だちだからといって屋台に乗せてもらえるようなことはなく、
その辺の規律はじつに厳しいものでした。

一度でいいから、のぼってみたかったなあ。

でも祭り屋台を守る町の人々のご苦労はたいへんなものです。
お金だってかかるでしょうし、祭りのための寄り合いが、しょっちゅうあるそうな。
「屋台のある町の子」たちは、長じてその苦労を担うわけです。
幼いころに、華やかに飾られた屋台の高いところで、誇らしげに揺られる特権は、
そのご苦労賃の前払い、という面もあるのかもしれません。

* * *

さて、冒頭の提灯にもどります。

提灯の文字には「献灯」、「輝」など、いろいろありますが、
私が好きなのは、これです。
P1070213.JPG

掃き清められた夜の町、各家の格子戸には清々しいすだれが掛けられ、
この灯り、この文字が、ならぶ。
明日の朝にはこの道を神さまがお通りになる、という気分が、
静かに町をひたしているように思われるのです。


年にたった2日の祭りのために、
高山の町家には、いろいろ妙なモノが置いてある。
祭り提灯だの、棹だの、唐傘だの、玄関幕だの。
そして、うちの父ももってました、
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※屋台のない町内の子だったカナシサ、

 事実誤認などがあるやもしれません。
 高山在住・出身のみなさま、
 何かお気づきの点がありましたら、
 コメント欄にてお知らせくださいませ。

※すみません。
 まちがえて、いっとき、この記事を下書き状態のまま公開しておりました。
 本日(5月2日)のものが、完成版です。
| 飛騨高山 | 00:22 | comments(6) | - |
春の高山祭り(日枝神社)

P1070051.JPG
4月半ばの高山は、まだこんな感じ。ようやく草が萌えはじめたというところ。

高山祭りは、春と秋の、年に2回、執り行われます。
飛騨山中のちっぽけな城下町が、あれだけの美祭を2度もまかなえるとは、
わがふるさとながら、大したものだと思いますが、
祭主は、それぞれ別の神社です。

は、日枝神社(=山王さま)。
は、八幡神社(=八幡さま)。

高山は、京都の町を模した作りになっていますから、それで説明しますと、
鴨川に当たる宮川を背に、東山に当たる城山を正面に見て、
右手(=南)にあるのが、日枝神社
左手(=北)にあるのが、八幡神社です。

八幡神社には、屋台会館なる観光施設があり、
年がら年中、祭り屋台を見学することができますし、
川端の朝市も近いので、人あしの絶えることがありません。
 ※八幡神社については、こちらの記事でご紹介しました。

対する日枝神社はそれにくらべて知名度が低い。
よって観光客の姿もめったに見かけませんが、
なかなかよい神社です。

何しろ静か。
そして参道脇にはきれいな水が流れているのです。
ずっとつづく石畳、杉並木、おまけに水の音。
いいでしょう?

P1070075.JPG
日枝神社、参道の始まり。すぐ左脇を、きれいな水が流れています。

P1070091.JPG
流れをたどってのぼっていくと、
境内では、祭りに向けて、氏子のみなさんが、忙しく働いていました。

P1070114.JPG
奥殿わきの大杉。

* * *

このあたりは東山が市街に向けて、切り立ったがけになっているため、
道路わきにも豊かに水があふれており、要所要所に水盤が置いてあります。
これは、だれかが家にあった石の臼を寄贈したものでしょう。
P1070066.JPG

いいなあ、と写真を撮っていたら、サッカーの練習帰りか、自転車の小学生。

コンチワッと元気に走り抜けざま、カラフルな靴下を、画面に入れてくれました。
ありがとうよ、少年!


上の画面の右手には、例によって火伏せの神さま、秋葉さまの小さなお社があります。
 ※ラブリーな秋葉さまについては、こちらでもご紹介。

いつもはかたく閉ざされた扉が、祭りのあいだは開いています。
御幣も清らに、幕の色もすがすがしい。
その前には、白木の三方がずらり。
海のもの、山のもの、田のもの、畑のもの、と捧げものが美々しく盛られています。P1070123.JPG
こういう小さなお社って、ドールハウスみたいだなあ。
中を見てみたいなあ。

と覗きこむ私の気配に驚いて、小さな社殿の陰からヒヨドリが飛び立ちました。
さては、と三方の上をよく見ると――、
P1070120.JPG
アッハッハ!
りんごに穴が開いておりました。
ガシュガシュと、小さなくちばしの跡。

お食べ、お食べ。
神さまにさしあげたものは、君たちのもの。
誰も文句は言わないよ。

スルメに、玉子のパック。
秋葉さまは、 にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ 街角の神さま♪

| 飛騨高山 | 07:20 | comments(2) | - |
春の高山祭り(の前)

天満神社の紅梅。
P1060950.JPG
4月13日撮影。

先々週、生まれ故郷の飛騨高山に帰りました。
4月の真ん中といえば、春の高山祭りです。
商売柄、新学期のスタートとかちあうこの時期、
めったに祭りに帰ることはできないのですが、
今年は曜日のめぐりあわせがよく、
久方ぶりに祭り気分の高山に帰ることができました。

昨秋の散歩編以降も、何度となく高山にはもどっておりましたけれども、
事情により、カメラをもってぶらつく余裕はありませんでした。
が、今回は、それもひと段落して、のんきに町を歩く時間が取れました。

歩けば、やっぱりよい町です。
今年の春の祭りはとうに終わりましたが、せっかくですので、
雰囲気の一端なりとお伝えいたしたく、数回に分けて記事にします。

といっても、祭り本番の15日には東京に戻ったため、
お伝えできるのは、その直前の2日間の様子です。
でも「祭りの前」というのは、むしろ当日よりも心弾むものがあります。

* * *

ここは家からも近く、子どものころよく遊んだ天満さまの境内。
例年ですと、梅と桜がいちどきに咲くのですが、今年は春が遅くて桜は固いつぼみのまま。
梅だけが、ひと足早く、開いていました。

よくよじのぼって遊ばせてもらった、天満さまのおつかいの牛。
P1060954.JPG
背中にまたがってはしゃぐ子どもたちを、神主さんは怒りもせず、遊ばせてくださいましたが、
今日はさすがに、四囲に注連縄を張りめぐらせて、おごそかなたたずまい。


国道脇の小さな神社ですが、本殿のまわりには杉木立もあり、夏は蝉採りの人気スポットです。
かの博物学者、南方熊楠の先見の明は、すばらしいものであったと、今さらに思います。
町や村に、てん、てん、と島のように残る鎮守の森は、
生き物にとっては、砂漠のオアシスのようなものなのに違いありません。

この日も、本殿脇の杉の根元に、木漏れ日をスポットライトのように浴びて、
アトリが一羽、降りたちました。

すたっ。
紅を帯びた栗色の小鳥。

車の音も、祭りの支度に忙しい社務所のざわめきも、その瞬間、すっと消えるようでした。


鎮守の森は  にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ 「鳥の駅」♪


☆・ しばらく、この「春の高山祭り(の前)」シリーズを続けます。・☆
「日本語文型辞典」率が急降下いたしますが、
どうかおつきあいくださいませ。
(ああ、猫率も下がります〜。)
| 飛騨高山 | 08:18 | comments(0) | - |
〜たら【解説】
きのうの例文は、これでした。(↓)

 ◇グリコ 「わたしをひざに乗せなさい。」
   お ば 「まきを運はこんじゃったらね。」
   グリコ 「いーや、今いますぐ乗る。」

ウリは、猫とは思えないほど、まことに聞き分けのいいコですが、
グリコは、そうはいきません。
ほんとに、こんな感じなんです。(実写版↓)



いますぐ! 乗るっ!
P1060770.JPG
この顔で甘えるんですようっかり膝に乗せたら最後下りやしないもーまいっちゃうなあぁあ......

* * *

さて、解説。

「〜たら」の「〜」に入るのは動詞だけではありませんし、
意味・用法も、もっといろいろあるのですが、
一回では語りきれないほど話が広がってしまいますので、
今回は、動詞のタ形限定の、これだけにしておきました。


最低限、初級レベルの日本語で押さえておきたいことは、
つぎの3点でしょうか。

(1)「Aたら、B」というとき、A、Bは時間的にこの順(A⇒B)で継起する。
  たとえば、「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」という標語がありますが、
  これはやはり、この文型で、この順でなければ、いけません。
  「乗ったら飲むな」というのは、きわめてナンセンスな忠告であります。
  (間違っちゃあいないにしても。)

(2)タ形を使うけれども、これはテンスの「過去」ではない。
  上の(1)に関連することですが、BよりもAが先に実現するという、
  相対的なできごとの順序をあらわす「た」なのです。
  ですから、「この授業が終わったら」とか、「来年になったら」のような、
  "未来志向"の例を、意識的に取り上げたほうがいいと思います。

(3)「〜たら」の条件節は、ほかの「と、ば、なら」にくらべ、後件(=主節)の自由度が高い。
  例文にあげたような、聞き手への働きかけ(「行こう/遊ぼう」)を含むような文は、
  ほかの条件節では使いにくいことがよくあります。

ほかにも、もろもろ語るべきことの多い文型ですが、
少なくとも導入時には、どちらかといえば 'if' よりも、 'when' として扱っておいたほうが、
のちのち、混乱せずにすむと思います。
条件節の複雑さについては、こちらの記事もご覧ください。

おしごと
おわった?  にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ あそぼ〜♪

この後しばらく、久しぶりに飛騨高山の散歩録をちらほらはさんでまいります。

| ★たちつてと | 08:21 | comments(3) | - |
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スタッフ紹介
清水由美=猫ヌキでは例文が作れない日本語教師。いまだニャンタに恋々。ウリが来てくれてよかった、この世に酒があってよかった、と思う日々。

ウリ=2008年初冬、八幡神社の境内で泣いていた女の子。猫とは思えないほど素直で気だてのいい灰色しましま。現在3歳。
 
グリコ=2010年暮れ、ご近所の家を出されてわが家の庭猫に。黒地に金サビのおばちゃん。年齢不詳。クールな顔で、甘えるったら甘える。

ニャンタ=18年近くをともに過ごした、猫度百パーセント、女王気質全開の三毛女史。ヒトの心をわしづかみにしたまま、2008年の梅雨空に、昇天。
清水由美の本です。
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