銀杏の変身と、ななさん




街には早くもクリスマスソングが流れ、
郵便受けにはカレンダーの届く季節になりました。


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まだ11月なんだけどなあ。


 


飛騨国分寺の大銀杏も、
10月の末にはまだ青々フサフサしていたのに――、

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(写真をクリックすると、そのときの記事に飛びます。)

 




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半月ちょっとたったこの日(11月19日)、
すっかり黄色に染まり、上の方はだいぶスケスケになっていました。




あと1週間早かったらなあ。
黄色というよりは金色に輝いていたに違いない。

このときは陽ざしがなかったせいもあり、

せっかくの黄葉が、くすんで見えました。

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それでも、いろんな国からやって来たお客さんたちが、
うれしそうに梢を見上げていました。



高山の人たちが言うには、
今年の紅葉は、どの木もイマイチだそうです。
この大銀杏も、じわじわ色づいて、じわじわ散っている由。
この木が一夜にして落葉する年は、大雪になるのだそうです。
ということは、この冬、高山の雪は少なめで済むのかな。


**



今回の帰省は1泊2日の、(ワタシにしては)強行軍。

高山でこんなステキな講演会があるというので、

早起きして聞きに行って来たのです。

 

 

自分は数か月前からたのしみにしていたくせに、

みなさまに宣伝するのを失念しておりました。

当ブログをお読みくださる方の中にも

降矢ななさんのファンはいらっしゃることでしょう。

まことにすまんことをいたしました。

 

 

で、講演会はですねえ、たのしかったです!

ご自身の小さいころの思い出とか、

お子さんの小さいころのこととか、

スロヴァキアの、人や自然や食べ物や動物たち、

作品世界に隠れている小さな秘密の数々を、教えていただきました。

 

講演会を主催なさった「ことだま」のみなさんと知り合えたのも、

私にとっては、大きな収穫でした。

本とことばを愛する方たちが、

じつに柔らかな発想で、さまざまな活動を展開なさっているのでした。

知らなかったなあ。

高山の町が、一段と深みを増して目に映るようになりました。

 

 

***

 

 

そしてその翌日は、

ななさんにつきまとって、市内観光。

十年ぶりくらいに、陣屋にも入ってみました。

 

以前は奉行所(=オフィス)部分だけの公開だったのが、

プライベートな役宅と奥庭まで公開されていて、

見ごたえがありました。


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ウサギの釘隠しがかわいかったり、

 

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ふすまの引手が意外にモダンだったり、

 

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コケラ葺きのミニチュアが

手の届く高さに展示されていたり......。

 

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板を葺き重ねることで、こんな柔らかな曲線も出せるんですねえ。

 

 

 

あとは大急ぎで買い物をすませて、帰路につきました。

前回買いそびれたそば粉も、無事に入手。

 

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エモノを詰めるのに使ったトートバッグは、

ななさんのオオカミつき♪

PEACE FOR CHILDREN

 

 

****

高山は2日間ずっと雪もよいでしたが、
松本を抜けて諏訪湖にさしかかるころ、みるみる青空が広がりました。

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風は凍える冷たさだけれど、

湖の上をその風が吹き渡って、雲を蹴散らす。

冬の青空、大好きです。

 

 

さてさて、

冒頭のカレンダーが気にかかりましょう?

なんとか明るい時間に写真を撮り直して、

あすにでも改めてご紹介いたします。

 

しばし、お待ちを!

 

 

 

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十月みそかの高山#4 おやつ





高山の駿河屋本町店で買った栗よせが、

思いのほかにおいしくて、うれしい。
おいしいおやつがあるときは、

ちゃんと丁寧にお茶を入れましょう。
 

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こころ静かに、しみじみと味わうのよ。
たとえ、お茶の向こうに妙なものが見えていても。

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たとえ、ざぶとんには座らせてもらえなくても。

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おやつが足りない人には、
あずきの甘納豆もございます。

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ずずっ。
熱いお茶がおいしい季節になりましたなあ。


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==おまけ情報==

上で、栗よせを乗せている小皿は、瀬古有美さんという方の作品です。

かすかなご縁がありましてな。この夏、手に入れた1枚。

おや、ちょいと気になるじゃないか、この目で見てみたいぞ、

とお思いになられましたら、銀座三越へGO!

14日まで、益子・濱田窯のお師匠さんのお作と合わせて展示中。

せこゆみさんのツイート

十月みそかの高山#3 不審物




りんごのほかに、高山から買って来たもの。
 

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お餅は、いつもの朝市のYちゃんのとこ。
時間が遅くて、好物のヨモギ餅は売り切れ。
でも、代わりに買ったとち餅は、栃の実のあく抜き加減が絶妙で、
ほのかにえぐいような苦みが残っていて、これは掘り出し物でした。

真ん中の「栗よせ」は、蒸し羊羹です。
中の栗は甘くて柔らかいだけの甘露煮ではなくて、
コリコリした感じの山栗が使ってあると、最高。


私の中では、この季節の高山のおいしいものベスト1なのですが、
当てにしていたお菓子屋さんが定休日で買えず、
このままでは2年連続食べられないことになる!と焦り(焦るのよ)、
開いていたスーパーで、適当に買いました。

むっちり感が少し足りない気はしましたが、
でも期待以上においしかった!
今度から、スーパーで栗よせを買うのもアリだなあ。

 

 


検品係を買って出る灰色しましま猫。

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何だかわからないものがあれば、質問を受け付けますよ。

(読者のみなさまも、どうぞ。)

 




ふしんぶつ、はっけん!

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あ、これ?

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何だろう。
遠野産が混じっちゃった。


ふしぎ、ふしぎ。

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十月みそかの高山#2 りんご

 

 

 




高山の朝市で手に入れてきた紅玉りんごです。

これで500円!
 

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飛騨国分寺で、大イチョウを見上げながら1個かじりましたから、

正確にはもう1個多くて、500円!


 

いつもの「朝焼け色のジャム」にします。


皮と実に分けて、それぞれクエン酸入りの水につけ、

まずは皮のほうを火にかけます。
 

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ほれぼれするような香りと色。
 

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皮を取りのけたら、実の半量を入れます。

それがぐずぐず煮とろけてソース状になったところへ、

残りの半分を加えて、形が残る程度に煮ます。
砂糖は、グラニュー糖を使います。
 

 

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出来上がり。
 

 

このあと出かける用事があって気が急いていたのが敗因でしょうか。

もうちょっとしっかり皮の色を取るべきでした。
☆このときのほうがきれいにできたなあ。

よかったら過去記事をご覧ください。

 

 

 

 

それでもじゅうぶんきれいな色です。

朝の光がよく似合うジャム。
 

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ウリすけにはヨーグルトを少し進呈。

前は見向きもしなかったのに、

このごろちょっぴり食べるようになりました。
 

 

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このジャムの作り方を知ったのは、
ばーさんがじーさんに作る食卓です。
何というか、心のよりどころになるようなブログです。

こちらのレシピで料理をしていると、真人間になれる気がするのです。
「ばーさん」ことcincoさんがご療養中で、
しばらくお休みが続いているのが、読者としてはさみしい。
早くよくなられますように!


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十月みそかの高山#1 大銀杏




紹興酒の瓶を抱えて酔いつぶれる猫。

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おばの爪先を、ぎゅ〜♪

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もー、困るなー、このねこ〜。


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きょうから4日間、今週の残りは、
先週末の飛騨高山訪問記をお送りします。
「続きを読む」(↙)からどうぞ。

 

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高山の秋野菜など

 

 

 

ここ、ねこぶろぐ、ですにょ。

 



いや、日本語ブログのつもりだけど、

とにかく、きょうも高山バナシ。

 

 

きのうの続きです。

カメラの電池が切れちゃったので、

タブレットで撮ったのやら、

東京に戻って来てから撮ったのを、まぜてお送りします。



まずは、焼きナス用のナス。

おっきいのです。


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(オジガハラでくつろぐグリコさんにモデルをお願いしました。)


 

 

いっしょに買ったコナスと並べてみた図が、こちら。

こんなに違うのだ。

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焼きナス用のナスは、直火で皮が真っ黒になるまで焼きます。

中はヒスイ色にとろりとして、

お醤油を少し垂らすだけで、極上の味わいです。

 

東京あたりでふつうに売っているふつうのナスでも

焼きナスはおいしいけれど、この味にはかないません。

 

 

 

コナスは、ぬか漬けによし。

辛子を添えるとますます美味です。


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今回は数が少なかったので、揚げ浸しにしました。

 

 

 

このインゲンは、アキシマササゲといいます。


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「秋+縞+ササゲ」だと思うのですが、

この紫のシマシマが、加熱するとあざやかな緑に変わります。

たっぷりの出汁で、薄味に煮ます。

 

 

 

かぼちゃは、従妹Eちゃんのオットさんの労作。


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まだ食べていませんが、もう一人の従姉Tちゃんによれば

「絶品やって。ほんと。砂糖なんか要らん!」

とのことであります。
(うちは、縁あってやたらイトコが多いのだ。)

 

 

朝市ではお餅もよく売っています。

帰京する日の朝また陣屋の市のYちゃんとこで買ってきた、つきたて。

材料名「もち米、ヨモギ」というシンプルなもの。

そりゃもう、いい香りです。

(この日もやっぱりおまけつき。朴葉味噌の小袋をくれました♪)


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あと、私が定番の土産にしているのは、

武藤杏花園の印譜落雁。

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素朴な麦焦がし粉の落雁なのですが、味わいもさることながら、

古い印譜をかたどった、その薄さと形が、しゃれているのです。

店がまえも、本物のたたき土間(三和土)に、帳場は畳敷きで、
なかなかすてきなのですよ。
 

 


先にお見せした「屋根より高いサルスベリ」の写真、
つくづく電線が残念でしたが、
市内には、電柱を地中化した町内もあります。
空が、広い。

 

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あしたは何ブログ?

 

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※またまた自動更新でお送りしております。

 コメントのお返事が遅れますが、ご容赦くださりませ。

 そしてあしたは、猫ブログのくせに○○○のお話。

高山の青い空



先週、じつに久しぶりに、高山に帰りました。
飛騨も、この夏はいろいろ不順だったそうですが、
この日は、みごとに晴れました。



ご覧ください、この青空。

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ここは陣屋前の朝市。

秋晴れというべきか、夏の名残りの空と呼ぶべきか、
日なたにいるとチリチリと肌が焦げるほどだけれども、
空気はからりと乾いて、日陰に入ればすっと汗が引きます。


従姉のYちゃんが出している店で、墓参用に菊の花を買い、

ブルーベリーをおまけにもらう。

 

Yちゃん、いっつも何かおまけしてくらはるんや。

そんなことしとったら、儲からんに。

 

ところで、「花を買う」という行為、

花屋さんできれいにリボンをかけてもらうのも心浮きたつものですが、

バケツからあげて、新聞紙にガサガサっとくるんでもらうのも好きです。

「日用品」とか「生活必需品」っていう感じがして。

 

新聞紙にくるまれた花を前かごに入れ、

自転車を押して、城山への坂道を上がります。

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坂道って、いいですよね。
とくに上りは、「道の向こう」が見えないのが、いい。
ここは右手が古い石垣、左手には空がひらけていて、
大好きな坂道のひとつです。



照蓮寺の長い塀。

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ここは、以前にもご紹介したことがあります。
そのときは、春浅く、冬枯れの景でした。⇒☆山都の春



今は、緑のかげが濃い。

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今回も、右手に見えるガラガラポンのおみくじを引きましたよ。
12番の「吉」でした。

 

 

 

――と、ここでカメラのバッテリーが警告の点滅。

充電器を持っていかなかったというお粗末で、

これが、今回のさいごの2枚。

 

城山を反対側に下った住宅街にて、

屋根より高いサルスベリ。

 


P9010122.JPG

 

あーあ。

お見せしたいもの、いっぱいあったのに......

 

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※あら、猫がいない。

 あした、木曜に続きます。

 (そして、あすからまた予約更新です。)

年の瀬の高山 #1



暮れに高山に帰ったときのご報告です。

 

 

快晴の中央道をひた走り、
新宿発飛騨高山行きのバスは、諏訪湖を通過。
 

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あら、糸守町?



飛騨山脈の東側は、雪も少なくて暖かくていいね。
と思いながら、平湯峠にかかると――、



おや、まあ、平湯の雪も、これっぽっち。

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平湯のバスターミナルでは、
なけなしの雪を固めた、ニワトリアタマ。
駐車場の除雪作業の人たちも、
この冬は(今のところ)余裕しゃくしゃくのようですね。

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タイ語らしきことばではしゃぎながら、
若いお嬢さんたちが記念撮影をたのしんでいました。



市内に入った翌日。
祖母のお墓のある寺内の蓮池も、
例年なら、氷が張り詰めているはずが、
水に青空を映しています。

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雪吊りが所在なさげな、町のなか。
観光客の記念撮影の邪魔をしないように、
四方八方に気を配りながら、赤い中橋を渡ります。

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そういえば、
JR高山線の高山駅の建て替え工事が終わっていました。
 
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ごく正直な感想を言わせてもらえば、
うーん......
いや、正月早々、文句を言うのはよそう。(←言ってる。)

 

いろいろ変化をつづける観光都市、高山ですが、
街の真ん中を流れる宮川の水が透き通っているのは、
自信を持って「きれいでしょ!」と自慢できます。

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その中橋の少し上手の粉屋さんで、
いつも通り、そば粉500グラムを購入。

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わたくし、お酒のあとに無性にそば湯が飲みたくなる体質で、
冷蔵庫にそば粉を常備しておかないと、不安でなりません。
帰省のたびに500グラムずつ買うのが、ちょうどいいサイクル。


いつもは無駄口を叩かずに買い物を済ませるのですが、
このときは、ふと、お店の人に聞いてみました。
「こちらの裏手に、大きな柳の木がありましたよね?」
今回、その木がなくなっていることに気がついたからです。

そうしたら――
「ああ、ありましたけど、倒れてまったんですぇな。
 まンだじいちゃんがおったころやで、8年くらい前やろか。
 寝とったじいちゃんも気がつかなんだって言いますで、
 よっぽど静かに倒れたんですろなぁあ。」

夏は陰を作ってくれてありがたかったという大きな柳。
ほんとうに、それはそれはみごとな、大きな木でした。
家にいた人が気づかぬほど静かに倒れるものなのだろうか。
うらやましいような「しまい方」です。
※高山の人は、生を終えることを、
 「しまう」「しまって行く」と言います。
 「あすこのばさま、きれいにしまって行かはったな。」のように。

 
それにしてもこの8年、たびたびこの場所を通っていながら、
あれだけの巨木の、その不在に気づかなかったとは。
われながらうかつですな。呆れますな。



そんなわけで、中橋の近くに3本あった
巨大なしだれ柳は、今やこの1本だけになってしまいました。

PC280115.JPG

おじい柳、元気でいてください。

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※お気づきかと思いますが、今週は更新日を間違えておりました。
 わたくし、1月1日が月曜だと思い込んだんですな。
 そこから1日おきに大マジメに記事をアップしてきたのですが、
 あれ? あれれれ? なぜに今日は木曜日なの?
 .....。
 2017年も先が思いやられますが、ゆるゆるまいりますので、
 みなさまも、どうぞ、ゆるゆるおつきあいくださいませ。

山都の春 #おまけのおまけ





いいでしょ、このお風呂。
名前は「桃の湯」。

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家からはちょっと遠いので、これまで1度しか入ったことがなく、
最近は、見かけても閉まっていることが多かったので、
もう営業していないかと思っていたのです。

それが、今回、用事でお昼ごろ通りかかったら、暖簾が出ている。
なんと朝からやっているのかと感激し、
よし、夕方来よう、と思って、出直したら、
まだ6時前だというのに、もう閉まっている。
えぇえ〜? 朝風呂だけってこと?

翌日も、無理矢理、用を作って回ってみたのが、この写真です。
やっぱり煙突からは煙が、そして暖簾も、出ていました。
で、営業時間を確かめるべく、ガラリと開けて入ってみたところ、
番台には人がいない。

代わりに、ピンクに染まったアマゾネスが出迎えてくれまして、
「ここ、5時までやよ。今入ってかはりゃええに。」とおっしゃる。
(=5時までですよ。今入って行かれればいいのに。)

お使いの途中だったので、そのときも入れませんでしたけれども、
とにかく営業していることはわかりました。
今度は3時までに行きます!



3月末の高山、いかがでしたか?

(別の)銭湯帰りの夕闇の中、近所の神社を通りかかると、
カンカコ(=闘鶏楽)の稽古の音が聞こえました。
頼りなげで、たどたどしくて、
まるでウグイスの初音のようでした。

高山の町は、もうすぐ春の祭りを迎えます。
カンカコの子どもたち、上手に打てるかな?

ほーほけきょ♪
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山都の春 #おまけ



城山のとっつきにある、照蓮寺の築地塀。

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ずーんと抜けると、高山の市街を一望する広場に出ます。
最近ちょっとね、一望したくないモノも増えておりましてね、
いまいち、自信を持ってオススメできんのが残念ですが、
この一角は、好きです。



その裏手に、小さなお社がありまして――

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画面右手前の賽銭箱の脇に、こんなものがございます。

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ぶら下がっている鉄の筒をガラガラ振りますというと、
きざみの入った鉄の棒が1本、出てきます。


がらがら、ぽん!

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で、その刻みの数が、神さまからのお返事。
小屋根の下に、額がかかっておりまして、
それと照合するわけです。


こたびのワタクシは、5番を引きました。
どれどれ。

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「信ある者は常に幸慶あり」
にゃるほど。


ちなみに、12番は、こちら。

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1番は?

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いいなあ。
どちらに転んでも、しずかにさとし、励ます、この文言。
ここのおみくじ、大好きです。
ありがとう、お稲荷さま。


と言いつつ、
賽銭を入れてくるのを忘れた不信心者!
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山都の春 #5





高山から帰った晩、
ちゃぶ台にもたれて、たまった新聞を読んでいると――



♪♪

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ねえ、ウリすけや、
たまにはひざに乗ったらどうかな?
乗った方が話は早いんじゃないかと思うんだけどな。





ずぇったいに乗ってくれない灰色しましま猫を、





ウエストひねりで、激写!

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腹筋が痙攣!



さて、春の高山、
最終回は、帰りのバスの車窓から。


国道158号線を東進すると、
やがて乗鞍岳が、フロントガラスにのしかかってきます。
(一番前の席をゲット♪)

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子どものころ、乗鞍はあまり好きな山ではありませんでした。
どこが山頂やらよくわからないし、
ただゴツゴツ、モリモリしたカタマリに見えて。


でも、今は好きです。
厳冬の青空に、神々しいほどに光る雪をたっぷりたたえた姿、
春の夕陽を受けて紫がかった桃色に染まるのも、うつくしい。
ゴツゴツ、モリモリの無骨な量感が、今は大好きです。


やがて平湯へ。
スキー場の雪も、さすがにもう、はげはげです。

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乗鞍も好きだけど、やっぱりこの山は文句なしの美人さん。
またしばらく、さようなら、笠ヶ岳。

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おみやげは、バスの休憩時間に見つけたフキノトウ。

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ただいま、ウリグリ
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週末も、おまけ記事アリマス。

山都の春 #4



 
ウリ、今ごろ、どうしてるかなあ。
おじちゃんにも甘えられず、ぽつんとしてるんだろなあ。
 
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でも、お日さまがあれば、何とかなるよね。

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オット氏からのメールによれば、おばの留守中、
実際、ぽつんとしてたみたいです。
愛しやのぅ。



高山散歩のつづき。

実家の墓があるのは、城山の奥。
城山は、京都で言えば、東山の位置にあります。
鴨川に当たる宮川を東に渡り、
「古い町並み」から、ちょいと上がると、
こんな道があります。

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若いお母さんが、二人のお子を連れて歩いていました。
たのしそうにはしゃぐ声が、深い木立に吸われていく春。


深いようで浅く、浅いようで深いのが、城山という山です。
こんな小さな子どもの足でも楽に歩けるし、
木立の間からは人家も見えます。


それでいて、
こんなうつくしい花が、ひっそりと咲いてもいる。

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オウレンと言います。
わずか10センチほどのはかなげな花ですが、
つやのある深い緑の葉、シックな茎の色、
線香花火のような繊細な花姿。
この季節に出会えると、しあわせな気分になります。


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種の形も特徴的です。
画面左の花は、種ができかけていますね。



木漏れ日を縫って、猛スピードで飛ぶ蝶。
この姿で冬を越したのでしょう。

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ええと、たぶんアカタテハでいいと思うんですが、
大きな朴葉の上でお日さまを吸っているところを
やっとで撮影させてもらえました。

==4月9日訂正==
この蝶はテングチョウでした!
こんなに目立つ天狗のお鼻を見逃していたなんて......
教えてくださった畑のもぐらさん、junbeeさん、
ありがとうございました!





城山を歩く観光客はまだまだ多くはありません。
この魅力を、もっと知ってほしいような、
でも、静かにそっとしておいてほしいような。


うーん、悩むなあ。
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※オウレンに来ていた蜂と、気がかりなブルーシートの写真に、つづく。 
続きを読む >>

山都の春 #3




で、このワシャモシャは何?

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ああ、それは、イースターの玉子のクッションです。
おじちゃんがどこかの教会でもらってきたんですよ。
子どもは3つなのに、大人は2つしかもらえなかった、って、
ぶつくさ言ってましたよ。(いい大人が!)



さて、高山散歩。

この日は、デートの相手(=母)にドタキャンされ、
丸一日、すっぽり空いてしまったので、
ゆっくりお墓まいりの後、ぷらぷらと山を下りて、
お昼どうするかなあ.....、と思う目の前に、
いたりあ〜ん♪

花
オステリア・ラ・フォルケッタ

以前、高校のときの友人たちと一度だけ入ったことのあるお店です。
ふぅむ。
たまにはひとりでゼイタクするのもいいんじゃなかろうか。



というわけで、柄にもなく、グルメレポートしちゃいます。
(近くの席に他客がなかったので、カメラを取り出す。ドギマギしますな。)



前菜盛り合わせ。

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一枚のお皿の上に、温かいものは温かく、
冷たいものはひんやりと、丁寧に盛り付けられた品々。
(に、敬意を表すべく、ワインを追加オーダー♪)

手前の黒いものは、イカ墨を練り込んだ塩味のドーナツ。
あと4つぐらい食べたかった!



パスタは、サクラマスとそら豆のクリームソースを選びました。

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わずかにしょっぱかったけど、美味でありんした。
パスタも手打ちなんでしょうね、きっと。



デザートは、パイナップルとココナツのケーキ。
添えられたキンカンの砂糖漬けがおいしかったです。

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いつもコーヒーには何も入れないのですが、
たっぷりの牛乳を温めて出されたので、ぜんぶ使いました。
飛騨は牛乳もおいしいのだ。

ほかに、温めたフォッカッチャもひとカゴ付きまして、
お腹は、ぽんぽこ。
ごちそうさまでした!

町家を改装した、落ち着いた建物です。
海老坂をエイホエイホ登らないと、たどりつけません。
カロリーの帳尻合わせが必要な場合は、
海老坂をうさぎ跳びで3往復ぐらいすればいいかも。


昼酒って、どうしてこんなにおいしいのかしらら?
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山都の春 #2


 

アタシは別に、あの人が留守でもかまわないわよ。
っていうか、いない方がうれしいかもだわ。
だって、爪切るんだもの、あいつ。
失礼しちゃうわよね。


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帰ってから、さっそく切ってやりました。





さて、高山散歩のつづきです。
着いた翌朝、陣屋前の朝市で、
こんな物を買いました。

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カンゾウです。
夏、オレンジ色の花を咲かせる、ユリの仲間。
(ノカンゾウとヤブカンゾウがありますが、これはどっちかなあ。)

食べられるとは知っていましたが、
食べたことはありませんでした。
イソイソと購入、これで100円。

その足で、墓参りに向かったのですが、
途中の公園の石垣の上を見たら.....、


あっら〜。

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軽く、500円分ぐらい生えてました。あはは♪


あ、で、カンゾウのお味ですが、
おいしかった!!
さっと茹でておひたしにしましたが、
名の通り甘く、かすかにぬめりがあって、しかもシャキシャキ。
お醤油を水で割ったほのかな味つけで、丼いっぱいイケます。
(あの斜面のも採って(盗って?)来ればよかった.....。)


さて、散歩のつづきに戻ります。

子どものころよく遊んだ小さな谷地の田んぼ。
今は耕す人もなく、荒れ果てていますが、
段々の下の方には、まだ湿地めいた場所が残っています。
そこで、出会いました。


リュウキンカ!

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ほんの小さなひと群れでしたが、
あたりがぱぁあっと明るくなるような、みごとな黄色。


図鑑で見かけるのより花弁の数が多くて、ゴージャス。

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泥の中から出てきたことがよくわかります。
花弁の汚れも、愛おしい。

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さらに進むと、見過ごしてしまいそうな、小さな花。
ヒノキや松の木の下、落ち葉に埋もれ、
地面に貼りつくように生えています。

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去年、初めて気がついたのですが、
何の仲間かも見当がつかず、途方に暮れていたら、
教えてくださった方がありました。
イワナシです。
(facebook、バンザイ♪)

このつぼみが開くと、やさしいピンクのベルになります。
ぜひ図鑑やネットで、写真を見てみてください。


高山の春は、町の端っこを歩くべし!
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「古い町並み」は、東京原宿、竹下通り状態でした〜。
 

山都の春



どこ いくですか?

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おばちゃん......

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嗚呼!



うしろ髪を引っ張られ過ぎて痛む後頭部をさすりさすり、
おばが出かけた先は――



温泉

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いや、実家の飛騨高山に帰っただけなんですが、
急いで帰る用事がなくなったのを幸い、
平湯温泉で途中下車したのでした。



あちこちの日陰には、汚れた雪の山が残っているし、
観光施設の水車には、まだ氷がびっしり。

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でも、かやぶき屋根の軒先からは、
雪解けの水が飛び散る。

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軒下のそろばん玉のようなものは、干し大根です。



神社の石燈籠のコケにも、春の兆し。

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小さな旅館のお風呂に入れてもらって、
貸し切り状態で、たっぷり2時間。
よい道草をして、高山の市街に入ると、
道路の雪はすっかり消えていました。


雪解け水をたたえて透き通る、宮川の流れ。

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桜は、さすがにまだでしたけれども、
町じゅうで、梅や沈丁花が満開、
どこを歩いていても、花の香りに包まれました。


道端のヒメオドリコソウ。

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東京で見るこの花は、どことなくほこりっぽい印象ですが、
ここでは踊り子の衣装も色濃くて、ビジン度アップ。


休耕田脇の斜面に水仙。

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忘れられても、花の方は、忘れない。
(カッコイイじゃないか!)


山間のビニールハウス も、春の準備万端です。

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ビニールが巻き上げられて、土もふかふか。



そうそう、平湯では、さかんにゴジュウカラが歌っていました。
フィフィフィフィフィフィフィ......
かすれ気味の、やわらかな口笛のような声です。


それで思い出したので、
自宅の庭のメジロをご覧いただきましょう。

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(このりんごの切り方は、先日ご紹介しました。)

え?
りんごしか見えない?
ほら、小さなかわいいくちばしのあとが......


シンガンを鍛えましょう!
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※今週は、3月末の飛騨高山のようすをご覧に入れます。