「続報」の前に

 

炎暑お見舞い申し上げます。
 

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いやいや残暑でしょ?

という指摘は受け付けません。

 

 

 

 

だって、

うちのだいじな猫が

こんなことになってるじゃありませんか。

 

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残暑と呼ぶには

狂暴すぎます。

 

 

 

こたびのわたくしの体調不良の顛末について

「続報」を出しますと申し上げたのですが、

その前に、

うれしいニュースが飛び込んできました。

ご紹介させてくださいまし。

 

 

今学期担当したH大の学生の投書が

めでたく、東京新聞に採用されたのです。

 

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2020.8.11の東京新聞朝刊「発言」欄

 

 

昨年度も同じ講座から一名、採用されています。

☆「フクロウ人間 コンビニに憩う」

授業の詳細などは、↑をご覧ください。

 

 

 

もう、ね、

清水プロデューサー、鼻高々ですわ♪

いや、何もしてないんですけどね。

私は学生の文章に手を加えることはしません。

ここ変ですよ、というところにマークをつけ、

全体的なことをちょこっとコメントするだけ。

あとはカ・キンさんが、がんばりました。

 

 

とはいえ

去年も今年も10名前後の小さなクラスです。

これはかなりの「打率」ではあるみゃあか。

うふ、やっぱりジマ〜ン♪

 

 

**

 

 

それにしても

連日、体温と気温がほぼ同じって

どうなんでしょう。

 

 

みなさまも

ウリ猫にならって

少しでも安全な場所でお過ごしください。

 

P1360315.JPG

 

しかし、おのおのがた、

ここに、よい知らせがござる。

きのう8/13未明、

ツクツクボウシが鳴きましたぞ。

 

 

夏よ、お前はもう終わっている!

ぐはははは!

(壊れかけ)

 





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咳えちけっと

 

 

月曜日の記事

熱心に手ぶくろの手入れをしていた

ウリ猫ですが、

一瞬、こんなかっこうをしたんですよ。

 


これは!

 

 

これは!

 

 

 

咳エチケット?!

P2130035.JPG

 

 

咳やくしゃみのときに
口もとを肘のあたりで覆うこのポーズ、
英語では「ドラキュラのくしゃみ
っていうんですって。
『猫ネコ英語』の記事で学びました。

 

 

ウリキュラ伯爵

マナーがいいわあ。

 

 

(注)

足は上げなくていいです。

 

 

 


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さてさて、春休み恒例「留学生は見た!」におつきあいくださいまして、ありがとうございました。
作文を提供してくれた学生のみなさんも、ありがとうございました。

公開していいという意思表示がなかった作品にも、おもしろいのがたくさんありました。

ご紹介できなくて、残念。

数として一番多かったのは、今回も「ちょっとあいさつしたぐらいでワタシの日本語ホメるのヤメテ!」でした。

つぎに多かったのは、「日本語わからないと思って陰でワタシのこと話題にするのヤメテ!」でした。

日本語ネイティブのみなさま、ご注意くださりませ。

 

毎日のように各大学からお知らせメールが入ります。

新学期の開始はどこまで延期されるのか。開始できるのか。

「教室」や「授業」の概念も大きく変わりそうな予感です。

日本中が、いや世界中が手探りの日々ですが、少しでも気持ちを明るくたもって、春を待ちましょう!

手(足)の置き場

 


風呂ぶたの上で
ウリすけが
手ぶくろのお手入れ。

P2130033.JPG



熱心です。

P2130034.JPG




しあげのひとナメ。

P2130036.JPG



気が済んだらしい。

P2130037.JPG

で、
その右足に
意味はあったのかな?

花
 

春休み恒例シリーズ


留学生は見た!

最終回10人めは

中国のNXさん

 

 

ごはんを食べる時、手は碗をもって食べるまたは碗の近くに置くのがいいと言われた。私がご飯を食べる時、時々左手をひざに置いたり、自分が慣れた位置に置くから、急に言われてすごく不自然な感じがした。普段気づいてないからいきなり姿勢を調整するのはいやだなあと思った。でも日本にいるからしかたなくそれを変えた。でもやはり違和感がある。

 


 


食事のマナーをめぐっては

毎回、違和感を訴える人がいます。


「わかってるけど、ヤだ」


これはもう、
いかんともしがたい。
その国の文化にどこまで寄り添うか
どこからは譲れないか、
自分の心に相談しながら
「調整」するしかないのでしょう。


でも
双方のこうしたズレが
食卓の会話のきっかけになれば
それはそれで

いいんじゃないでしょうか。


お互いにまねっこしてみたりして
「わあ、むずかしい」
「へんな感じ〜」
などと盛り上がることができれば

たのしいだろうと思います。


ウリ猫のこの右足は
まねっこできないけど!
 

 


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後悔



ひざに乗るのは嫌いだが
ひざのあいだに入るのは
やぶさかでないらしいウリ。


アグラにすっぽりはまって
おばの晩酌に付き合っております。
 

P2180086.JPG
(上空から撮影)




適当にカメラを下におろして
当てずっぽうにパシャリ。
なかなかかわゆいのが撮れました。

P2180093.JPG




おばちゃん、
何食べてるですか?


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――と聞くので、
ワインのおともに

イヨカンを食べていたわたくし、

ウリ鼻にその指先を提示する。




聞くんじゃにゃかった......
 



花
 

春休み恒例シリーズ


留学生は見た!

9人めは

中国のJQさん

 

 

 納豆についてのこと(あるいは、他の人は自分が嫌いな食べものをしらない場面)

 多くの日本人は大分納豆が好きだが、その味は私にとって、ちょっと嫌い。日本人の友達によく「食べてみて」と言われて、ことわりにくいから、いつも我慢して食べた。納豆が健康にいいと知っているが、多くの外国人には苦手だと思っている。ほんとうに毎回食べてみた後で、今後やはり食べなかったほうがいいと思う。




 

 

「ことわりにくいから」
我慢して食べちゃうのね。
そして毎回後悔しちゃう。
(かわいいなあ。)


JQさん、がんばって断ろう!
あるいは、
がんばって自分を鍛えよう!


ワタシも
納豆が好きになったのは
大人になってからでしたよ。


JQさんに勇気を!
あるいは
新たな味覚の開眼(かいげん)を!

 

 


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クレーム



言いたいことは
ちゃんと言うにゃ!


P3190003.JPG



花
 

春休み恒例シリーズ


留学生は見た!

8人めは

中国のWYさん

 

 
私は「文句」についての口頭表現を学ぶ時に、いつも「知らない人に対して、いくらおこったのに『......困りますよ』などのひどい(自分はひどくないと思うけど)言葉を使わないてください」と言われて、そして、日本人の友達をインタビュオした時、上司にも絶対に文句してはいけないとも言われました。じつはやさしすぎると思うので、××的に悪い行動をした人を提示してもいいかなって思います。そして、上司が目上の人だけど、ミスをする時もある。文句してミスを改正させることもできないのって困っています。

※注:「××的」は、判読不能でした。漢字2文字です。

 

 



目上の人のミスを指摘するのは
かなりハードルが高い。
しかもそれを外国語でやるのは
なおさら困難でしょう。


ちょっとした文末の違いで
相手をひどく怒らせたり
傷つけてしまう危険があります。


でも
言いたいことを腹にためておくのは
健康に悪い。
組織のためにもマイナスでしょう。


語学教師としては、
学習者が言いたいことを
しっかり言えるように
サポートしたいと思います。


教室の一斉授業では
なかなか個別のニーズには
こたえきれないけれど、
アンテナだけは立てておきます。


ワタシもWYさんに続くぞ!
(あす火曜日に続きます!)

 

 


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くつした



晴れた朝は
カーテンのテントで
日向ぼっこ。





猫はいつもナマアシだけど――






ふっかふかで、
あったかいのよ。



花
 

春休み恒例シリーズ


留学生は見た!

7人めは

タイのVMさん

 

 
日本人から言われるといやだなあと感じることはくつしたについてのことです。私の国(タイ)は一年中あついので、sneakerをはく時だけくつしたをはきます。日本に来たのはきょねんの9月です。その時、sneakerではなくてもくつしたをはく日本人をよく見ました。しかし、私はくつしたをはかなかったです。その時日本人から「タイにはくつしたがないの?」と聞かれました。その時、私はばかにされているかと思っていました。日本人はくつしたをはかないとしつれいなことになるか、今でもよく分かりません。それから、sneakerしかはかなかったです。なぜなら、きたない人に見られたくないからです。

 

 

 


これは難しいですな。
事実関係がわからないと
何とも言いようがありません。


sneakerではなくてもくつしたをはく
というのがどういう状況なのか。


そういえば以前、
日本人はサンダルのときもくつしたをはくんですね!
と驚いていた留学生がいました。
サンダル履きにくつしたの組み合わせ、
違和感をもつ人は多いのかもしれません。
でも日本の役所などではよく見かけます。
職員室の男性の先生とかも、そう。
女性の場合は
おしゃれでそうする人もいますよね。


反対に、
パンプスなどのカッチリした靴でも
ストッキングをはかない人が増えました。
ただし、

ほとんどの人は

ごく浅いくつしたをはいていますよね。
 


VMさんが出くわしたのは
どういう状況だったのかしらん。
もしかしてもしかしたら、
その日本人は
ほんとうにばかにしたのかもしれない。

あるいは軽い気持ちで
からかっただけかもしれません。
でも、
冗談というにはタチが悪い。

 

**

不自由な外国語で話しているとき、
相手の発言に「む?」と感じても
それが冗談なのか、本気なのか
そこがわからないのはつらいものです。

 

 

 

もしも相手に侮蔑の気持ちがあるなら、

それにはちゃんと気づいて

ちゃんと反撃したい。
ことばを武器にしたいわけではないけれど、

必要ならば戦える備えは持っていたい。



どうすればいいのでしょうね。

とってもささいなことだけれど、

のどに刺さった小骨のように

気になります。

 

 

VMさんが

スニーカー以外のおしゃれを

気持ちよくたのしめますように!

 

 


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みんなと違うこと

 




こちら、
ウリ猫先生です。

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猫ベッドのタダシイ使い方を
教えてくださるそうです。




こうにゃ!

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はんぶんだけ
乗るにゃ!


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タダシイ使い方は
猫が決める。

 

 

花
 

春休み恒例シリーズ


留学生は見た!

6人めは

中国のYJさん

 

 
「みんなと違うことをするのは嫌だ! 絶対しない」と日本人の友達がよく言っている。先月、入っているサークルのメンバーと一緒にスキーに行った。一泊二日の旅行だから、夜は飲み会をすることになった。しかし、その夜、少し疲れたので、日本人の友達に「疲れたから行きたくない」と言った。友達は「俺も疲れたけど、やっぱり、みんなと一緒にしないといけないんだな」と答えた。その話を聞くと、すごく嫌な感じがした。疲れたのに、なんで無理にみんなと一緒に飲み会をするか。私だったら絶対にいやだ。したくないことを無理にすることなんて。日本では「和」が重要だと分かっているが、自分がしたくないことだったら、やっぱり無理しないほうがいいと思う。

 


 


自分が何をしたいのか
何をしたくないのか
そのことが案外わからない。


自分を見失うっていうか
見失っていることに
そもそも気づかないっていうか
そういう状態になってること、
よくあります。


**


里山保全ボランティアの活動も休止です。
林の中に散って、黙々と働くのに。
「換気」はじゅうううううぶんなのに。


「第一号」になりたくない。
万が一そんなことになったら
何を言われるかわからないもの。

――ということでしょう。

 

 

その気持ちはよーくわかります。

私もこわい。

ウイルスより、そっちがこわい。


きちんと対策をした上で
それでも感染しちゃったら
それは運が悪かっただけ。
何も責められることはない。



社会の空気がそうなれば、
それだけでも楽になる気がします。


この考えは甘いのかなあ。



じぶんの頭で
考えたい!


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息が、くるしいよ。

 

 


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業務中。



おばの晩酌に欠かせない
足首あっため猫。

P2170044.JPG
先日の記事の別ショット)




突然、シゴトを始める。

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妙にすわった目つきで
せっせと

ぱつぱつ、ふみふみ。

P2170055.JPG



お銚子のお代わりはやめとけ、
と言ってるのかな?
 
花
 

 

春休み恒例シリーズ


留学生は見た!

5人めは

中国のWYさん

 

 
 私はアルバイトをしている。なぜほかの店員が休憩に行く時、私たちは必ず「いってらしゃい」と言う必要があるのか。そして、店員がまた仕事に帰えて、「休憩ありがとう」と言われて、私はどのように返事すればいいかよくわからなくて、困っている。そのことをする意味は何。よくわからない。
 



ということは
中国ではこういう場合、
何も言わずに現場を離れ、
何も言わずに戻ってくるのかな?


来学期また会えたら
ぜひWYさんに聞いてみましょう。


一定時間その場を離れるときは
何か言ってから行ってほしいし、
また戻って来たら
「ただいま」と「お帰りなさい」を

交わしたい、と思うのですが、
どうでしょう?


これって国民性の問題?
それとも世代の違い?
 

 


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ゴミ箱問題

 

 

あ、ゴミにゃ。

 

P1190142.JPG

 

 

 

じぃ〜......


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ゴミっ!

 

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花
 

春休み恒例シリーズ


留学生は見た!

4人めは

中国のWHさん

 

 
日本でゴミ分類がうまくできていたが、ゴミ箱が少くなく、特に公共の場合に観光地とか商店街とかトイレとかゴミ箱ほとんどない。駅の内にがあるけどそこまで持ち歩くと結構面倒なことだし、このまま捨てるのはいけないし、何処に捨てればいいかなってよく困っている。

 

 

たしかに。

始まりはテロ対策でしたかね。

街からいっせいにゴミ箱が消えて、

たしかに不便なことになりました。

 

 

でもゴミ箱があると

かならずその周囲が散らかるもの。

駅構内のように

管理が行き届いていれば別ですが、

公園などでは、ゴミ箱などないほうが

美観が保たれるようにも思います。

 

 

自分が出したゴミは

自宅に持ち帰って処分する。

慣れれば大した手間でもないし、

それがいやなら

なるべくゴミの出ない行動をする。

それでいいんじゃないかしらん。

 

 

ただ、

赤ちゃんを連れていたりすると

少しでも荷物は減らしたいでしょう。

うーん、難しいですねえ。

 

 

みなさんは

どうしていらっしゃいます?


 

 


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居酒屋と女の子

 



おばの晩酌につきあう猫。

P2170062.JPG
(めずらしく左の足首を確保)




まだ飲むにょ?

P2170064.JPG




ふぅん......

P2170065.JPG

ほっといて。
 

花
 

 

春休み恒例シリーズ


留学生は見た!

3人めは

中国のSKさん

 

 
居酒屋に行くと、お酒を必ず注文することに違和感と感じる。日本人の友達と一緒に居酒屋に行ったら、もし私がお酒を注文しなかったら、友達に「ビール、飲まないか」とよく聞かれた。もちろん彼らは私のために聞いたんだ。しかし、もし最初からお酒を注文しないなら、二度と聞く必要がないと思う。だって、女の子だから、お酒を飲めないのは当前でしょう。聞いたら、断れて、ちょっとばつが悪いと思う。(>_<)






ううむ。
「女の子」時代から
ぐいぐい飲んできたわたくし、
何ともことばに詰まります。


飲める人から見たら、
――最初は断ってたけど
気が変わったかも?――
そう思うのかもしれません。

それで、つい、

確かめたくなるのでしょうか。


最初に高らかに
「飲みたくないんです」
「飲めないんです」
と宣言したらどうでしょう。


それでもしつこく聞いてきたら、
それは危険行為の強要ですな。
場がしらけてもいいから
「一滴も飲みません!」
と突き放したらいいと思います。


割り勘のときは
ちゃんと安くしてもらってね!

 

 


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見返りビジン

 

 

眠そうな猫に

声をかけると――

 

 

 

 

 

ちょっと怖い顔で、ふりむく。


 

 

花

 

春休み恒例シリーズ


留学生は見た!

2人めは

ポーランドのJJさん


 トニーさん(※)みたいな経験ではないと思いますが、ホテルでインターンシップした時に、ちょっと違和感を感じたことがあります

 私のかみのけはけっこう暗いから、むすんだら、後ろは日本人っぽくみえるんですから、日本人のお客さんがたまにそのようなすがたを見たら、質問しようとしたら私がふり返ると、「あ、外人さん、すみません...」と言ってしまい、日本人のスタッフへ行き出していました。ちゃんとしたホテルだったから、外人のスタフでも日本語が出来るとは当然ではないでしょうか。私からにげている人達は、大体中年以上の男性でした。私、そんなに怖いなんですか?

(注)「トニーさん」とは、小栗左多里さん作『ダーリンは外国人』のダーリンのことです。自他ともに認める言語オタクのトニーさんが、日本で暮らす中でいろいろな体験をするお話を、クラスで読みました。

 

 

寝ぼけ猫はたまに怖い顔をしますが、

JJさんは、じつに愛らしい人です。

 

 

ただ、

しょうゆ顔かソース顔かといえば、

くっきりしたソース顔。

要するにとってもガイジンさんっぽい。

 

 

だからって「逃げる」なんて......

うわ、日本語通じないかも!

英語で話さにゃならんのか、俺?!

という恐怖(?)にかられるのでしょうか。

 

 

**

 

日本で生活し働いている人だったら

そこそこ日本語が話せて、当たり前。

驚くにはあたりません。

それ以前に、

自分から話しかけた以上、

コミュニケーションを続けるのがマナー、

そんな意識が広まるといいなあ。


 

 


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仮面の告発


みにゃさん、こにちわ。




お待たせしました。

春休み恒例、

留学生は見た!

の始まりです。


中級の日本語の読解クラスで
留学生が書いてくれた作文を
ご紹介するシリーズです。

テーマは、
日本で暮らす中で

「エ?」「ウーン」と思うこと。

学生の書いた、原文そのままを転記します。
試験問題の一部として、ごくわずかな時間で
辞書を見ないで書いたものです。
また、これはあくまで読解のクラスであって、
作文や漢字のクラスではありません。

多少のミスがあったとしても、
そこはネイティブの読解力で読みこなしてください。
(もちろん、本人たちから掲載の許可は得ています。)




今回も、
からくちにょ。




こころして
お読みなされませ。

 

花

 

春休み恒例シリーズ


留学生は見た!

一人めは

ドイツのOHさん


コンビニやレストランを始めとして、サービス業界での偽(フェイク)やさしさ/丁寧さが嫌です。例えば、コンビニのレジへ足を運んでいる時、レジする店員の女性が同僚と会話中「はっ、まじか? そりゃバカさ、やめたほうがいいじゃん?」と低い声ではきだすが、レジの前で待っているぼくを見つけるや否や、急に顔の端から端までの笑顔を見せて、高くて明るい声で「いらっしゃませ[後略]」を言ったりすると、どこかディスレスペクトの感じが禁じえない。正直に扱われたい。仮面よりも人間に扱われたい。

 



それにしてもすばらしい描写力。
もう、情景が目に浮かびますね。
まさに仮面を「取ってつけた」ような
あの豹変ぶり。


それと、よく言われることですが、
日本女性の「声の高さ」、
とくにアパレル量販店などの店員さんの

あのイラッシャマセェ〜は、
かなり独特です。


好き嫌いは人それぞれでしょうが、
そこにニセモノの気配を感じるのは
OHさんだけではないでしょう。


もしかしたら、
彼女たちもそうやって
「ほんとうの自分」を
守っているのかもしれない、
そんなことすら感じます。


「正直に扱われたい。」
至言ですな。

 

 


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友達がいないからです。




ウリは「ひとり」が好き。

P8120008.JPG




それにしては
いつもじゃまくさいとこにいるけど、
かまってほしがるわけではない。
 

P8120010.JPG




きれいな目をして、
何を見てるのかな。
何を考えてるのかな。
 

P8120015.JPG

 



花
 

夏休み恒例シリーズ


留学生は見た!

今季最終回は、

 

タイのNBさんです。
 

今まで日本人から言われて、いやだなって感じることがないと思います。なぜなら、日本人の友達が一人もいないからです。それに、私もあまり人と話さないし、授業が終わった後、ずっとへやにいて宿題をやったり、音楽を聞いたりします。毎日そんなことをくりかえして、つまらないと思いますがしかたないです。たまに、外を出かけて、ライブ見ます。ライブの前で同じことを言われて(私だけじゃない)ウンザリすることもありますが、それは「前の方へおすすみください」ということばです。ライブのかいじょうにいるみんなきっと何回もライブ見たことがあります。それなのに、みんなはそのことばをあまりしたがわないで、隣の人と話しているばかりです。ウンザリです。
 
 
NBさんのこの文章を読んで、
日本人読者のみなさまは
どんな印象を持たれたでしょうか。


NBさんは、ほんとうに静かな人でした。
感情をおもてに出すことがなく、
授業を楽しんでくれているのかどうか
見た目ではわからなくて、
いや、むしろ居心地悪そうにも見えて、
教師の私は不安になるほどでした。


でも、
今改めて学期中の記録を見ると、
ただの一度も欠席はしていません。
クイズやテストは毎回ほぼ満点。


勝手な解釈だけれど、
クラスにいることが
少なくとも苦痛ではなかったらしい、
と思いたいです。


**


読解のこのクラスでは、最後の回に
ビブリオバトル(=書評合戦)をやりました。
クラスメイトに読ませたいと思う本を
みんなが1冊ずつ持ってきて、
5分で紹介、3分間質問応答、というもの。


日本語で書いてある本なら何でもいい、
ラノベでも漫画でも翻訳本でもいい、
と言ったところ、
NBさんが選んできたのは
STUPPY(辰巳出版)という雑誌でした。
ビジュアル系バンドの専門誌でした。


日ごろ自主発言のほとんどないNBさんが、
5分間静かに、熱心に、話し続けていました。
そして質疑応答タイムに移ると、
グループのメンバーがこれまた熱心に
あれこれ質問していました。


それはとてもいい情景でした。
紹介する方も質問する方も、
ほんとうに紹介したいから語り
ほんとうに知りたいから質問している。
すごく「まっすぐ」だったのです。


***


私は日本の社会で生きてきて、
誰かがとんがった何かについて語り始めると
周囲がそれを揶揄する場面を
何回も見てきました。
アア、マア、
ウン、ソウイウノモアリカモネ、
ナ〜ンチャッテ、ハハハ......


もっと悪いのは、
マナーとして興味があるふりをする場面。
ヘー、ソーナンダ、
フーン、スゴイネー、
トコロデサ......


****


美化しすぎているかもしれないけれど、
留学生たちのクラスはとても大人です。
ほんとうの意味で、大人です。
変わった人がいればすぐイジルといった、
そういう「小さな意地悪」がない。
そんな気がします。


だって、みんな違ってるから。
みんなちょっとずつ変わった人だから。



最後の期末試験のあと、
クラスの元気者が提案して
みんなで記念写真を撮りました。
いち早く退室したNBさんも
みんなが終わるまで残っていて、
ちゃんと写真に入ってくれました。

 
ああ、お見せしたい。
とてもすてきな写真です。


ほかの人たちが満開の笑顔だとすれば、
NBさんは柔らかなつぼみだけれど、
まっすぐカメラを見つめています。


自分の好きなものがしっかりわかっている。
一人でいることをこわがったりしない。
行きたいライブがあれば、行く。
人と話すのが好きじゃなくても
学びたいもののためには留学までする。
――そんなNBさんがいたクラス。


そしてそんなNBさんと
フラットにおしゃべりを楽しむ
クラスメイトがいたクラス。


私はなんてすてきな場所にいたのだろう。
今さらながら気づきました。


ありがとう。

 
*****


ごった返すライブ会場で
静かな顔をしたNBさんが
お団子状態の人々をスッと抜けて
最前列に進むようすを想像しています。
 


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「留学生は見た!」シリーズ、
2019年春学期の巻はこれにて終了。
おつきあいくださって、
ありがとうございました!

からっぽなほめことば



むっつり猫、かわいい!

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白目、かわいい!

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邪魔猫、かわいい!

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花
 

夏休み恒例シリーズ

あと2回でおわります。

 

留学生は見た!

今回もいちばん多かったのは、


「日本語ほめすぎ注意!」

「英語で話しかけるのヤメテ!」
でした。

ダイジェストでお送りします。
 

ドイツのKDさん

(「おはようございます」と言っただけで「日本語が上手ね」とほめられて、)もちろん、ほめられたくないわけではないが、こういうのからっぽなほめことばをやめてほしいです。

 

台湾のLCさん

日本語を話すとき、たまに日本人から「日本人と思った」…「もう日本人だ」。日本語を勉強している人にとって、これはまさに最高の褒め言葉が、振りかえて考えると、なんだが違和感をする。…私もちゃんと自分の国、自分の文化を持つ人だ。そういう言い方は褒められていることを知っているけど、少し本人の意思が無視されたと気がする。

 

 

インドネシアのSAFさん

みためは外国人だから、日本人ががんばってえいごでこたえる。…ぎゃくに日本人がしゃべるえいごがぜんぜんわからなくて、なかなか通じない。日本語でこたえればいいのにと思う。

 

 

カナダのDWさん

(台湾人の友だちと買い物に行ったとき、店員がDWさんを無視して台湾人の友人に話しかけた。)とてもくやしい経験だった。はだの色や顔のかたちで言語力を判断されるのは決していい気持ではない。日本人には、人の見ためは外国人でも日本語ができないわけではないし、見ためがアジア人でも日本人とはかぎらないということを覚えてほしい。

 

 

トルコのYさん

外国人だと分かるとすぐに英語で話かけようとする人がとても多いと思う。…私にとってはちょっといやだ。英語は私の母語じゃないし、英語で話かけられるともっと困まる。

 




 

なるほど〜。
「からっぽなほめことば」

KDさん、うまいこと言いますねえ。

 

 

そして、

たびたび主張してきたことですが、
ここまで留学生が言っているのです。
私も何度でも主張したい。


道路や施設の標識の
多言語化は、当然必要です。
でも

話すときのことばは、
「おもてなしの英語」より
「やさしい日本語」を磨きませんか。

簡潔な、わかりやすい日本語を。


**


猫は、
猫はいくらほめてもいいと思います。

 

 

ただ、ねえ......

 

 

 

パソコンいじめは、やめて。
排気口ふさぐの、やめて。

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残暑と猫圧にあえぐパソ子。
 


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うら・おもて

 




ウラ。

 

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オモテ。
 

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......。

オモテの顔は、
見ないほうがよかった気がする。


花

 

 

夏休み恒例シリーズ

あと少し


留学生は見た!

クロアチアのSPさんです。


これはたぶんそのようにおもしろいことではないかもしれませんが、よく言われたことは「日本人ははっきりひていしない」ということです。私はそれをなんども聞きましたが、どうしてそれをしないとまだよくしっていません。例えば、だれかのさそいをことわるとき、日本人は「行きたくない」と言いません。そのとき、いつもあいまいな表現を使っていますので、本当の気持ちをあまり伝りません。そして、それはひていするときだけではなくて、色々場面で日本人は自分の気持ちをかくします。クロアチアでもそういう人たちがあるかもしれませんが、ほとんどの人たちは何もかくしません。

 

 


以前にも、これと似た視点から
感想を書いてくれた人がいました。
☆中国のQさん
☆台湾のWさん


根っから日本人の私からすると
「隠している」というつもりは
あんまりないんですよね。


たとえば誘われたという場面だったら、
「で、どこに何時に集まる?」
といった具体的な相談を始めない限り、
それは「行きたくない」のシルシ。

 

 

互いに、そんな想定のもとに
会話を成立させている気がします。

 

 

問題は、

その想定を前提にしていていいのか

という点でしょう。



**


「それが日本ルールなんですよ。」
留学生に呑み込んでもらうか、
あるいは、
「それじゃあダメなんだよ、

日本人、変わらなくちゃ!
と発奮するか......

 

 

どっちがいいでしょう?
 


 

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