言っちゃえ言っちゃえ!




机の上に、猫が、います。





その猫のアンヨです。





じ+ゃ+ま!




こんな妨害にもめげず、ワタクシはがんばりました。
今学期のシリーズ、最終回です。


花

 


留学生は見た!

5人目は、ロシアのVさんです。
 

私は背が高い。日本でも、ロシアでも、どこでも高い。だが、ロシアでもトクに子供に見られることが多いが、日本ほどではない。たぶん、背が高いだけでなく、カミもきんぱつでぐるぐるして、スタイルも違うせいで見られるかもしれない。でも、私の背に向く「タカイ!」「デッカイ!」「スゴイ!」とか言われるなんて、イヤだ。日本人の友達に聞いてみたら、「高いとはほめ言葉だよ」と言われたので、「スゴイ!」と「タカイ!」までいけるが、「デッカイ!」や「デッケー!」などを聞くのがとてもイヤだ。私も答えとして「小さいね〜」と言おうと思うが、どうかな?




うわあ......
いったい、いつの話?
江戸時代?
初めて異人さんを見た、江戸時代のどこか山奥の村の話?

――と、聞きたくなりますが、
Vさんによれば、このうち1回は、

現代の、東京秋葉原でのできごとだったそうです。
しかも、相手は(無邪気な)子どもではなく、
大の大人だったそうです。
情けない!

実際、すらりと伸びやかな肢体のVさんを見て、
その人はすなおに「背が高いなあ。」と思ったのでしょう。
思うだけなら、まあ、しかたがありません。
でも、それを愚かしい子どものごとく、
口に出して言ったのは、なぜか。

それは、Vさんが金髪で「いかにも外国人」に見えたためでしょう。
きっと自分が日本語で何を言っても通じないと思ったのでしょう。
だから、多少失礼なことを言ってもだいじょうぶ、と思ったのでしょう。

オオバカモン!
 

 


 

 

この大馬鹿者のしたことは、二重にヒドイと思います。
 

1つは、ひとの体をじろじろ見てコメントすることが、

相手をどんなに不快にさせるか、想像できない無神経さです。

以前、足が長い、目が大きいとほめられるのがイヤだ、

と書いてくれた人がいました。⇒☆スリランカのAさんの作文

たとえほめるつもりだったとしても、イヤなものはイヤなのです。
 

そしてもう1つは、自分とは「異種」の存在に対しては、

「同種」に対するときとは違う基準で接していいと思っている点です。

この人も、日本人の顔をした日本人が相手だったら、

こうまで失礼な言動はしなかったに違いありません。
 

だから、Vさんに賛成です。

「小さいね〜。」と言ってやることに、大賛成です。

いや、「ちっせーな!」のほうがいいかな。

アンタのしゃべってる日本語はぜ〜んぶ理解できてますよ!と

思い知らせてやるために、ここはあえて崩した日本語で。
 


 

では、そのときにそなえて、

ウリ猫先生から、特別レッスンです。



今度そういう失礼なことを言うヤツがいたら、





ビシッと言ってやんなさい。




「ちっせーな!」



はい、りぴーとあふたーみー。

(この表情も、マネしてね。)

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そしてそのオオバカモンが、じつは案外イイヤツで、

そこからVさんとたのしい会話が始まるといいな、

と夢想しています。

 

あしたの土曜日も、小さいオマケ記事あります。

本音とゴミ箱と犬




むっすり......

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おばちゃんのそばにいれば、輪っかを外してもらえる。
これまでの経験でその法則を学習済みのウリ猫は、
いつもにまして、机の上から離れません。



その結果、
試験やレポートのチェックをする作業スペースは、
ついにこれだけに。

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押しのけても、押しのけても......
 

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あらえっさっさー。

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花
 

留学生は見た!

 

4人目は、台湾のWさんです。
 

‘本人はいつも笑っています。怒ることとかあってもずっと笑っています。私は「どうしてその人は相手に自分の気持ちを話しないの」とずっと考えています。なんかこんな感じがストレスが大くになりますかな…。日本人の本音(本心?)が知ることができません。ちょっとこんまります。

日本の街はあまりゴミ箱を見られません。しかし、街にもゴミがありません。とてもすごいだと思います。

F本の街には犬が見えなくても猫が見えます。どうして〜?

 

 

日本人のあいまいな笑顔( 砲蓮異文化の人々から見ると、

ほんとうに理解しにくいもののようですね。

アルカイック・スマイルと言えばかっこいいですが、

むしろ、追従ついしょう笑いとも言えそうな表情です。

 

文化的にしみついた身体表現というのは意識しにくいので、

たとえ直そうと思っても、なかなか直せません。

お辞儀もそうですが、この笑顔も、

意志の力でコントロールするのは難しいものだと思います。

 

私も、人と話していてムカッと来ることがあっても、

「その場を丸く収めたい」、「事を荒立てたくない」、

そんな気持ちがとっさに働いてしまい、

本音を顔に出しそびれることがよくあります。

そして、ずっと後までモヤモヤを引きずってしまいます。

 

もちろん個人の特性もありますから、

すべてを国民性で片づけることはできません。

上手にサラリ、カラリと本音を出せる日本人もいます。

でも私はそれがうまくできないので、

「ああイヤだなあ、このあいまい笑い!」と、自分で思います。

 

 

の犬と猫についてはですね、

つい最近おもしろい本を読みました。

姫野カオルコという人の『昭和の犬』(幻冬舎文庫)です。

日本の街角にも、昭和の中頃までは野良犬のらいぬがいたんですよ。

でも、野良犬がすべて飼い主のいない犬というわけでもなく、

町の人たちがみんなで何となく面倒を見ていた例も多かったようです。

 

ちなみに、現代の日本では「地域猫」という活動が進められています。

もし興味があったら、ググってみてください。

 

あー、Wさんと台湾の犬猫のお話、したかったなあ。

 

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あしたはシリーズ最終回、ロシアのVさんです。

ウンザリにゃ。




また わっか......

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もう あきました。
 

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うんざりですにょ。

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(おばちゃんは、この雨にウンザリですよ。)

 


 

花
 

留学生は見た!

 

3人目は、中国のQさんです。


日本人の日常対話によく慣れてる中国人はみんな一つ同じの共通認識がある。それは「日本人の話し言葉がパターン化すぎでつまらなくて、本意も見えない」。いいどもよくないども、特徴を無視して、どんな服に対しても「かわいい」、どんなことに対しても「すごい」、どんな食べ物に対しても「おいしそう」(特にコンビニの弁当も…)。そうすればマナーがいいという理由がわかるげと、でも旁観者として「日本人が可哀想だな」と思うながら、対話の参加者としてそういうことをウンザリしている。

 




わー、するどい!
いつも穏やかでエレガントな雰囲気のQさんが、
こんなことを思ながら日本人を観察していたとは......

いいこともよくないことも(よくてもよくなくても)、
「とりあえずほめとけ。」という感じのこういう発言は、
たしかに日本人同士の会話には、とても多いですよね。

ただし、ほんとうに親しくて遠慮のない関係だったら、
もっとゆたかな(そして本気の)表現も飛び交っていると思います。
 

何、そのリボン、小学生じゃあるまいし。

すごーい!というほどじゃないけど、すごくないこともないかもね。

今どきのコンビニ弁当は、俺の母ちゃんの弁当よりうまいっす!

......という具合に。


でも、それほど深く付き合うつもりのない関係で、
ひとまずその時間を無難に過ごせればいいだけの場合には、
あえて本音をさらしたりはせず、定型表現で省エネを図るんですね。
Qさんがお見通しの通り、それがマナーにもかなうのでしょう。

 

そんな「お行儀がいいだけ」のワンパターンウンザリしたら、
観者の立場を離れて、お手本を示してみてはどうでしょう。


Qさんのきれいな発音で、さらりと気の利いたコメントをしたら、
いっぺんに会話が生き生きしたものに変身しそうです。

「外国人だから空気読めなくて、テヘ♪」

みたいな雰囲気でやれば、うまく行くと思います!

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あしたは台湾のWさんです。

知識と思い込みの間



じつは灰色しましまの赤ペン先生、
この1週間ばかり、輪っか生活でした。
過剰グルーミングで、背中がハゲてしまいまして。

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それでも全身全霊で赤ペン業務(の妨害)。



そんなに頑張らなくていいのに。

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きのうは、「ロシア=寒い国」は思い込み!と知らされました。
(⇒☆ロシアのAさんの作文
ロシアはたしかに寒い国かもしれないけど、
「ロシアのぜんぶ」が寒いとはかぎらないってことですね。
言われてみれば、当たり前。
こんな小さな日本だって、那覇と札幌じゃ大違いですもんね。

なまじ知ってるつもりのことが、よけいな思い込みになってしまう、
そんな例は多そうです。
 

花
 

留学生は見た!

 

2人目は、インドネシアのJさんです。

 

よく言われたこととかとくにありませんが、ときどき日本人はインドネシア人に対して、ステレオタイプを持っていると感じました。例えば、インドネシア人と教えると「じゃ、豚肉食べれない」と何回も聞かれました。インドネシア人からといって、イスラム教だとは限らないと言いたいときもありますが、私自身はあまりかまいません。




インドネシア人からといって、イスラム教だとは限らない。
多民族、多宗教の国、インドネシア。
おまけにものすごい数の島々からなる国ですから、
習俗・文化の多様性も、半端なものではないでしょう。

でも、ほんの一昔前までの日本では、
東南アジアにイスラムを信じる人がたくさん住む国があること自体、
あまり知られていなかったように思います。

そのころのことを思えば、
インドネシアとイスラムを結びつけて考えるようになっただけでも、
「進歩」といえなくはないのかもしれません。

Jさんも「あまりかまいません。」と言ってくれていますし、
その国の人に会ったとき、その国について自分が知っていることを
じかに確かめてみるのは、悪いことではないと思います。

相手を人として尊重する気持ちが基底にある限り、
すこやかな好奇心からまっすぐ投げかける質問は、
きっとまっすぐ受け止められ、答えてもらえると思います。

好奇心と詮索好きは紙一重だけれど。

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あしたは中国のQさんです。

ロシア人は猫がお好き?――な、理由



灰色しましまがぐったりしているのは、

夏バテ?

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――じゃなくて、採点疲れ!

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花

 

さあさあ、お待ちかね、

夏休み恒例、留学生は見た!シリーズの始まりです。


中級日本語の読解のクラスで、
学期末に留学生に書いてもらった作文を、ご紹介します。

テーマは、
日本人から言われてウーン......と思うこと、
何度も同じことを聞かれたりしてウンザリすること、です。


学生の書いた、原文そのままを転記します。
試験時間内の10数分で、辞書も見ないでこれだけ書いてくれました。
また、これはあくまで読解のクラスであって、
作文のクラスではなかったことをお断りしておきます。
(本人たちから、掲載の許可は得ています。)


1日目のきょうは、ロシアのAさんです。
 

 

ロシア人ですから、よくロシアの寒さのこと言われます。「日本の夏って大変だねぇ、ロシア人だから」みたいなことを言われるのがイヤです。地図を見ると、ロシアが赤道に対して日本と大体同じところにありますけど、ある人がなぜかロシアには一年中冬があると思っています。でもそんなことないです。夏は日本と温度があまり違いません、ただ日本の方が湿度が高いのです。ある授業のとき先生に言われたのは「ロシア人は犬より猫のほうが好きって散歩をするのが寒いからね?」。それはちょっと変じゃないですか。

 






まずお断りしておきますが、
「ある授業のとき」の「先生」は、清水ではありませぬ。
いくら私でもそんな乱暴なことは言いませんよ、ハッハッハ。
――と笑い飛ばせればいいのですが、
いや、私も、ロシア=寒い国、というイメージを持っておりました。

あわてて世界地図を見直したところ、
たしかにモスクワと東京の緯度は、
そんなにものすごく違うわけじゃないことを発見。

ただ、「おもな都市の平均気温」といった資料を見ると、
やっぱりモスクワは、東京などよりだいぶ涼しいようです。

とはいえ、なにしろロシアという国は、広い。
中には、日本と大して変わらないほど暑い町もあることでしょう。
気をつけなくちゃな、と思いました。



この作文の、日本語について言えば、
緯度」という単語が出てこなかったらしいAさんは、

赤道に対して日本と大体同じところ」にある、と表現しました。
語学には臨機応変の瞬発力がモノを言う、という好例ですね。



そういえば、Aさんは、7月の猛暑にも
涼しげな表情だったなあ......。
今ごろは猛暑の日本列島を旅しているかしらん。
残りの滞在を、楽しんでくださいね。

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※留学生は見た!シリーズ、2人目はあす火曜日に。

 

待つ? 渡る?


 


右見て、

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左見て......

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花

 

 

留学生は見た!

 


4人目は、タイのWさんです。

 

 

 人用のしんごうきのことです。あまりよくないの話しですが、私自身が本当に変だと思いますのでゆるしてください。

 日本はとても安全なところと言われました。列えば、人の用のしんごうきは、多くて、わたる前にボタンもあるから、少し待ってるだけで安全だ。しかし、ボタンのないしんごうきで、車も右左に全然ないとき、なぜ日本人はだいたい「青」に変わるまでに待ってるだろう。確かに待っても私もかまいませんが、本当に車がないとき、待ってるひつようがあるだろうか。これはただテキトーな私の意見だけですから、日本のこういうところが好きだし、ちょっときみょうも感じました。

 

 


 


あまり大きな声では言えないですが、

そういうとき、私は青に変わるまで待たないで、渡ってしまいます。
 

ただし、自分の中で決めた条件が2つあります。

 

 ・見通しのいい道であること

 ・大人の真似をしそうな小さな子どもがそばにいないこと
 

 

そこがクリアできれば、決然と渡ってしまうのですが、

渡りながら、「正直に待っている人々」の視線を意識します。
そのために、不必要なほど胸を張って歩いてしまったりします。

大げさに言えば、わが心の中の日本人らしさと戦っている感じ?
 

 

変だと思う、奇妙だとも感じる、と書きつつ、

「日本のこういうところが好きだ」とも書いてくれたWさんに、

日本人の一人として、なんだかしみじみ同感してしまいました。

 


 

なにしてたんだっけ?

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今学期の「留学生は見た!」シリーズは、以上です。

いつまで続くだろうと思って始めたシリーズでしたが、

どうしてどうして、よくある話から、えっ?な話まで、

毎回同じテーマなのに、話題は尽きないものですね。

 

学生の皆さん、今学期もたのしいアレコレをありがとう!

のこりの春休みをたのしんでください。

そして4月には元気な顔を見せてくださいね!

 


 猫押し→

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悪いすまんごめん39!

 



すっかり春だわね。


 


 

花

 

 

留学生は見た!

 


3人目は、中国のXさんです。

 

 

日本に来る前から日本人は「すみません」という言葉を言いすぎると聞きました。実際に日本にきて生活して見るとたしかにそうです。電車で席をゆずれたとき、中国人は「ありがとうございます。」と言いますが、日本人は「すみません」と言います。先生にその理由を聞きましたが、「すみません」という言葉の中には「ごめんなさい」という意味だけではなく、「失礼しました」「Excuse me.」などいろいろな意味が含まれていると言ってくれました。日本人の他人に迷惑をかけないような、ていねいな気持ちは納得できますが、最初から「すみません」=「Sorry」とまなんだ私にとっては今までちょっと違和感を感じます。



 

 


アリガトウ!と無邪気に感謝と喜びを表明する前に、
自分のために何らかの骨折りをさせてしまったことをまず詫びたい。
――そういう「他人に迷惑をかけないよう」にしたい日本人の心理を、
Xさんはよく理解してくれているようです。
でもやっぱり今でもまだ違和感が残るのですね。

感謝の意を表すのに謝罪表現を用いるという、この現象のふしぎさは、
日本語母語話者の中にも、意識している方が少なくないでしょう。

私も、自分が言われる立場のときは、
素直にアリガトウと言ってくれた方が気持ちいいのにな、と思います。
でも自分が何かしてもらったときは、ついスミマセンが出がちです。
この習性を「直す」のは、なかなか難しそうです。
それが日本語なのだから、直さなくていいという考え方もあるでしょう。

でも、私もそろそろ電車で席をゆずられるかもしれない年齢です。
もしも「ゆずられデビュー」したときは、年下のその親切な人に、
目一杯うれしそうな顔で「ありがとう!」と言おうと思います。
まだそんな歳じゃない!なんてショックを顔に出さないように、
今から心の準備をしておかなくちゃ。


 
3月のお日さまに、アリガトウ。



母音で始まる「ありがとう」は、
音もやさしいよね。

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※留学生は見た!シリーズ、4人目は来週、月曜に。

アンテナ、ぴっ!



アンテナは、感度が命。

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せっせと磨きましょう。

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花
 

 

留学生は見た!

 


今学期の2人目は、中国のGさんです。

 

 

 日本人に言われて、いやだなあと思っていることが一度もないです。二つの国でそれぞれ自分の持ち味がありますから。でも面白いことがあります。アルバイト先の日本人に「好きな中華料理はなに?」と聞きました。そして五人のなかに三人が「チンジォウロース」と答えた。えっ......それそんなに美味しい?! 中国で一番地味というか、極普通な家庭料理ですから。あとは、日本人に「日本の野菜はほんとうに高いですねえ」と話しかけた。「そうですねえ、もうモヤシしか食れないんだよ!」って言いました。えっ......日本人にとしても高いのは思わなかった。日本人はほんとに「あずき」が好きですね。和菓子はほとんど「こしあん」と「つぶあん」二つです。あとは、アルバイト時に、年寄りの女性に「コーヒーにお砂糖とミルクはご利用になりますか?」とたずねて、「いらない。太るよ」となにげなく答えました。あの方はいつも鮮やかな色の口紅でおしゃれな方です。「さすが、日本人の年寄りだ!」と感心した。


 

清水センセは、採点の赤ペンを握りしめ、必死で笑いをこらえましたよ。

Gさんの頭上に「好奇心アンテナ」がぴっと立っているのが見えるようです。
さてさて、Gさんに、感想をお返ししなくては。
 

 

〇笋癲チンジャオロースーは中華料理店で食べる物だと思っていました。

 だってピーマンを細く切りそろえるのはめんどうだし、牛肉は高いし。
 

日本人にとっても、日本の野菜は高いです。

 わが家の食卓にも、物価の優等生、モヤシと豆苗がよく並びますよ。
 

O族杙劼隆靄椶蓮誰が何と言おうと、断然「あんこ」ですとも。
 

ぢ燭の留学生が、日本の女性はいつもお化粧をしている、と驚きますね。

 ダイエットも口紅も、多くの日本女性には当然のことなのかもしれません。

 でもその年配の女性のことばにGさんが驚いたのは、

 異文化ギャップというより、世代間ギャップのせいかもしれませんね。

 今は60、70歳代の人も、うっかり年寄り呼ばわりはできないんですよ。


 

ふぃ〜......

 


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キラキラお目目で留学生活を満喫中のGさんにとって、

日本がいつまでも魅力的な「持ち味」を持ち続けますように。
 

 

 

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※留学生は見た!シリーズ、3人目は来週、月曜に。

カワイイの基準

 


かわいい猫は、
もちろんかわいい。

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――けど、



かわいくない猫も、かわいい。

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花
 

 

さあさあお待ちかね、

春休み恒例、留学生は見た!シリーズの始まりです。


中級日本語の読解のクラスで、
学期末に留学生に書いてもらった作文を、ご紹介します。

テーマは、
日本人から言われてウムムと思うこと、
何度も同じことを聞かれたりしてウンザリすること、です。

学生の書いた、原文そのままを転記します。
試験時間内に、辞書を見ないで書いたものです。
多少のミスがあったとしても、
そこはネイティブの読解力で読みこなしてください。
(もちろん、本人たちから、掲載の許可は得ています。)


1日目のきょうは、ロシアのEさんです。
 

 

いやと言っても、むしろただ私にとって変に見えることは、ある日本人の女子の作法です。子供っぽくナイプなイメージをするのはある日本人の友達によって、かわいいだそうです。一方私の意見は、自分の年齢に応じるイメージのほうがいいと思います。私自身はそのことは問題になるほどではありませんが、日本人の彼氏がいるロシア人の友達はよく自分のイメージと作法が日本人と比べられて、批判されます。


 

日本では女の子はナイーブな方がかわいい、と思われている!
まさに、まさに、Eさん、ご明察!

ここで日本語母語話者の方にご注意いただきたいのですが、
カタカナ語の、つまり日本語の「ナイーブ」は、
「純真」とか「世間ずれしていない」など、
どちらかというとプラス評価で使われていますよね。
でも、Eさんは、おそらく原語寄りの意味で使っています。
つまり「世間知らず(のバカ)」です。

昔は「カマトト」ということばがありました。
「ぶりっ子」というのも似たような発想かもしれません。

にっぽんの女子よ、賢くなりましょう。
大人になりましょう。
年相応にふるまいましょう。
自分に正直になりましょう。

生きにくいこともあるかもしれないけれど、
最終的にはその方が楽チンじゃないかと思いますよ。


おやじっぽい猫も、かわいい。

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おバカさんのふりしてると、
おバカさんになっちゃうかもよ?

 

 


 

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※留学生は見たシリーズ、2人目は来週月曜の予定。
 ようやく日本語バナシの復活です。
 リハビリ期間ということで、ぼちぼち行きます。

ツイートマナー問題

 

 

こんなこと いっても いいかにゃ。

 


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だめかにゃ。

 


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言っちゃいなさいよ。

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花

 


留学生は見た!

最終日は、インドネシアのLさんです。

 

 

リアルてきにはあまりうかばないが、ネットにはよくあります。とくにTwitterで。日本人はツイッタをつかうと、たにんのツイットをリプライするときよくあいさつとか「外からすみません.....」とかいったりします。このようなていど(態度たいどが日本人いがいしないていどと思います。私の外人のともたちが一回日本人のツイットをそのようなあいさつしないでリプライするとき、しつれいとかいろいろなイヤなこと言われたことがありました。ツイッタはだれでもかんたんにはなしができるSNSなのに日本のぶぶんのツイッタとはなせるのがこまかいれいぎがひつようみたいでこわいです。ネット上でしらない人とはなすためにかたいれいぎがひつようないと思います

 

ついに出ました、このモンダイ!
清水センセはツイッターをまったくやらない昔人間なので、
Lさんに対して、何と言ったらいいかわかりません。
ここは、読者諸賢のコメントをいただきたいところです。

どうなんでしょうか。
リプライ(リツイート?)するときのマナーにも、
何か日本独自のものがあるのでしょうか。

たとえば、フェイスブックのような
「顔のわかっている関係」が基本のSNSでは、
ズカズカと他人のタイムラインに書き込むのはマナー違反でしょうが、
ツイッターはどうもそれとは違うようです。

Lさんに、何かコメントしてくださる方があれば、大歓迎です。
不甲斐ないオバサン教師に替わって、どうかお願いいたします。



時代に取り残されないように、
日本語教師はどこまでがんばるべきか、
まじめに考えないといけませんね。

そうそう、別のクラスでは、
ポケモンGO日本公開の話題を期末試験に使ったのですが、
総じて肯定的な意見ばかりでした。
一度ぐらい試してみなければ。
(誰か、スマホ貸してください。)

 

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留学生の皆さん、
帰国する人も、秋にまた会える人も、
元気に夏を乗り切ってくださいね。
今学期もいろいろ付き合ってくれて、

ありがとう!