ニコのこと





みごとなカリフラワーでしょ。
 

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冬の初め、

ひさしぶりに
イッコとニコを拾った場所に行きまして、
その帰り道、近くの農家の庭先で
買ってきました。
 

 

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==ご報告==

 

ニコあらため二胡が、
今年の初め、1月9日に、
猫神さまに召還されました。




里親さんからは、
いつもの「9月の記念日」に
お知らせをいただいていたのですが、
どうにも記事が書けませんでした。



だけれど、

今もイッコニコのことを

気にかけてくださる方はあるに違いない、

このまま年を越すのはいかん、と思い、
お知らせ申し上げる次第です。

 

※イッコとニコの名が初耳の方は、

欄外のカテゴリー、イッコとニコ

ふたりの記事をまとめてあります。

どうぞそちらをご覧ください。

 

 

**


まだ5歳。

お空に帰るには早い若さですが、

心臓に病気を抱えていたのだそうです。
しかし何しろ里親さんは獣医さんです。
治療にも看護にも手抜かりのあろうはずはなく、
自宅で看取られたとのことでした。




捨てられたのは目も開かないうちでしたし、
いっしょに拾われたイッコとともに
すばらしいおうちに縁づいたニコ、
ここは、乳母として言い切っちゃう。

 


彼は、しあわせな猫でした。


それでも......

やっぱりほのかに寂しい乳母です。
ちょいと思い出におつきあいください。








いつも困り顔だったニコ。

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ミルクの飲み方は
絶望的に下手でした。

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それでも順調に体重は増えた。

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カワイイのポイントも
きちんと押さえて成長。

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しかし子猫としてはどうなのか、
この寝顔。

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うーむ......

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これは、初トイレ。

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といっても、掘っただけ。

ほぼ毎日失敗しては、

洗面台のお風呂で丸洗いの刑でした。

 


何もかも、

利発なイッコに後れを取ってたよね。

お空に帰るのもゆっくりでよかったのに。


しかし、

彼には才能がありました。

「おもしろい猫」という才能が。

 

 

乳母の腹筋を崩壊寸前に追い詰めたのが、
このエピソード。




乳母の膝に手をかけて、

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睡魔と戦って、

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みごとに負けた、あの日。

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負けても、雄々しく立っていた!




やがて......

秋をひとつと冬の半分をわが家で過ごすうち、

ハツカネズミみたいだったのが、
ちゃんと猫らしくなりました。
乳母のお手伝いもできるようになりました。

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あたらしいおうちに出発するころには、
寝てても起きてても超絶カワイイ、

りっぱな猫になりおおせていました。

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えらかったね、ニコ。
しあわせだったよね、二胡。

あの日、拾われてくれて、

ありがとう。

 





イッコとニコが落ちてた場所。
見上げた空には、

出来すぎの飛行機雲。

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今度おりてくるときも、
白いコートにする気かな。

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おばちゃん、

ニコニコ笑いながら

白いきれいなカリフラワーを買ったよ。

 



バイバイ♪

 


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白いふたり2017

 

 

わが家ではイッコ、ニコと呼んでいた、あの白いきょうだい、

早いものです、なんと5歳だそうですよ。

記念日(ということにした)9月9日に合わせて、

今年も里親さんが写真を送ってくださいました。

お便りには、以下の近況報告が――
 

花

一胡はおてんばで、二胡は食いしん坊で正反対の二人ですが、

喧嘩しながらものんびり仲良く毎日を暮らしています


 

では、イッコあらため一胡嬢!

 

 

おおー、冷ややかな美貌が冴えわたる!

とても「おてんば」には見えませんなあ。

 

 

 

この季節、ついつい過去記事をうろついてしまうのですが、

その中から掘り出した、ちびイッコの写真を並べちゃう。

 

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ひどい目ヤニでふさがっていた目が開いて、

知性の片鱗を見せ始めたころです。

(写真↑をクリックすると、このときの記事に飛びます。)

 

 

おつぎは、食いしん坊バンザイのニコ坊、二胡くん!

 

 

あいかわらずほんわかムードだなあ。

ちょいとお腹回りに貫録がついてきたような気もしますが、

思えば小さいころから、その気配はあったのでした。

 

 

 

これも掘り出した過去記事から、ぽいっ!

 

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300グラムのニコ♪

 

 

**

 

あの、手のひらにふたついっしょに乗せてもよゆうだった、

大福もちサイズの白いのが、堂々の5歳とはなあ......。

ふたりを引き取ってくださった若いおかあしゃんは、

毎年毎年、元乳母にようすを知らせてくださいます。

ありがたいことです。


 

ふたりの過去の記事をたぐっていると時間を忘れます。

赤ん坊猫というのは、ほんとに反則技連発のかわいさです。

下のカテゴリー「イッコとニコ」にまとめてありますので、

お初の方がいらっしゃいましたら、どうぞご覧くださいまし。
 

 

***

 

それにつけても改めて思うこと――

先日保護犬猫の「預かりさん」のことをご紹介しましたけれど、

あの方たちは、ほんとうにすばらしい!

ほんとうに偉大である!

このたった2匹で、「別れの辛さ」に音を上げた私には、

もう、もう、尊敬しかありません。

 

すべての預かりさんへ。

いつもほんとうにありがとうございます!

 

ハートアニマルレスキュ―飛騨

 

ハート動物いのちの会いわて

 

重陽の2胡と、猫な老後

 

 

9月9日、『猫な日本語』の記念日に、

イッコとニコあらため、一胡と二胡のおかあしゃんから、

今年も写真が送られてきました。

 

 

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うつくしいのぅ。

このきゅっと引き締まった表情は、一胡嬢でしょう。

 

 

 

そして、こちらのぽやっとした感じは、二胡坊ですね。

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まっしろボデーの妖精ふたり、

実生活ではあんまり神秘的なところはないらしく、

この夏は、クーラーのきいた部屋に入りびたりだったそうです。

 

 

おかあしゃん先生は、この日を忘れず、

毎年、ふたりのようすを知らせてくださいます。

元乳母には、何よりのうれしいプレゼントです。

 

イッコニコを手放した直後はしばらく泣き暮らした乳母ですが、

それでも、気持ちの底の方は、あかるかったもんです。

一度はゴミみたいに捨てられてた命が、きっちり幸せになったわけだし、

自分がそこに一役買えた、といういう誇らしさもありましたしね。

 

 

それにちなんで、お知らせです。

このほど、こんなイイコトを見つけました。

 

花

子猫リレー事業

 

 

わが年齢を考えると、もうあたらしい命を引き受けることはできない。

今のウリグリを見送ったあとは、猫のいない暮らしになるんだな。

おとな猫を引き受けるという手もあるけれど、

自分が死んだ後、飼い猫を路頭に迷わせる不安がどうしてもつきまとう。

 

嗚呼、猫のいない老後!

 

ワタシに耐えられるだろうか.....。

 

そんなふうにさみしく思っていたのですが、

なんとここに光が!

 

子猫リレー事業、またの名を、ミルクボランティア

 

それは、こういうものです。

 

保護された子猫を、高齢者に世話してもらおう!

頻繁に授乳や排泄の世話が必要な子猫には、

現役世代より、引退した高齢者がぴったり!

なにせ暇だし、夜眠れなきゃ昼寝すればいいんだし!

 

そうして、あまあまに甘やかしてニンゲン大好きな猫に育て上げ、

家猫修行を済ませたら、若い世代の里親さんに託すのです。

 

里親探しは時間も手間もかかる、保護活動最後の難関ですが、

そこは、ありがたいことに、手慣れた保護団体がやってくれるという。

とにかくじーさんばーさんは、

子猫に愛情をじゃぶじゃぶ注いでいればいいのです。

それがいろいろ手一杯な保護団体さんの手助けにもなり、

殺処分ゼロへの道につながるなんて、

にゃんとオイシイ話でしょう♪

にゃんとすばらしい!

 

この運動、全国に広がるといいな、と思います。

 

余生のたのしみができました。

 

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2歳になったイッコニコ




ブログ開設と同じ、9月9日を誕生日ということにした白い子たち。
めでたく2歳の誕生日を祝ってもらったようです。
お母しゃん先生(獣医さんなのだ)から、写真が届きました。

そのときのメールによれば、
二胡は食欲がすごくて、一胡は遊ぶの大好きで、
二人とも全く違うので、面白い日々を過ごしています(^-^)

とのこと。

では、お母しゃん先生撮影、
一胡(わが家にいたときは、イッコ)と、
二胡(同、ニコ)の、まぶしい姿をご覧ください!



「食欲がすごい」二胡くん。
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それでも体型は理想的。
さすが、完璧な体重管理のたまものでしょうか。



「遊ぶの大好き」な一胡姫。
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ああ、あいかわらず知性がだだもれ。
お鼻のぴんくが、たまりませんのう。


ふたりともすっかりオトナ猫だけれども、
性格は、どうやら幼いころのイメージそのまんまですね。


最近読者になってくださった方は、
突然の白猫出現に驚かれたかもしれません。
右側にあるCATEGORIES欄の中の
「イッコとニコ」に、過去のゆくたてがあります。
彼らの乳飲み子時代を、おたのしみあれ。

*

さて、わが家の灰色は、夏の間の食欲不振が幸いして、
ただいま理想体重に近い、3.1キログラム。
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秋の気配とともに食欲は盛り返しつつありますが、
白いふたりは、このしましまより、
とっくに、はるかに、大きくなっていると思われます。

*

ふたりを引き取ってくださったお母しゃん先生は、
私はもう三胡なしの生活は考えられないです笑
だそうです。

順調愛情生活♪
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白いお中元


きょうこそは、
ほんとうに涼やかな
夏のごあいさつを、お届けします。



まっしろけの、



け!



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ニコあらためニ胡、4.6キロ。


イッコあらため一胡は、ほっそりを維持していますが、
それでも3.4キロだそうです。
ウリより大きくなりました。

そうして、あいかわらず、姉貴な態度。




ぴしっ!

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ふたりとも、とっても元気だそうです♪
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※もしも、当ブログの読者になってくださってから日が浅く、
 イッコとかニコとかって誰?とお思いの方がおありでしたら、
 右欄CATEGORIESの中に、ふたりの過去記事がございます。
 よろしければご覧くださいませ。かぁわぇええ♪ですよ。


白いふたり


すこし前のことになりますが、
イッコニコ母さんが、また写真を送ってくださいました。


まずは、決め顔のお嬢、一胡。
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おお、耳のあいだの「イッコ・マーク」は、健在のようですね。
そして、やっぱりビジンさんだわ。
拾ったとき、この目がヤニでふさがっていたのが、ウソのようです。


どうしたって家猫は外猫より美形が多い。
そして、家猫がかわいく見えるポイントは、やっぱり目でしょう。
野良猫は、しょぼい目のコが多い。
彼らの目がしょぼいのは、猫風邪が原因のことが多いのだそうで、
こんなきれいな目になってくれたのを見ると、
つくづく、あのとき一胡たちの手当てが間に合ってよかった、と思います。


で、もう一枚はですね、
母さんの言によればですね、
「おとぼけのニ胡」です。


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「か、かあしゃん、どして、しゃしんまで ぼけるですか??」


ニ胡は
おとなになっても
ツッコミどころ満載!
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立ったまま寝てたニコをお代わりしたい方は、
こちら☆をどうぞ!

美少女→美女!



イッコニコ母さんが、イッコあらため一胡の写真を送ってくださいました。

びっくりなさいますなよ。

モト乳母は、腰を抜かしましたですよ。

ほーら♪


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ほぇ〜い。
なんてふしぎな色のひとみでしょう。
ゴールドの奥に、澄んだ青と緑をひそませた、神秘の泉。

赤ちゃんのときは、小鼻まわりに「黄な粉」がついていたのですが、(⇒☆こんな
それも今やすっかり消えて、まっ白しろ!
色の白いは七難隠すっていうけれど、一胡には、一難もありゃしません♪


いただいたメールを、ご紹介します。


一胡も無事に避妊手術を終えましたよ(*^▽^*)

一胡はまだ2.8キロですが、ちょっと脂肪が多いです(笑)

もちろん検査は陰性でしたよ

二人とも元気いっばいです!


よかったあ。
今度もお母しゃん先生が執刀なさったんでしょうね。
血液検査の結果が陰性というのも、万々歳。

ちょっと脂肪が多いくらいのほうが、オンナは魅力が増すのです。(ここ力説!)
赤ん坊のときから美少女路線まっしぐら(⇒★ほらこんな)だった一胡、
晴れて美女の道をあゆみはじめたのでありますね。


さてと。
んー、公開すべきかどうか、迷うんですけれども、
じつは写真はもう一枚、ありますの。
どうしよっかな〜。

失礼ながら、ふだん美猫に縁遠い方には、
ちょぉっと刺激が強いかもしれません。
(ワタシは、あぶなかったデス。)
お手近の机などに、しっかり、つかまった上で、ごらんください。


よござんすか?


行きますよ。




悩殺ショット!

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ああ、もう!
赤ちゃんのときのピンクのお腹を思い出しました。
ぽんぽこりんの、ピンクの赤ちゃんオナカ。
泣けてきた。
うれしくて。
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ニコ、青年団入り


イッコニコ母さんから、一胡とニ胡のうつくしい写真が届きました。

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ニ胡、ちょっと早めですが、去勢手術がすんだそうです。
なんと、執刀は、お母しゃん。
なにしろ、お母しゃんは、獣医さんですからね。

それにしても、お医者さまというのは、すごい。
先代のニャンタは、闘病中、飼い主が自宅で皮下補液をしていたのですが、
ニャンタのからだに点滴の針をさすときの、あのおぞましい感触、あの恐怖!
素人の私は最後まで慣れることができず、毎回、指が震えたものです。

さすがはプロでいらっしゃる。

でも、メールには、こうも書かれていました。

私が執刀しました(>_<)
 麻酔が覚めた二胡が愛おしくて(笑)
 無事に終わってよかったです

さすがはプロだけれども、さすがにやっぱりお母さんなのでした。


上の写真、じつは、ふたりの視線の先に、わが家があります。
大型望遠鏡に心のレンズをはめても見えないほどの距離ですけれど。
輿入れのとき、この窓を見て、元乳母はうれしかったものです。
今ごろイッコニコがこっち見てるかもなあ、なんて、
晴れた日は洗濯物を干しながら、想像するんですヨ。


写真はもう一枚ありました。

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きゃあ♪
白い猫は、絵になりますのぅ。

たぶん手前がニ胡でしょう。
ただいま3.5キロあるそうです。
ウリねえたんをとっくに追い越しました。

あ、そしてニ胡の血液検査の結果は、これまたシロ♪だったそうな。
よかった。
一胡の検査と不妊手術は、3月に入ってからだそうです。
一胡も、たぶんシロでしょう。

* * *

今回お母しゃんからいただいたメールには、こんなことも書かれていて、
元乳母は、自分がほめられたようにイイ気分になりました。

一昨日、二胡が一足先に去勢しましたよ
 採血の時は大騒ぎでしたが、声だけで、
 人を噛んだり、引っかいたりする事はまだ一度もありません(●´ω`●)
 小さい時の環境が良かったのだと、改めて感謝しています
 ありがとうございます


うちにいたころのニコの声を思い出します。
イッコよりすこし高めで、それはそれはかわいらしい声でした。
初めての注射針がこわくて、あの声で必死に鳴いたんだろうな。
でも、お医者さん(=お母しゃん)の手に傷をつけるようなことは、しなかった。
えらいぞ、ニ胡!

* * *

イッコニコは、箱にも入れられず、地べたに捨てられていた赤ん坊でした。⇒
でも這うこともできぬほどのチビだったからこそ、
今のふたりの頭に、不幸の記憶は、たぶんありません。
そして、ふたりいっしょに、ケンカしながら育ったおかげで、
かまれれば痛い、引っかかれたら痛い痛い、ということをちゃんと学べました。
その点は、大いに幸せな育ち方をしたことになります。

結果、上手に愛され、愛し返すことのできる猫になってくれました。


赤ん坊のうちに、親からもきょうだいからも引き離され、
ペットショップに並べて売られている「かわいい盛り」の子犬や子猫が、
長じて手のつけられないオトナになるのは、当たり前なのです。
そうして、手がつけられなくなって捨てられる犬や猫が、後を絶たないのです。

だから私は(現状のたいていの)ペットショップが大っきらいです。

話が飛んだ。
どさくさまぎれに飛んだぞ。


とにかく、君たちはしあわせもんだ!
よかったなあ。
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