2018.12.21 Friday
ニコのこと
みごとなカリフラワーでしょ。
冬の初め、
ひさしぶりに
イッコとニコを拾った場所に行きまして、
その帰り道、近くの農家の庭先で
買ってきました。
==ご報告==
ニコあらため二胡が、
今年の初め、1月9日に、
猫神さまに召還されました。
里親さんからは、
いつもの「9月の記念日」に
お知らせをいただいていたのですが、
どうにも記事が書けませんでした。
だけれど、
今もイッコニコのことを
気にかけてくださる方はあるに違いない、
このまま年を越すのはいかん、と思い、
お知らせ申し上げる次第です。
※イッコとニコの名が初耳の方は、
欄外のカテゴリー、イッコとニコに
ふたりの記事をまとめてあります。
どうぞそちらをご覧ください。
**
まだ5歳。
お空に帰るには早い若さですが、
心臓に病気を抱えていたのだそうです。
しかし何しろ里親さんは獣医さんです。
治療にも看護にも手抜かりのあろうはずはなく、
自宅で看取られたとのことでした。
捨てられたのは目も開かないうちでしたし、
いっしょに拾われたイッコとともに
すばらしいおうちに縁づいたニコ、
ここは、乳母として言い切っちゃう。
彼は、しあわせな猫でした。
それでも......
やっぱりほのかに寂しい乳母です。
ちょいと思い出におつきあいください。
*
いつも困り顔だったニコ。
ミルクの飲み方は
絶望的に下手でした。
それでも順調に体重は増えた。
カワイイのポイントも
きちんと押さえて成長。
しかし子猫としてはどうなのか、
この寝顔。
うーむ......
これは、初トイレ。
といっても、掘っただけ。
ほぼ毎日失敗しては、
洗面台のお風呂で丸洗いの刑でした。
何もかも、
利発なイッコに後れを取ってたよね。
お空に帰るのもゆっくりでよかったのに。
しかし、
彼には才能がありました。
「おもしろい猫」という才能が。
乳母の腹筋を崩壊寸前に追い詰めたのが、
このエピソード。
乳母の膝に手をかけて、
睡魔と戦って、
みごとに負けた、あの日。
負けても、雄々しく立っていた!
やがて......
秋をひとつと冬の半分をわが家で過ごすうち、
ハツカネズミみたいだったのが、
ちゃんと猫らしくなりました。
乳母のお手伝いもできるようになりました。
あたらしいおうちに出発するころには、
寝てても起きてても超絶カワイイ、
りっぱな猫になりおおせていました。
えらかったね、ニコ。
しあわせだったよね、二胡。
あの日、拾われてくれて、
ありがとう。
*
イッコとニコが落ちてた場所。
見上げた空には、
出来すぎの飛行機雲。
今度おりてくるときも、
白いコートにする気かな。
おばちゃん、
ニコニコ笑いながら
白いきれいなカリフラワーを買ったよ。
バイバイ♪