花炭(と鼻)



 

 

いいもの みせてあげるです。
 

 

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ウリ猫の鼻
 

 

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――じゃなくて、




ヒゲ
 

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――でもなくて、



こちら。

 

 

 

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花炭です。



蓮の花托、ドングリのヘタ、
竹の箸と、それを結わえたワラひも、
そして折り鶴まで。

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密閉して適正温度でじっくり焼くと、
きれいに形を残したまま、炭になります。


里山保全のボランティア団体に所属しているのですが、
そこでは毎年春の初めに、炭焼きをしています。
間伐したコナラと竹を炭に焼くことで、資源を有効活用し、

かつ、炭焼きの技術と文化をきちんと伝承しようではないか、と。
でも活動の第一の目的は、「楽しんじゃえ!」です。

そして、その楽しさを倍増させるべく、
炭焼き窯の脇では、一斗缶や菓子の缶を使って、
こうした花炭を焼いています。
みかんとかパイナップルを焼いたこともあります。
上の竹製の入れ物も、手先の器用な会員の、手作りです。



松ぼっくりや栗のイガも定番。
ワシャモシャした丸いのは、モミジバフウという木の実。

イガの針や、モミジバフウの実の細いヘタまで残っているのが自慢です。

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会員には定年退職したおじさまが多いのですが、
技術職だった人や、バリバリ理系だった人が研究と工夫を重ね、
現代版炭焼き職人たちの向上心は留まるところを知りません。
以前は折り紙なんぞ真っ白な灰になって燃え尽きていましたが、
近年はほぼ100パーセント、炭化に成功しているようです。


んが、花炭作りの最大の難関は、完成品を運ぶとき!
壊れやすいのよ〜。
 

 

猫の「ちゃいちゃい」も、難敵です。

 

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