2017.11.13 Monday
うちの子
★日本語【「うちの」考#序論】
にゃっぽん青空党、公認候補、
灰色しましま氏。
この青い空の向こうに、
この国の希望が見える。
(ヤマボウシの最後の一葉)
心には、
ピンクの、はあとを!
――というのは、前座でして、
きょうの主役は、
こちらの、このお方。
ルリタテハです。
羽化したてのホヤホヤです。
うちの子です。
今しがた、わが家のホトトギスの群落から飛び立ったばかり。
まちがいなく、うちの子です。
なんでそんなに確信を持って言えるのか、って?
じつは秋の初め、近くに住む知り合いから里親を頼まれました。
その人の住む団地の庭に、この蝶の幼虫がいるのだが、
もうじき全面的に草刈りが入ることになった、
どうしよう、みんな死んじゃう、というのです。
たいていの蝶や蛾の子どもは、食べる草が決まっています。
適当に近くの草地に移してやっても、生きてはいけません。
ルリタテハの場合は、たとえばホトトギスという草が必要です。
わが家の庭にはホトトギスがいっぱい生えています。
で、引き取りますよ、と申し出た次第。
ホトトギスの枝に「たわわ」に実った幼虫6匹。
(どんなかな?とお思いの方は、⇒☆こちらの図鑑へ。)
ムシ嫌いの人が見たら悲鳴を上げそうな図ですが、
その人が大事そうに運んできたのを、
うちの庭に放したのが、9月21日のことでした。
蛹になるところは残念ながら確認できませんでしたが、
この朝、まさに瑠璃色の光が、足もとから飛び立ったのです。
ね!
ぜったい、うちの子でしょう?
*
どうせなら、うちの庭で撮影させてほしかった。
目一杯ズームにして、めいっぱい腕を伸ばして撮影。
なんでお隣の庭に行っちゃうかな。
ルリタテハは、成虫で冬を越します。
小春日和の日には、また姿を見せてくれるでしょう。
たのしみ、たのしみ。
※長くなってしまいましたので、このつづきは、明日火曜に!
「うちの〜」という表現についての小さな提案です。