タメ? ダメ?




写真が斜めになっておりますが、
ウリ猫が抱え込んでいるこの白い物体は何かと申しますと――、
 

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オバの、たくましいふとももでございます。
左足は伸ばし、右だけを曲げてカエル座りをしていたところに、
のしっと乗ってきました。

 


例によって――、


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カメラを向けると、とたんにむっすり顔になりましたが、
この状態で、赤ペン先生を励ましてくれていたわけです。

 


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つくづく思うんですが、
ウリ猫は有能な(?)秘書であると同時に、
オバにとっては、孫みたいなもんです。

この子と日本語でおしゃべりするとしたら、

うーん、やっぱりためぐちになるでしょうな。

 

 


花


春休み恒例、留学生は見た!シリーズ

4人めは、韓国のLさんです。
 

日本人は初対面なのにためぐちする場合が多いようです。韓国語でも敬語とタメ口の区分が厳しいのに初対面では、最近、目下でもとししたでも基本的に敬語で話しますので日本ではふつうなのかなと理解する前には気持ちがよくありませんでした。たまには、”外国人には私はタメ口だよ”って言ってくる人もいますが、人によっては差別に感じる私のような人もいるので主意してほしいです。ありがとうございました!

 

 

日本語ネイティブのみなさん、

いかがでしょうか?

もしや、お心当たりはないですか?

 

相手の日本語の発音に、日本人ではない気配を感じたとたん、

やけに「やさしく」なる人は、少なくありません。

 

あ、この人、外国人だ、と思ったとたん、

まるで、お母さんが子どもに接するような、

あるいは、保育士さんが園児に話しかけるような、

甘やかな親切さを含んだ話し方に変わる人が、います。

 

マニュアル敬語を使うことになっていそうな接客場面ですら、

このスイッチの切り替えを目撃することがあります。

こんな感じ。

 

「お水は自分で取ってきてね。ほら、向こうにあるから。ね?」

「印鑑、あ、ハンコね、わかる? ハンコ、ここに押してくれるかな?」

「ごめんなさいね。カードはねえ、うん、使えないの。」

 

どの客に対しても親しげに話す雰囲気のお店だったらいいのです。

ほかの日本人の客に対しても同じ話し方をしているのなら、

ためぐちも、アリだと思います。

そうじゃなくて、使い分けている場合が、問題なのです。

 

いきなりヘイトスピーチをかますよりはマシ、かもしれません。

でも、この「やさしげなためぐち」だって、

じゅうぶん、相手の心を傷つけうる行為なのです。

 

もし日本語の発音に訛りがあったとしても、

文法に小さなミスがあったとしても、

たどたどしい話し方だったとしても、

それは、その人が劣っていることの証左などではありません。

庇護すべき可哀そうな人ではないのです。

 

きちんと、ひとりの大人として向き合い、

日本人の大人と話すときと同じ話し方で対応すべきです。

意してほしいです。

 

 

それはやさしさですか?

子ども扱いではありませんか?

 

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※この件に関しては、もう少しお聞きいただきたいことがあります。

 いわゆる「毒吐き」になります。

 つきあってやろうじゃないか、という方は「つづき」を、どうか(↓)。

 お口直しの、おまけ写真つきです。

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