おそろしい子


ニャンタはとてもオソロシイ猫でした。
ブラッシングでも爪切りでも、
大きらいなことをされると、いっさいの躊躇なく、強烈な暴力に訴えるのです。

おかげで私の手はつねに穴だらけでした。
深く牙がささって消毒が間に合わず、
ひじの先まで腫れ上がったこともあります。

そんなオソロシイ猫が赤ちゃんだったころの写真。
P1020747.JPG

ニャンタは、私たちが当時住んでいた借家の隣の庭で、
ノラ母さんが産んだ4匹きょうだいの1匹でした。

隣家の解体工事やら台風やらハプニングやら、いろいろなことがありまして、
私たちが、そのノラ母さんから直接、このちび三毛を託されたような具合になりました。

うちで引き取ると決めたとき、ちび三毛はこの写真よりもまだ小さくて、
手のひら半分の面積によゆうで乗れるくらいのサイズでした。
生まれてから、せいぜい一か月というところだったでしょう。
きょうだい猫たちとヨタヨタ、モタクタ、ようやく遊び始めたころでした。

今おもうに――、
ニャンタがあんなにも容赦なくかんだりひっかいたりする猫に育ったのは、
きょうだいとの別れが早すぎたからだと思います。
本気でかまれたら、本気でひっかかれたら、どんなに痛いか、
何も経験しないうちに引き離されてしまったからだと思います。

だから、子犬や子猫を親から引き離す時期について、
「8週齢」という数字は、大きな意味をもつのだろうと、
シロウト考えながら、わかります。

飼い猫にいちいち血まみれにさせられたら、
捨てたくなる人もいるでしょう。
飼い犬がいつまでも無駄吠えをやめなかったら、
飼いきれなくなる人もいるでしょう。

猫は家からほうりだされ、野良猫になって増えつづけ、
近隣に迷惑をかけて、捕獲の対象になる。
飼いきれなくなった犬は保健所に持ち込まれる。
捕獲された猫、引き取られた犬は、ごくひとにぎりの幸運なものをのぞいて、
殺されます


そんな弊害につながることが明らかなのに、
 ・2か月以上も養うのはエサ代がよけいにかかるから
 ・ワクチン代も店が持たなくちゃいけなくなるから
 ・だいいち、2か月もしたらカワイクなくなっちゃうから
などという理由で、おさなすぎる犬猫を売ってもいいものでしょうか。

以前、こちらでもおねがいしたことですが、
今回また『ジュルのしっぽ』のhana*さんが、
とても参加しやすいページをご用意くださいました。

名づけて、

『8週齢規制』メールプロジェクト


この中の、「政党にメールする」というのだけでも、いかがでしょうか。


実際に、やってみました。
文面を決めてから各党にメールするのに要した時間は15分弱。
みなさんが15分ずつ使うだけで、大きな「数字」が生まれます。
こてちさんが書かれたとおり、ほんの1通でも、0ではありません。
党本部にメールが集中すれば、
あんがいトップダウンで動いてくれる党もあるかもしれません。

おねがいします。
15分。
ください。


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コメント

「15分だけ時間を」というのに衝撃して、こてちさんのページからジュルさんのページへ飛んで、できるだけ多くの政党に
コピペメールではありますが、送ってみました。

背中をおしていただいて、ありがとうございます。
人間の自分勝手で可哀想な運命をたどる命がひとつでも
少なくなれば、と思っています。

大事なお知らせの拡散、ありがとうございます!!

  • misa
  • 2012/01/07 14:34

追記です

ニャンタちゃんの生い立ちから、心を動かされました。
ニャンタちゃんが今でも、猫仲間を天国から安心して
見守れるといいな、と思いました。

うちの先代猫アールも、きっとそう願っていることでしょう。

  • misa
  • 2012/01/07 14:37

当家の気難し屋さん筆頭猫も
目がやっとあいたくらいの時期に捨てられていたところを保護しましたんですが
やはり噛む引っ掻く怒る、他の猫と寄り添えない猫でした。
そうなんですよね、同じ子猫同士のあの学習期は
とても大切な時間なのですよね。

また俄然燃えてまいりました。
メール、あとどこに送ってなかったかチェックして
さああー送るぞー!!

  • 藏ゆ
  • 2012/01/07 15:15

おととし死んだバサマは知り合いが保護した妊娠中の親猫から生れ落ち、
その人の家で6匹姉妹の末っ子として三か月を過ごし、我が家に来ました。
「ちょーかわいー」の時期は過ぎ、そこはかとなく目も座って(笑)オトナの
片りんをのぞかせていましたが、空気を読める娘っこでした。

対して、その後に家の近くで保護した現在のジイサマは、手のひらサイズで
二か月未満と思われました。
親とはぐれ(あるいは弱っていたので見捨てられた)その子は、親愛を込めて
額を舐めてくれたバサマの鼻先をポカンと殴ってしまいました。
その後もニンゲンの愛情を独り占めするために、手加減なくバサマを威嚇し攻撃し、
バサマが逝くまで決して仲良くしようとはしませんでした。

早く親と別れたために、舐めてもらうことが愛情だということはあまり
理解していなかったんだと思います。
親姉妹との親密なふれあいと愛情が、どんなごちそうより大事な栄養であり
教育であることは、人間も動物もかわりません。

  • umineko
  • 2012/01/08 03:53

◆みなさま、応援、ありがとうございます。
 初めていっしょに暮らした猫がニャンタでしたので、
 猫っていうのはそういう生き物なんだと思ってました。
 傷だらけの愛に、なんの不満も不平も抱かずに18年近くを過ごしました。
 で、ウリが家へ来てから、「えぇえ〜っ?!」。
 ブラッシングがお互いにキモチイイ行為だったなんて……。
 シテモイイ行為だったなんて……。日々ハートマーク全開です。

◇misaさん
 さっそく行動に移してくださって、ありがとうございます。
 コピペメールって、何となく気が引けますけど、そんなこと思わなくていいと思います。
 だって言いたいことはひとつ、ですもん。
 アールさん、いい名前ですね。

◇藏ゆさん
 あの白いお方ですか?
 そんなちっぽけなときに拾われたのですか。
 それじゃあ無理もなかろう、と、今ならよくわかります。
 女将さんが燃えるとこわいぞー。メールボックス、待っておれ!

◇uminekoさん
 そこはかとなく目もすわって……!
 まさに、ウリが来たのもそんな頃合いだったでしょうか。
 ヒトには捨てられたけど、でもかわいがられて育ったんだろうな、
 そんな感じがしました。
 ちゃんと心の栄養と教育を受けて育ったんでしょうね。
 バサマ(くろすけ姐さん?)には悪いけれど、
 今はジイサマがuminekoさんを独り占め。
 空気読まなくていいから、思いっきりお甘えなさいな。

  • ニャンタのおば
  • 2012/01/08 15:37

微力ではありますが、私もメール送ってみました。
三匹いるうちの子の、手のひらサイズで保護した長男猫が、まさにニャンタちゃん状態で。
飼い主や他の子に対する容赦ない噛み付きは、母猫・兄弟猫と一緒に過ごす時間が足りなかったからだと、私も学習しました。
「月齢」が意味するところの大きさを、多くの方に理解していただければ、と願っています。

  • みぃてんくり
  • 2012/01/11 11:44

◇みぃてんくりさん
 はじめまして。コメントありがとうございます。
 メール大作戦への参加も、ありがとうございます。
 こんなちっぽけなブログのある日の記事へのコメント欄に
 これだけの「問題児実例」が集まったんですもの。
 「8週齢」は、あらためて譲れない数字だと思いますね。
 長男猫さんとの愛あるバトル、がんばってください♪

  • ニャンタのおば
  • 2012/01/12 08:18