悪いすまんごめん39!

 



すっかり春だわね。


 


 

花

 

 

留学生は見た!

 


3人目は、中国のXさんです。

 

 

日本に来る前から日本人は「すみません」という言葉を言いすぎると聞きました。実際に日本にきて生活して見るとたしかにそうです。電車で席をゆずれたとき、中国人は「ありがとうございます。」と言いますが、日本人は「すみません」と言います。先生にその理由を聞きましたが、「すみません」という言葉の中には「ごめんなさい」という意味だけではなく、「失礼しました」「Excuse me.」などいろいろな意味が含まれていると言ってくれました。日本人の他人に迷惑をかけないような、ていねいな気持ちは納得できますが、最初から「すみません」=「Sorry」とまなんだ私にとっては今までちょっと違和感を感じます。



 

 


アリガトウ!と無邪気に感謝と喜びを表明する前に、
自分のために何らかの骨折りをさせてしまったことをまず詫びたい。
――そういう「他人に迷惑をかけないよう」にしたい日本人の心理を、
Xさんはよく理解してくれているようです。
でもやっぱり今でもまだ違和感が残るのですね。

感謝の意を表すのに謝罪表現を用いるという、この現象のふしぎさは、
日本語母語話者の中にも、意識している方が少なくないでしょう。

私も、自分が言われる立場のときは、
素直にアリガトウと言ってくれた方が気持ちいいのにな、と思います。
でも自分が何かしてもらったときは、ついスミマセンが出がちです。
この習性を「直す」のは、なかなか難しそうです。
それが日本語なのだから、直さなくていいという考え方もあるでしょう。

でも、私もそろそろ電車で席をゆずられるかもしれない年齢です。
もしも「ゆずられデビュー」したときは、年下のその親切な人に、
目一杯うれしそうな顔で「ありがとう!」と言おうと思います。
まだそんな歳じゃない!なんてショックを顔に出さないように、
今から心の準備をしておかなくちゃ。


 
3月のお日さまに、アリガトウ。



母音で始まる「ありがとう」は、
音もやさしいよね。

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※留学生は見た!シリーズ、4人目は来週、月曜に。
コメント

陽を浴びるマダムの横顔がとっても素敵です。
ワタシも譲られデビューはいつかなー♪と
楽しみにしているのですが、いかん、地元路線、
常にガラガラだ。。。

  • 藏ゆ
  • 2017/03/13 10:37

以前はギョーカイ用語だった「お疲れさまでした」という言葉も
「お骨折りいただいてありがとう」の意ですよね。
一日の労をねぎらった上に「さようなら」の意味すらありますから、
飛び交うこの言葉の説明を英語圏のかたがたから求められると、
まさにこの記事のような話になっていきます。
Xさんのお気持ちはよっくわかります。

わたくしもしっかりとゆずられデビューに備えねば!

おばさまがいつも書いていらっしゃる『言葉は変化していく』
ということなんだと思います。
すみません・・・は、お詫びの言葉ですが、今はイコール
ありがとうにも使われているので
Xさんも『ありがとう』という意味で言われていることも
あるのだろうなと思います ^^
でもそのまま訳せば Sorry ですから、やっぱりXさんの違和感は
否めないのよく解ります。

  • ж∫цж
  • 2017/03/13 14:16

何を言っても「すみませんすみません」を連発されると、いささかげんなり。
ストレスになります(笑)。
知らず知らずのうちに「すみません」が口癖のようになっていて、周囲の人の不快感を招くことも…。
わたしも、気を付けようと思います。
あと…「お疲れさまでした」を、「お疲れ〜」って略して言うのも言われるのも苦手です。
いらっとする(^^;

  • みわこ@奈良!
  • 2017/03/13 17:49

おはようございます。

タイトルに若干の
ヤサグレ感があるのは
気のせいでしょうか(*´-`)
すいません、は有難うとか
あと、気を使わせて申し訳ないとか
そういう時に使います。
でもなるべく「有難う」を言うように
しています。
感謝って、相手の心に届く気がするので〜♪

震災の、電気の話も 拝読しましたよ。
ごちゃごちゃ余計なコメントを
しそうになりましたので、
受け止めるだけ。
受け止めて、うん、と頷くだけです。
自分を責めないようにね。

  • solo_pin
  • 2017/03/14 08:02

日本語の『すみません』はやはり特殊なんですね。
そのあたりの機微を理解するにはかなりの習熟が必要なんでしょうか。 
それでもやはり、『すみません』を連発するのはいただけないと思います。 
にっこり微笑んで素直に『ありがとう』と言いたいものです。 

追伸
『薪ストーブライフ』届きました!
ストーブの種類が多くてびっくりしました。
次回連載も、楽しみです♪

  • おっチョコ
  • 2017/03/14 11:57


◇藏ゆさん、グリコを讃えてくださって、ありがとうございます。◇
マダムが喜んでおります。「わかる人にはわかるのね。」と。/女将さんのゆずられデビューはまだまだ先でしょうが、経験するには盛岡あたりまで出ないとダメでしょうかね?

◇こてちさん、追加例をありがとうございます。◇
そうなんです、「お疲れさまでした。」も、学生から、使っていいの?悪いの?と、よく質問される表現のひとつです。勇んで使ってたら年配の教授から叱られた、みたいな。聞き手との関係や互いの所属年齢層、その人と一緒に何かしたのか、それとも一方的に講義を聞いただけなのか、などなど、考慮すべき要素がたくさんありますもんねえ。たいへん、たいへん。

◇ж∫цжさん、コメントをありがとうございます。◇
Xさんは、「すみません」の語義変化をじつによく理解していますよね。でもその上で、やっぱり違和感がぬぐえない、と。私も言われる立場のときは同じことを感じるので、言うときには、言われる人の気持ちになって、すなおに感謝のことばが出せる人になろうと思う次第です。

◇みわこ@奈良!さん、コメントをありがとうございます。◇
私もスミマセンの連発にはげんなりします。そのうちの一回でいいからアリガトウに替えてくんないかな、なんて思います。が、ほぅ、「おつかれ〜」がダメですか。わたくし、親しい人と一緒に何か作業をした後の別れ際には、それこそサヨナラの代わりに使っているかも。「イラッと来るツボ」は、人それぞれですねえ。気をつけましょうぞ。

◇solo_pinさん、コメントとお気遣いをありがとうございます。◇
いや別にやさぐれてるつもりはないのですが、「悪い」「ごめん」も、スミマセンと同じ経路をたどってアリガトウの代わりに使われている表現なので、並べてみました。/11日の記事、後で読んで、やっぱり上滑りしてるなあ、と自分でも思いました。けど、電気を使うことへの罪悪感は、どうしても消せません。ただ、自分を責めたり無理をしているつもりはなくて、むしろチマチマした節電をしないことのほうが私にはストレスになってます。駅員さんに文句言うのはけっこうしんどいので、最近はやめてますけど。

◇おっチョコさん、コメントとお買い上げ(!)ありがとうございます。◇
謝罪と感謝の入れ替わり、日本語だけのものとも思えませんが、違和感を覚えるという学習者は多いですね。やっぱり特殊ではあるのでしょう。/『薪ストーブライフ』ご購読くださるのですね。あんなマニアックな雑誌を、ありがとうございます! うれしいなあ。いつか薪ストーブを導入されるときのために、お役立ていただければ幸いです。

  • ニャンタのおば
  • 2017/03/14 13:13