ウーリーを探せ!

★失敗談【頭のいい話し方】

 

 

 

 




下の写真に、灰色しましまのウリ猫が写っています。
 

 

さあ、どこでしょう?

 

 

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見つけられましたかな?



こたえは






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本棚、奥から3列目の最上段。


ねこ


数年越しのお部屋片づけ計画に着手したおじちゃんが、
手始めに、廊下の本棚から「たぶん絶対要らない本」を抜き取りました。
そこにできた、期間限定の貴重なすきまです。

猫はそれを見逃しません。
向かい合う階段からひとっ跳び。

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ご満悦。

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ヒトを見おろす。

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見くだす。

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とってもよい気分であるらしい。

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そして、
お部屋片づけ計画は、めでたく停滞中。

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※きょうの写真とはまったく関係ないのですが、
 「頭のいい話し方」について考えたこと(↓)。


***

 


先日、あたらしく義父のケアマネージャーになった方と電話で話しました。

私が何を知っていて、何を知らないかを、すばやく察知なさって、

最適の「難易度」で話を進めてくださる方でした。

おかげで、電話だけでかなりの手はずを整えてオット氏に伝えることができました。
 

 

で、思ったのです。

頭のいい方だなあ、って。
 

 

介護保険制度って、ほんとうにややこしい。

介護認定のこととか、誰が何を決める権限をどこまで持っているかとか、

特養とか老健とか、施設ごとの特徴や決まり事も、知らないと話になりません。
 

 

だから、何も知らない人に対しては、一から順を追って説明しないといけない。

でも、私は幸か不幸か、数年前に母が厄介になる事態になったとき、

必死で制度を勉強したので、ある程度の予備知識がありました。

そういう人間に対しては、きちんと定義された用語を使った方が、

妙にかみ砕いて聞かせるよりも、サクサクと、かつ誤解なく、話が進みます。
 

 

*

 


この、「相手の知識量を推し量りながら話を進める技術」は、

敬語が正しく使えるとかいうこと以上に、大切かもしれません。
 

素人や専門外の人を相手に、得々と業界用語や専門用語を振り回す人は、

あったま悪〜い、と思います。

イライラして、知らないから聞いてるんです!と叫びたくなります。
 

反対に、そこまではわかってます、と言っている相手に対して、

くどくどと初歩的なことを「やさしい単語」を使って説明しようとする人も、

あったま悪〜い、と思います。

「やさしい単語」は、えてして両義的・多義的であることが多いので、

かえって説明がわかりにくく、しかも不正確になることがよくあります。
 

役所の窓口、家電量販店の店員さん、PCサポート、ケータイショップ、

お稽古事のお師匠さん、○○初心者教室の指導者、......

いろんな場面でいえることではないでしょうか。
 

 

ここでいう「頭いい/悪い」は、むろん、知能指数とは違います。

会話の端々から、相手の頭の中を推測する力、です。
力というより、感性とかセンスというものかもしれません。
 

 

そして、それは、もちろん、日本語の教室でも、同じ。
 

 

*

 


これまた先日、日本語の授業後、質問をしてきた留学生がいました。

わりとよくあるタイプの質問だったので、さらっと説明しました。

が、何となくスッキリしない顔をしています。
 

 

少しことばを変えて、説明しました。

でも、やっぱり同じ。
 

 

質問してきたのは上級クラスの人で、語感も鋭いところがあり、

ふだんから語彙の選択も適切だし、文法のミスもほとんどない人です。

「まだ何か引っかかりますか?」と聞いたところ、
(この「引っかかる」がわかる程度の日本語力のある人です。)

「あの、『じしょけい』って、何ですか?」。
 

 

ええっ?!
 

 

留学生(=日本語学習者)に文法的なことを説明するときは、

たいていの場合、文法用語を使った方が、話が早い。

だから、そのときも、そのつもりでした。

「辞書形」を知らない日本語学習者がいるなんて思いもしませんでした。
 

 

あわてて確かめたところ、彼女は生後すぐから5歳まで日本にいたと言います。

母語はほかの言語だけれど、だから日本語も自然に獲得したのだそうです。

つまり、日本語ネイティブと同じ。

文法用語なんか知らない。

知らないけど、話せる。

そういう人だったのでした。
 

 

学生の詳細なプロフィールはもらっておりませんし、

クラスが始まるときの自己紹介でもそんな話はしていなかったので、

そうした可能性が、まったく私には浮かばなかったのでした。
 

 

結果、「あったま悪〜い」説明をしてしまったというお粗末。
日本語教師シミズ、まだまだです。
 

 

*
 

 

会話の端々から、相手の知識量を推し量る。

すごくたいせつなことだけど、すごく難しい。

でも、意識するのとしないのとでは、相当違うと思います。
 

 

自戒を込めて、考えたことでした。

 

そんなデキソコナイ教師に、
どうか、心優しい応援のひと押しを賜りませ。

猫押し→

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コメント

ウリちゃん、すぐ見つけました♪\(^o^)/

今日のお話、もう、うんうん頷きながら、読みました。
まちづくり関係で議長を務めることが多かった時、
暇だから、退職したから、ヤリタイ事が有るから等々、
参加動機も様々で、会議中トンデモナイ質問が出ると、
何処まで説明するか〜〜と慌てていました。(-_-;)
動物関係の相談電話では、瞬時に相手の求める事を推察して答えることが必要でしたので、かなりのストレスでしたが、今思えば、
私のボケ防止に役立っていたのでは!?と感謝したい思いです。

「頭のいい方」を分かる方も「!!!」ですネ(^_-)-☆

  • himetarou
  • 2017/06/12 13:26

ウリちゃま,ちゃ〜んと見つけましたっ!!
こんな隙間までささっと見つけて,きちんと納まるウリちゃま
凄い才能です ^^

解ります!その『頭のいい人』って尊敬します。
私の仕事は,専門職の作業がひとつ完了して,次の専門職の出番・・・
のような流れで進んでいくのですが,普段お付き合いのない建築士や
工事施工者のかたは,専門用語であれこれをどんどん説明なさるので
その専門用語の○Δと言われてもぉ,と思うことは多々あります。
人のふりを見て我がふりも本当に考えさせられます。
瞬時に判断することは無理でも,出来るだけ気を付けたいと思います。

  • ж∫цж
  • 2017/06/12 15:00

あややっ!
上級クラスで「辞書形」を知らぬ学生さんとは!
長年の猫飼いがマタタビを知らないようなもの。
あーせーるー。こーまーるー。
脳みそが徐々にスカスカしはじめている昨今、
もう頭の良い話し方なんて目指しません。
伝えたいことをちゃんと伝えられれば、
それで、もう、じゅうぶん。。。サメザメ。。。

  • 藏ゆ
  • 2017/06/12 15:11

会話のなかで互いの言語能力、理解度や基礎/予備知識の程度を探って、
ふさわしい編集をかけるながら話せるヒトは実に能力が高いと思います。
そういうかたと話をすると実に気持ちがいい!
アコガレます。

「辞書形」という言葉を今初めて、調べて、知りました。
文脈の中にあれば想像はできそうですが、むずかしいものですね。
ウーリーも見つけられなかったし。しゅん。


◇himetarouさん、ありがとうございます。◇
あー、すぐ見つかっちゃいましたか、本棚猫。/その手の会議の議長は、まさに「相手を読む」力が試されそうですね。そして電話相談! まさに、それがないと、延々と電話が切れないことになりそう。無理だ。ワタシにはムリです〜。おつかれさまでした!

◇ж∫цжさん、ありがとうございます。◇
灰色しましまがж∫цжさんのお目目を逃れるハズがございませんでしたね。/して、ほほー、何やらおもしろそうなおしごとですなあ。そういう場合、「ここは質問していいとこ」「わからなくて当然なとこ」という、聞き手としての判断力も問われそうですね。「そんなことも知らんのか!」と怒られるか、「あ、すまんすまん、一人勝手な説明しちゃったね。」と反省してもらえるか。――うふ、なかなかスリリングです♪

◇藏ゆさん、ありがとうございます。◇
いやいやいや、投げちゃいけませんてば。この語は既習か未習かを瞬時に嗅ぎ分けながら話を進めるのが、語学教師でございましょ。「頭のいい話し方」という呼び方にちょっといやらしさをお感じになったかもしれませんが、それは、復活女将さん先生も日々実践なさっていることのはずですわ。そもそも、「伝えたいことをちゃんと伝え」るために、何より大切な力ではなかろうかと思うものでありますよ。/そしてこの学生の場合は、日本語を習得したのではなく、獲得したのですから、辞書形なんて知らなくて当然だったのです(長年の猫飼いがフリスビーで遊んだことがないくらいに)。そこに学期半ばまで気づかなかった私がボンクラでした。

◇こてちさん、ありがとうございます。◇
そうそうそう! そういうお人と話をするのは、気持ちがイイ! 冗談が冗談として通じるのも、そういうお人が相手のときですよね。そして改めて気づいたのですが、これは、書くとき、も同じですね。誤読されそうな漢字は開いておくとか、読点を工夫するとか。じつは、拙著の中でわざと旧仮名遣いで書いた個所があったのですが、それを誤植だ、と(得意そうに)指摘されて、暗澹とした経験があります。/辞書形なんて用語、母語話者のこてちさんはご存じなくて当然です。国語の授業では終止形と呼ばれていたものに当たりますが、たとえば「飲む」だけじゃなくて「飲んだ」だって「飲まない」だって、終止する形ではありうるわけで、ネーミングとのずれがひどいので、辞書に載ってる形、と呼んでいるのです。日本語教育は実利優先ですの。/ウーリーが見つけられなかったのは、日ごろ存在感のありすぎる猫さんたちを相手になさっているからかも......

  • ニャンタのおば
  • 2017/06/13 08:50

何度も答え合わせをして…
やっとウーリちゃん🎵見つけました😅
なんせ、おめめがお年頃(笑)
携帯を近づけたり、離したり。
見つけて、スッキリ。

頭のいい人!
私もめざします。
ほんと、会話って難しい。
今日のブログも、いい勉強になりました。

  • vivi
  • 2017/06/13 22:20


◇viviさん、こんにちは!◇
コメントをいただいていたのに、すっこーん!と見落としておりました。お返事がこんなに遅くなってしまって、ゴメンナサイ! ウーリーがおめめの運動に役立ちましたようで、よござんした。/これでお嫌にならずに、またコメントをお寄せくださいませね。

  • ニャンタのおば
  • 2017/06/29 10:31