スズメウリ




すでに何度か霜に打たれた庭は、
草ぼうぼうがそのまま枯れ果てて、荒涼たるありさま。
何とかせねば、スズメたちのエサ台にもたどり着けない!

重い腰を上げて、花の終わった草ぐさを刈り取り、
お隣との境にからまるカラスウリやヘクソカズラを引っぺがしていたら、
頭上に妙なものがぶら下がっているのを発見しました。

 

 


か〜わいい♪

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ウリ鼻ふたつ分くらいの大きさ。
なんだ、このミニチュアスイカは。

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このひとも ウリですにょ。

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そうなんです。
オキナワスズメウリというらしい。


たまに見かけるスズメウリは、もう少し小さくて、実の色は白です。
インターネットは、つくづく便利なものですね。
「スズメウリ スイカ」で検索したら、すぐに出てきました。
熟すと赤くなるそうです。




ハイイロシマシマウリと、オキナワスズメウリ

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こんな顔してますが、灰色のほうは上機嫌です。

巻きひげをカサカサ言わせて遊んだ後の、この顔ですの。


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※「スズメ」について、辞書で遊んでみました(↓)。

***

【スズメについて】

 

カラスウリのほうが、ごぞんじの方は多いでしょう。

冬枯れの雑木林に、オレンジ色のラグビーボールをぶら下げています。

ウリ鼻でいえば、10個分くらいは優にありそうな、大きな実です。

 

それにくらべたら、このスズメウリは、小っちゃくてかわいい。

明らかに、この名づけはカラスウリより小さい物という意味でしょう。

 

カラスノエンドウに対する、スズメノエンドウという草もあります。

鳥の名前にも、ウミガラスとウミスズメというのがあります。

もちろん、ウミガラスのほうが大きい。

 

必ずしも「カラス」と対になっているわけではありませんが、

「スズメ」のついた動植物は、総じて、小さくてかわいい感じです。

スズメノテッポウなんて、名前だけでも胸キュンものですよね。

 

 

例外は、スズメバチでしょうか。

これはほかのハチに比べて、ものすごく大きい。

大きなものに「スズメ」がついているのは、珍しいと思います。

 

虫が苦手な人にとっては、あの迫力満点の羽音だけでも、

鳥なみの巨大昆虫に襲われた気分になるのかもしれません。

 

「いや、ほんとデカかったんだってば!

 カラスぐらいあった!(←嘘つけ)

 い、いや、す、少なくともスズメぐらいあった!」

 

――みたいな。

 

 

**

 

ええと、これだけで終わっては申し訳ないので、

『日本国語大辞典』で少し、たのしんでいただこうと思います。

「すずめ」の項にずらりと並んだ慣用句や格言などから、

へえ!と思ったものをいくつかご紹介します。

 

○すずめに毬(まり)

 「猫に小判」「豚に真珠」と同じだそうです。

 価値がわからないものに与えてもむだ、というのですが、

 いや、スズメに毬なんか投げたら、ぜったい逃げますって!

 

○すずめの踊った足跡のよう

 なんと、字が下手なことのたとえですって!

 そんなの、めちゃくちゃカワイイと思うけどな♪

 

○すずめの千声、鶴の一声

 わたくし、「鶴の一声」しか知りませんでした。

 オオトリの前に、前座がいたとは!

 

○すずめのほいと

 「ほいと」は居候とか食客という意味だそうです。

 南に帰りそびれたホトトギスを、スズメたちが養ってやるんだと。

 ファンタジーですが、いやいや、よい話ですなあ。

 

 

花オマケ情報花

スズメファンのみなさま、

薮内正幸美術館の2018年カレンダーは、

スズメでっす! ⇒☆

1年じゅうスズメを眺めて暮らせますぞ♪

 

 

コメント

師走の月曜出社早々、血圧上昇案件あるもかわいいウリたんとスズメウリのお写真に
思わず顔も心もなごみました。
すずめにまつわる慣用句も知らないものばかりでした。 今後鶴の一声の前にすずめの
千声を加えて使ってみたいものです。
そして、ヘクソカズラにも笑いました。 おばさまがヘクソカズラをかきわけて進む
お姿を想像して今日も一日頑張ります♪

  • おっチョコ
  • 2017/12/11 12:40

へぇーちゃんとした植物なのですね〜初めて見ましたよ!

みどり色の実にニャンタのおば様が白マジックでシマシマを
書いたのかと思っちゃいました〜

お庭には天然のおもちゃやサラダバーがあっていいねぇ〜

 会社の仕事はひと段落したものの、自宅でやることが
山積み状態です〜〜少しずつ切り崩して消化しています!

  • nonoji
  • 2017/12/11 13:03

オキナワスズメウリ、というのですね。

本当にいろいろな植物があるものですね。

ハイイロシマシマウリさんも
ご機嫌さん(*^^*)

おばさまは知識の宝庫で
リサーチも早いし
すぐに関連事項にも興味をお持ちになって
お話が豊かに広がっていくから
読みがいのある記事がたくさん。
ボーッとした頭でこちらにお邪魔すると
わたしの目は(@_@)(笑)

時々ピンぼけコメントしてしまう
そんなわたしをどうかながーい目で
いや、大目に見てくださいませ<(_ _*)>

  • まちゃ
  • 2017/12/11 14:42

スズメウリも可愛いです!
でもウリちゃまのお手てが可愛い(▽≦)
おヒゲに蔓が引っ掛かってるよ〜(^^)

  • ж∫цж
  • 2017/12/11 19:57

おはようございます。
あくまでウリちゃんの鼻が基準なのですね(笑)。
「ほいと」、北海道では乞食のことを言いますねー。昔の人の表現ですけど。
浅ましい行為として戒めを込めて言われちゃう。

ウリちゃん、ご機嫌さん♪
光の刺し方が素敵です。

  • solo_pin
  • 2017/12/12 05:53


◇おっチョコさん◇
おっチョコさんの血圧安定に役立ちましたようで、ウリもヘクソカズラも光栄です。ヘクソカズラは、放っておくとけっこうしっかりした「木」になるので、油断なりません。でも昔、この木化したツルでリースをこしらえてくれた友人があり、あの憎たらしい黄色い実がなんともおしゃれに変身していてびっくりしたものです。/「鶴の一声」の前にスズメがチュンチュク騒いでいたとは、たのしい発見でした。大いに使いましょう。

◇nonojiさん◇
でしょー。自然の造形や配色は、ときとして人工物の斜め上を行きますね。スズメウリは有毒と書かれたサイトもあって、少し心配だったので早々に取り上げましたが、ウリ(灰色のほう)は、もっと遊びたそうでした。/12月もはや半ばにさしかかりました。おからだに気をつけてお励みくださいまし。

◇まちゃさん◇
このウリは、わたくしも初の御目文字でした。誰がどこから運んできて「植えた」ものやら。この実を食べる動物がいるということですよね。近所に植えているお宅は見かけないので、どこか遠くから運ばれて来たもののようです。想像するとたのしい。/焦点が定まらずに話が散らかりがちなこんなブログです。もし誤解を招いたとすればわたくしの落ち度ですので、ああ、伝え方が悪かったな、などと反省材料になります。コメント欄にご訪問いただけるのはほんとうにうれしいです。ぜひご訪問くださいませ。

◇ж∫цжさん◇
もっと遊びたいと言っていましたが、実に歯を当てたりしたらいけないかも、と飼い主が不安になりまして取り上げました。枯れたツルだけなら、あげちゃってもよかったかな。あとの掃除がめんどくさいですけど。

◇solo_pinさん◇
冬は部屋の奥まで日が入るので、へっぽこカメラマンでも「おおっ」というような写真が撮れることがあってたのしいです。/「ほいと=乞食」は、日本国語大辞典にも出ておりました。養われる方と養う方が同じ「ほいと」で表されるっておもしろいなと思いましたが、「すずめのほいと」の説明には余計かなと思って省きましたの。北の地では現役の単語なんですね。新知識をありがとうございます。/そして、ええ、もちろん猫のパーツがすべての基準ですとも!

  • ニャンタのおば
  • 2017/12/12 09:27

はじめまして、
可愛い猫さんですね。
スズメウリですか珍しい植物ですね。
食えるんですかねまあ食えないんでしょうが。


◇宇宙猫さん、ようこそ、はじめまして!◇
飼い主から見てもこの猫はかわいいもんですから、困ってしまいます。/スズメウリ自体は、東京近辺ではさほどめずらしくはないのですが、この派手なオキナワスズメウリは初めて見ました。食べて......みよう、か、な。

  • ニャンタのおば
  • 2017/12/14 10:42