すっぴん上等!





夜目遠目、ザルのそば。

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※日本語学習者のみなさんは、
 「夜目遠目笠の内(よめとおめかさのうち)」で辞書を引いてみよう!






近くに寄ってみる。

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近くで見ても、
やっぱりかわいい。

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※日本語学習者のみなさんは、
 「(親の)欲目(よくめ)」で辞書を引いてみよう!




 

花


さて、

留学生は見た!


7人めは、台湾のLさんです。

 

猫はすっぴんでもかわいい、けど......

 

 「もし化粧して来たらもっといいのに」とかたまに言われることがある。こっちが化粧品にアレルギーを持っていることを知らず、平気に人の地雷をふむ年上の女性がいた。正直こっちは性別意識、性別平等の主張が強い国出身なので、ああいう旧文化のことに言われて少しムッとした。どうして男子にそういうことを言わないの?

 






留学生たちのあいだで、
日本女性の化粧は
よく話題にのぼります。

 


学校に勉強に来るのに、
1限めからばっちりメイクしてくる女子大生。
服装も毎日とっかえひっかえ、
ヒールをはいて来る人も少なくない。


そういうのは、
ほとんどの国の留学生の目からは、
完全に「お出かけレベル」に見えるようです。


でも、そういう留学生女子たちも、
学期が終わるころには
きれいにお化粧をしてくる人が増えます。


誰かに見せるためじゃなくて
自分がたのしいからやるんです、
という人も、もちろんいます。
でも、
一度メイクをすると、
ノーメイクでは外に出られなくなる!
と言っていた人もいました。


おそるべし、お化粧道。


日本の大学を出て、
日本で就活をする人もいるのですが、
その人たちも、みごとに「染まる」。

 

いや、
覚悟の上で染まるのでしょうけれど。
リクルートスーツというふしぎな制服を
身につけ、「化粧はマナー」という
これまたふしぎなルール(しかも女性限定の!)を
受け入れるようになっていきます。

**

今回のLさんは、ずっとすっぴんでした。
理由はアレルギーだけではないのでしょう。
文面からは、
台湾で育った誇りが感じられます。

 

近年の台湾は、
ほんとうにカッコイイですもんね。
脱原発しかり、
同性婚の法制化しかり、
アジアの最先端を行っています。


ピシピシものを言うLさんは、
「旧文化」の人たちには
かわいくない!と思われるかもしれません。


でも、
さわやかなすっぴんのまま、
とんがって生きていってくれたらいいな。

 

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コメント

平気に人の地雷をふむ年上の女性!
なんて素晴らしい表現なんだろう!と,Lさんのムッとした
お気持ちも考えずに失礼いたしました(_ _;)

  • ж∫цж
  • 2018/09/05 12:52


◇ж∫цжさん◇
ナ形容詞(=形容動詞)の接続の形は「(平気)に」と「で」と両方あるわけですが、この手の間違いはなかなか自己修正がききません。お見逃しの上で、素晴らしいとおほめくださって、ありがとうございます。「地雷を踏む」という表現をどこかで拾って、使ってみたかったのでしょうね。ことばの冒険者です。

  • ニャンタのおば
  • 2018/09/06 13:07

度々のコメントを,失礼いたします。
ナ形容詞(=形容動詞)ヽ(≧▽≦)/
『日本語びいき』を読んでいるみたいで
一気にわくわくが増大しました♪

  • ж∫цж
  • 2018/09/06 20:30

夜目遠目ザルのそば・・・吹きました。

目病み女に風邪ひき男、なんてのもありますね。
でも昨今、花粉症の季節は誰もかれもがマスク姿で珍しくもありませんが(笑)

昔、終電に近い電車の中で、お酒が入ってるらしい乗客を見渡して、女性は
お化粧で赤いお顔を隠し、男性は赤いお顔のまんまで居眠りしてるのを見て、
「オンナはウソツキ・オトコはハダカ」というフレーズが浮かびました。
男の人はきれいだなー(イケメンじゃなくても)とも思いました。
でも、お化粧というのは女性にとって戦闘態勢!と自分を鼓舞する
一種のヨロイカブトのようなものでもあるのかな・・とも思います。
個人的にはすっぴんもステキだし、お化粧の上手な人も好きです。


◇ж∫цжさん◇
ううむ...... このブログ、そもそもは前著の『日本人の日本語知らず。』を売るために始めたものなんです。ですから日本語ブログのつもりなんです。ねこまみれではあるけれども、日本語ブログのつもりなんです。が、ж∫цжさんがそうおっしゃるってことは、これまで完璧に猫ブログだと思われてたってことですな。ううむむむ......

◇きなこ姫さん◇
うはは! 今や春先の日本は「目病み女に風邪ひき男」だらけですもんね。あれを色っぽいと思う感性は、思えばなかなかユニークですな。マスクじゃなくて紅絹を持ち歩きましょうか。/お化粧は赤い顔も隠せるんですか? 透明感がどうのこうのうたう化粧品が多いように思いますが、そうか、透明じゃないんですね。/ファンデーションだのを塗れない体質(性格?)なので、私はLさんに共感する部分が大きいのですが、人々が(性別を問わず)自分のためにたのしむお化粧は私も好きです。ただ「化粧はマナー」などと言われると、なんで?!と反発したくなります。

  • ニャンタのおば
  • 2018/09/07 09:08