2018.10.15 Monday
ぺちゃ?
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★日本語【(鼻が)高い】
ウリすけの横顔を見ているうちに、
鼻の形状を表す形容詞が気になり出しました。
「高い/低い」でいいのか?と。
そもそも、どの「距離」を問題にするのか。
重力の働く方向か、はたまた水平方向か。
観察対象の猫は、寝ているのか起きているのか。
そしてそれをどこから見るのか。
――考えるべき要素は多岐にわたる。
そのへんは、すっとばして考えることにする。
しこうして、口もととの落差を表すには、
たしかに「高い/低い」がしっくりくる。
でも、目もとからの距離を表すには、
「長い/短い」のほうがいいような気がする。
幅をいうなら「広い/狭い」もありだろうし。
で、ウリぽんの愛らしさ(断言!)は、
その長短が短であることによるのではないか。
だとすれば、高低差のない平らなようすをいう
「鼻ぺちゃ」という表現も、
ここはひとつ、変えるべきではあるまいか。
短いことを表すとしたら......、
うーむ、「鼻ちょび」とか?
例文――
「うちの猫って、鼻ちょびなの♪」
悪くない気はするけれども、
ここは絶賛募集開始!
いい表現を思いつかれた方は、
コメント欄にご投稿くださいまし。
*
ほんとうはですね、
もちょっとマシな記事になるはずでした。
気温や声や金額や知名度などについても
「高い」という形容詞が使われるって、
よく考えるとちょっとふしぎですよね、とか、
「鼻が高い=自慢!」になるのはなぜ?とか、
あ、手話も似たような展開をするんですよ、とか、
そもそも鼻の「高低」を問う意識のない言語も
世界にはいっぱいありそうですね、とか、
そういえば英語の「high/tall」の使い分け感覚は
日本語アタマで考えるとおもしろいですね、とか、
タアヘルアナトミアという語が浮かんだんだけど、
あれはなんでしたっけ?とか、
なんだかんだ、あれやこれや、
「鼻」や、「高い」という語の周辺には、
おもしろそうな話のタネが埋まっているのです。
なのに、何これ、
きょうの記事の、このまとまらなさ!
お察しのとおりでございます。
おばは今、季節はずれのプールで
足がつっておぼれかけている状態であります。
10月になったと思ったら
もう半分終わってるって、どういうことですか?
どうしてこう、何もかもが間に合わんのですか?
そんなわけで、書き散らかしたまま、
これにてゴメン、ブクブクブク......
**
鼻ちょび猫の背景には、
ちょっと怖い感じの異国の猫さん。
※この猫さんの出自については、
⇒☆和風洋風、お裁縫
このお方が横を向いたら、
きっと鼻が高いんだろうな。
お鼻 ウリちゃんのチャームポイントのひとつ。
全てが愛らしい。
文句のつけようがありません。