2019.01.21 Monday
ストーブ賛歌
★日本語【品詞】
猫耳ごしに見る炎。
1月は、
薪ストーブの季節です。
きょうは
たっぷり
うらやましがっていただきましょう。
ところで、
動物は火を恐れる
と申します。
ほんとうでしょうか。
ウリや、
そこんとこ、
どうなの?
んーとね。
へっちゃらにゃ!
っていうか、
ダイスキよね。
へっちゃらぷー!
そんな
猫耳の向こうで
ご機嫌に燃えるストーブ。
おや?
右手に見えるピアノに
黒っぽい姐さんの姿がありませんな。
どこにいるかというと、
ここ。
平和です。
一衣帯水。
※今週の日本語バナシは、
品詞というものについて(↓)。
***
★日本語【品詞】
品詞。
名詞・動詞・形容詞などという、あれです。
単語を、その形態や働き方によって
いくつかのグループに分けた、
そのグループ名ですね。
もちろん、意味にも関係は深い。
名詞は、モノの名である語が多いし、
動詞は、動きを表す語が多い。
形容詞は、たいてい、性質やようすを表します。
「猫」は、名詞。
「走る」は、動詞。
「かわいい」は、形容詞。
でも、「寝る」なんていう語は、
動詞のくせに、あんまり動きは感じません。
反対に「怖い」は、形容詞ですが、
ただようすを表すんじゃなくて、
なにがしか動きめいたものを感じます。
実際、同じ日本語の中でも、
似たような意味を表すのに、
別の品詞の語を使うことができます。
「火を恐れる」(動詞)
「火が怖い」(形容詞)
そして、よその言語では、
同じような意味を表現するのに、
まったく別の品詞の語が使われたりします。
たとえば、英語だったら、
'hate' や 'be scared of' のように
動詞が使われます。
「好き!」を表すのも、
日本語ではこの形容詞(形容動詞)ですが、
英語では、'like' や 'love' という動詞ですね。
*
こういう、意味的に周縁的な語は、
形態や働きの上でも、
各品詞グループの中心メンバーとは
ちょっと違うふるまいを見せます。
活用形の一部が欠けているとか、
同じシッポをくっつけても、
中心メンバーとは違う意味になるとか、
ちょっとひねた雰囲気を漂わせています。
そういう単語たち、私は好きです。
見ているといろいろおもしろくて。
何がおもしろいのかな?
――と、思われましたら、
『日本語びいき』(中公文庫)
の、60ページあたりを
どうぞっ!
という宣伝でした〜。
昔飼っていたワンコもあまり火を恐れる風はなく、
焚火で暖をとるヒトの前にズイと出て行くので、
こっちがビックリした事があります。
ちゃんと火と温度の加減をしっているのでしょうね〜
薪ストーブのゆるゆるとした炎と
至近距離で暖を取る猫二匹、、、幸せな冬の暖かい情景ですね〜