春遠からじ?

★日本語【古い助動詞「〜じ」】

 

 





この冬3度目のMUJI草
あいかわらずの食いつきです。

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ふだんは

風呂場の窓に置いています。

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ちなみに、
後ろにあるのは、
豆苗の二期作(ヒト用)。




やっぱり天然物が恋しいか。

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もうちょっとの辛抱だよ。
 

 




八百屋さんに
ずいぶんりっぱなワサビ菜が。

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ワサビの葉っぱとは別物なのね。
あくまで「わさびな」という野菜。

 


ちょっとゴワゴワするけど、
ピリッとした風味がおいしいし、
フリルがかわいいい。
何より、
この鮮やかな緑いろ!

 

 

ちょっとしたサラダが
豪華に見えるので重宝します。




裏の空き地も、
きっと、

もうすぐ緑もりもりになるよ。

 

 


まちきれにゃいっ!

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豆苗もがんばってくれ!

 

近所の梅が

咲き始めました。


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※今週の日本語バナシは、
 古い助動詞の「じ」について。
 あ、まじめな話ではありませぬ。
 古い語が今でも通じることのタノシサについてです。

 

***

★日本語【古い助動詞「〜じ」】

 

古文の授業、あまり楽しかった記憶はありません。

違いのわからない助動詞がいくつもあったし、

呪文のように活用形を丸覚えさせられたからかな。

 

 

たとえば「き」と「けり」とか、「つ」と「ぬ」とか、

現代語訳を見ても、違いがわからない。

わからない、というより、感じられない。

その「感じられない」ことが、どうにも気持ち悪い。

じれったい。

 

 

同じ日本語のはずなのに!

たかだか千年古いだけなのに!

 

 

でも、書いてある内容は、けっこうおもしろかったし、

ほー、千年前の人も似たようなこと考えてたんだな、

なんて思うと、くすぐったいような楽しさはありました。

 

 

 

 

今日のタイトルの「春遠からじ」という句も、

声に出して会話で使うことは、まずありません。

このまま一生、自分で声に出すことはないかも。

 

 

でも、読めばわかる。

 

 

今度は、そのことが、ふしぎ。

「春遠からじ」という句はさほど古くはないにしても、

中に使われている「〜じ」は、相当古い語です。

 

 

大昔の日本人なんて、ほとんど外国人でしょ?

食べ物もファッションも、大違い(らしい)。

それなのに、わかる。

何となくではあっても、わかる。

言いたいことが、感じ取れる。

 

 

その季節季節に、よく使われた決まり文句だとか、

ありがちな場面で、人々が言いがちなことなど、

そんなシーラカンス的な決まり文句だけは、

長いときを生き延びて、

うんと後世の人にも、そのまま理解される。

 

 

カーテンもダウンジャケットもなかった時代の語が、

几帳も狩衣もない現代の人間に通じる。

 

 

なんか、ちょっと、うれしい。

 

 

**

 

 

で、わかるんではあるけれども、

「遠からじ」の「じ」って、何だっけ?

念のために、辞書を引きました。

 

〈打消しの推量〉もしくは〈打消しの意志〉。

 

 

〈推量〉と〈意志〉って、ずいぶん違うようですが、

これは現代語でも(というか、いろんな言語で)

よくある、「地すべり」的な意味展開です。

 

 

たとえば現代語の「〜う」でも、そうです。

「明日は今日よりよくなろう」という文は、

「なるだろう」〈推量〉とも「なるぞ!」〈意志〉とも、

どっちにでも取れるでしょう?

 

 

「春遠からじ」の場合は、〈否定の推量〉ですね。

「遠くないだろう⇒もうすぐよ」ってことになります。

 

 

***

 

ところで、辞書をうろついていたら、

こんな例文にぶつかりました。

 

 

後徳大寺大臣の寝殿に鳶ゐさせとて縄をはられたりけるを、

(徒然草・十段)

 

 

これ、トンビを止まらせまいとして、ですよ。

トンビがばっさばっさ来るのがイヤで、

この後徳大寺大臣さんは、縄を張ったんですな。

 

 

ぷっ。

 

 

団地のベランダにつるされたCDが、目に浮かぶ。

はたまたペットボトル......

ブロック塀の前に林立する水入りペットボトルが。

 

 

いっしょじゃん!

 

 

 

あな、をかし。

 

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コメント

「明日は今日よりよくなろう」という文の〈推量〉と〈意志〉…
とっても解り易いです!!
古文とか漢文,苦手だったなぁと今つくづく思い出しました(^^;)
今日もべっぴんさんのウリちゃま♪
豆苗の二毛作,毎回ひょろひょろなのしか出来ません( ̄▽ ̄;)

  • ж∫цж
  • 2019/01/28 20:46

古文の授業は好きでした。
何とな〜く意味は解って(実は正確には解っていない・・フィーリングです)
音読した時の響きも好きでした。

トンビってけっこう大きくて怖いです。
松川胡でお弁当を食べてたら真上で輪を描いて狙われました、怖かったー。


◇ж∫цжさん◇
私はむしろ、漢文は好きでした。暗号解読みたいで。外国語(=中国語)を文字だけで学習してたってことですよね、今思うと。/豆苗、わが家では三期作まで成功しましたよ!

◇きなこ姫さん◇
そうですねえ。楽しくはなかったけど、嫌いでもありませんでした。そして、そう! 音読は案外おもしろかったっけ。書かれたものを声に出して読むって、たいせつですね。/このオトドも怖かったのかしら。要らないCD、送ってあげたいですな。

  • ニャンタのおば
  • 2019/01/29 15:27

ええ、漢文も古文も苦手でしたとも。
もちろん、数学や科学や物理なんて遠い星のおはなし。

あれ、わたくしどうやって卒業したんだろう?


ウリたん、とりあえずはMUJI草さんと仲良くしてあげて下さいませぬか。ウリたんご所望の天然目ものは、春先にウリたんに美味しくいただかれるために(?)、土の下でパワーを溜めているところですにょ。


じ、という文字を見て女官言葉の「もじ」が一瞬浮かびましたが、半分の「じ」、でしたね。徳大寺さん、お疲れ様です。効果はあったのかな?

  • ねんねこ商会
  • 2019/01/29 19:20

あな、をかし。
ベランダの手すりに鳥が止まって、落とし物する話をしたら、同じ団地の奥さんが、鳥が止まらない工夫を教えてくれました。
手すりの両端に大きな洗濯バサミを挟んで、洗濯バサミの金属の輪どおしをタコ糸で結ぶんですって。
手すりのほんの少し上にタコ糸が張ってあるので、鳥は止まりづらいのだとか。
布団干しとかで手すりを使いたい時は簡単に外せるし、CDみたいに目立ったりしないからお勧めよぉ〜って言われたけど、私は面倒で。。。(^_^;)
まさに、その奥さんは「鳥ゐさせじとてタコ糸をはられたり」ですな。

  • 夜行猫
  • 2019/01/30 01:01


◇ねんねこ商会さん◇
わたしも高校卒業に至る経緯には、ナゾの部分が多々あります。物理なんて、カケラもわかりませんでしたもん。おもしろそうな気配は感じるのに、まったく理解できなくて、あれは辛かったですなあ。/女房詞は「じ」じゃなくて「もじ」ですかね。以前、熊本の居酒屋さんで「ひともじぐるぐる」なるメニューを発見、何かと思ったら、「ひともじ=ねぎ」を一本まるごとグルグル巻いた料理でした。生きている女房詞!

◇夜行猫さん◇
......! 可笑しすぎてしばし笑いが止まりません。何ですか、それ! もう、後徳大寺のオトドが装束の長いたもとを肩に担ぎ上げ、百均で買ったピンクの布団ばさみを軒端につけようと四苦八苦している図が浮かんでしまいます。ああ、オトド、そんなに仰向いたら、烏帽子が落ちますよ。

  • ニャンタのおば
  • 2019/01/31 12:58

一文字ぐるぐる、なんか聞いたことが、、。なんでまいてあるんだろう。

  • ねんねこ商会
  • 2019/02/01 00:00