2019.02.13 Wednesday
気持ちいい弁当
きょうは
ねこの はなしじゃ
ないのにゃ。
牧野伊三夫さんのトークショーに行ってきました。
わがふるさと飛騨にもご縁の深い絵描きさんですが、
このほど新刊『画家のむだ歩き』を出されましてな。
なんと、そのご本の編集者さんは、
拙著『日本語びいき』を作ってくださった方。
ご縁だわ〜。
というので、行って来たわけです。
牧野さんの魅力は、じつに多岐にわたるのですが、
たとえば、......いや、ご自分で見つけてください。
私の筆ではお伝えしきれません。
で、その会場で入手したのが、
限定20食のこのお弁当。
(キャンセルが出たのを分けていただいた♪)
日田(ひた)と飛騨(ひだ)は、
どうやらつながりがあるらしい。
どちらも山の国、木の国です。
で、牧野さんがあれこれ「遊んで」いるうちに、
日田でもいろいろな計画が動き出して、
このお弁当も、その一つだそうな。
たのしい包み紙を開けると、
厚手の経木のお弁当箱。
箸袋は「しんぶん」になっていて、
中には、お箸と、のこぎりが!
お弁当に、のこぎり?
デンと横たわるゴボウを切るのです。
はい、日田名産の杉に見立てた。
そんなアソビはあるけれど、
無駄な飾りはいっさい、なし。
必要なものだけでできている。
食べられるものだけ、入っている。
プラスチックのバランも、
プラスチックの小菊も、なし。
その意気に感じて、チンなんかしない。
冷えたままの麦飯をかきこむ。
きこりらしく、あぐらをかいて。
途中で猫が見学に来たけれど、
委細かまわず、わしわし食べる。
んめえなあ。
そして......
食べ終わった弁当がらがうつくしい!
ゴミが出ないって、気持ちいい!
zzzzzz......
出番がなくて、寝る猫。
*
せっかくの「きこりめし」、
お外で食べたかったなあ。
この日は都合が悪くて
家でいただきましたが、
実際、このところのおばは、
「きこり」をしております。
次回は、きこり活動の一端を
ご覧に入れましょうかね?
風情のあるお弁当ですね!
(今の時期なら、ササッと水洗いして、ご自宅でのお弁当に
何回か使えそうですけど〜〜)
牛蒡の煮物どんって!
なんか心意気が良い感じです(笑)
人間という動物として、自然の中に
ちょっとお邪魔させて頂くのは、楽しいですよね〜