城を枕に

★日本語「枕」




お膳を枕に、
 

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華々しく討ち死に?!




じゃなくて......




ご飯、ないわよ。

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はーい、
ただいまお持ちしまっす。






今だから書けますが、
じつは先月の終わりごろ、
このグリコさん、
がっくり調子を落としました。


鼻詰まりがひどくて
ほとんど呼吸困難。
息の出し入れがうまくできないため、
水さえも思うように飲めない。
体重は2キロを切っていたでしょう。
(怖くて計れなかった。)


お医者さんの診立てでは
歯茎が炎症をおこしており、
その菌が鼻にも悪さをしている。

治療には麻酔が必要だけど、

この体では、とうてい無理。
抗生剤を飲ませて
ようすを見るしかない。
糖尿病のことは気にせず、
とにかく口に入るものを食べさせよ。


覚悟しました。
さしもの妖怪マダムもここまでか、と。


食べたい気持ちはあるようでしたから、
いろいろ奮闘、奮発しました。
嫌がったらすぐやめるつもりで
シリンジでの給餌もしました。
(あっさり受け入れてくれた。)


で、どうなったか?

 

 

 

処方された抗生剤は10日分。

それをすべて飲み終えた翌日、
こ〜んなに
楽そうな寝姿♪

P1350254.JPG

 

すっかり薄っぺらくなってしまいましたが、

とにかく穏やかな寝息で、すやすやと。


 

 


ダメになったはずの歯茎も何のその、
ちゃんとカリカリも食べてます。

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目ヤニやらヨダレやら、

大小各種の粗相やら、

いろいろ美しくはないけれど、

まだまだ生きる気満々の

ミラクル老女!

 



またひとつ
伝説を作ってしまった。




 

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※今週の日本語バナシは
 「枕」について書き散らし。↓

***

★日本語「枕」

わざわざ「枕」を辞書で調べようとは、
冒頭の写真を撮るまでは思いませんでした。


お膳を枕に楽そうに眠る奇跡の老猫を見たとき、
どうしたって「城を枕に討ち死に」という
慣用的なフレーズが浮かびましてね。
考えたら、これはおもしろい表現だな、
と思ったわけです。


敵味方や兄弟などが枕を並べて討ち死に、
という表現もありますね。
あんまり具体的な想像はしない方がいいけれど、
こちらの方は、まあ、実際の絵柄に近い。


でも、「城を枕に」というのは、ねえ......
あんな巨大な建築物を頭の下に、なんて無理!
その無理矢理な表現の中に、
華々しさとか雄々しさが出てくるんでしょうね。





で、ことのついでに辞書を引いてみたら、
思いのほか、「枕」の慣用句は多かった。


枕を交わすなんて色っぽくていいですね。

枕営業は生臭くていやな表現ですけどね。


枕を濡らすは、人間なら誰しも経験しますが、
源氏物語あたりでは、枕が浮いちゃったりする。
風邪引きますよ。


枕を高くして眠れるのはいいことのようですが、
私は低い方が好きですな。


夜な夜なお世話になっている枕、

あれはそもそも頭を支えるものです。

大事なのは、上に乗っける頭というわけです。

ですから、枕詞も、落語のも、
本題の前に置いて本題を支える意なのでしょう。
線路の枕木では、レールが大事ということです。

 

**

 

グリコの今回の一件では、

彼女の食欲が彼女のいのちを支えてくれました。

文字通り、お膳が枕になりました。

 

 

ありがとう、

グリコの食い意地!

 

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コメント

楽そうに休んでいる姿に どれほどほっとなさったことか...
マダム 食い意地だけ残して あとはリラックスしてお過ごしあれ。
おばさまもおいちゃんもお疲れさまです。

  • きゃろりん
  • 2019/07/22 08:25

良かった良かった良かったです (ToT)ノ
カリカリも食べられるようになって,また少し
グリコさんがふっくらしたらいいなぁ (´`)

  • ж∫цж
  • 2019/07/22 16:57

グリコ嬢生還!
なんてうれしいこと。
夏が暑さを手控えてくれているうちに、
ちょっぴり厚みも稼げるかもしれません!

そうそう、生きるってそんなにきれいなことばっかりじゃないもの、
出物腫れ物、そんなもんなんの無礼もあるますまい。
自由に暮らしてくださいましよ。
うちの白黒おばあちゃんにも言っときます。
「見てくれは二の次で、ここはお膳を枕に!」ってね。

あるますまい、って……。嗚呼。

歯茎がダメでもカリカリを食べる・・・驚異の生命力(痛みに強いのか?)
グリコ姐さん、生きて生きて生きるのだ!一日生きながらえることの奇跡よ!!
うちのきなこは、1カ月以上迷子になって骨と皮になって歩くのもやっとで
帰還した時、チーズを食べ、ミルクを飲み、眠り・・・を繰り返して
1週間で身体を作りました。蛋白質だけですよね、
自然の知恵にほとほと感動しました。


◇きゃろりんさん◇
ありがとうございます。チェシャ猫の笑顔のごとく、さいごは空中に「しょくよく」だけが残ることになりそうな気がします。(こわいよぅ......)

◇ж∫цжさん◇
ありがとうございます。最盛期の半分の体重になっちゃっても生きている! 生命の驚異を見る思いでありますよ。

◇こてちさん◇
キーボードで i と u はお隣り同士ですもんね。それだけ勢い込んでお祝いを書いてくださったと思うと、うれしさが増します。/生きてりゃオッケーとは思うのですけれど、ひなさまのうつくしい老い方には、やはりあこがれますなあ。

◇きなこ姫さん◇
歯石がひどいことになっているのは事実なのですが、薬を飲ませるときなどにさわってみると、どうしてなかなか、歯はしっかりしているようなんです。さすがは食欲大魔神。/きなこさん、チーズを召し上がるんですね。ニャンタも大好きでした。でもだから腎臓を傷めることにもなったと思いまして、ウリにもグリコにもチーズは一度もたべさせたことはないんですよ。でもそんな非常事態なら、それもアリかもしれませんね。

  • ニャンタのおば
  • 2019/07/23 09:10

グリコさん、大変でしたね。野生の力がグリコさんを生かしたくれたのでしょうか?伝説、何度でも塗り替えてください。本当に良かったですね。まだまだグリコさんのミラクルを見たいです。

  • スカイ ベル
  • 2019/07/23 18:14

伝説ウエルカム!
さすがグリコさん♪
グリコさんがすやすやと気持ちよさそうに眠っているそばで
おばさまも一緒に横になってのび〜んとリラックスしてくださいませ。


◇スカイ ベルさん◇
この伝説はちっともかっこよくはありませんけれど、いのちっていうのは、もらってるだけは生きなくちゃいけないんだなあ、生きられるもんなんだなあ、と日々教えられている飼い主です。毎日ミラクル。

◇ぽぽろさん◇
ほんとうに息が苦しそうだったので、文字通りの「すやすや」という息が聞こえる今は、ありがたいです。そばで一緒に横になるのは、ちと危険が多いんですけどね。(いろいろバッチイ.....。)

  • ニャンタのおば
  • 2019/07/25 17:30