2019.09.11 Wednesday
うら・おもて
ウラ。
オモテ。
......。
オモテの顔は、
見ないほうがよかった気がする。
夏休み恒例シリーズ
あと少し
留学生は見た!
クロアチアのSPさんです。
これはたぶんそのようにおもしろいことではないかもしれませんが、よく言われたことは「日本人ははっきりひていしない」ということです。私はそれをなんども聞きましたが、どうしてそれをしないとまだよくしっていません。例えば、だれかのさそいをことわるとき、日本人は「行きたくない」と言いません。そのとき、いつもあいまいな表現を使っていますので、本当の気持ちをあまり伝りません。そして、それはひていするときだけではなくて、色々場面で日本人は自分の気持ちをかくします。クロアチアでもそういう人たちがあるかもしれませんが、ほとんどの人たちは何もかくしません。
*
以前にも、これと似た視点から
感想を書いてくれた人がいました。
⇒☆中国のQさん
⇒☆台湾のWさん
根っから日本人の私からすると
「隠している」というつもりは
あんまりないんですよね。
たとえば誘われたという場面だったら、
「で、どこに何時に集まる?」
といった具体的な相談を始めない限り、
それは「行きたくない」のシルシ。
互いに、そんな想定のもとに
会話を成立させている気がします。
問題は、
その想定を前提にしていていいのか
という点でしょう。
**
「それが日本ルールなんですよ。」
と留学生に呑み込んでもらうか、
あるいは、
「それじゃあダメなんだよ、
日本人、変わらなくちゃ!」
と発奮するか......
どっちがいいでしょう?
これは異文化間でよく直面する課題ですねぇ。
と、書き始めたものの、ふとあることに気づく……。
アメリカにおいて、イエスなのかノーなのかをまず答えるという訓練を受ける形になったわたくしは、そののち仕事でも英語でコミュニケーションを取る方々としかほぼ接点がないために、なんだかそれは欧米やその関連国の方式だという思い込みがあったようです!
待てよ、クロアチア、中国、台湾の方々からこの視点に基づいた発言があるということは、世界において日本のような「想定を前提に」した忖度コミュニケーションを取る地域が他にあるんだろうか、と非常に新鮮な疑問が湧いてしまいました。
逆に目から鱗。
論点がずれてしまってすみません。もし日本が圧倒的稀少国なのだとしたら、対外的には想定の理解を求めずに、「いいえ、今日は行きたくありません」と頑張って答えたほうがよさそうです。
「ええと、今日はちょっと、あの、猫が待ってるので、行かれません」
くらいから始めますか。