グリコ、隠居所へ。


 

お膳にはさまる
異な物体。

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食後のグリコさん。

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枕にしている箱には、
薄手のペットシーツが入っています。
マダムのおむつです。




さんざん迷いましたが、
このほど、こんなところに
ご入居願いました。

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灰色しましまのウリ、
お見舞いに訪れる。





グリコの粗相が問題になり始めてから、

数えればもう2年以上になります。
飼い主は、その間ずっと、

ケージに入れちゃいたい誘惑と
戦ってきました。


ギクシャクした動きながら、
家じゅうを自由に歩き回る老女。
それを閉じ込めるなんて、
非道なことに思えました。


しかし、ここ数か月は
「グリコのプライド」と
「居住環境の衛生」が
いよいよ両立しがたい事態に。


あわただしい朝の出勤前、
彼女の後始末だけで30分。
くたびれて帰宅してからも、
部屋の惨状をきれいにするのに1時間。
さっきしたばかりだからと油断していると、
思わぬところに湖ができていて、
ぎゃ!


もーだめ。

台風19号が迫る前々夜、
ついに音を上げて、
ケージを用意しました。


そうしたら、
自分からするっと入ってくつろいだ!


こんなことなら
もっと早く入ってもらうんだった。


ヒトがそばにいられるときは
「お散歩」につきあいます。
食事も、なるべくこれまで通り、
外のお膳で召し上がっていただく。


これは幽閉ではなく、
隠居である。
飼い主にそう思わせてくれて、
ありがとう。


目ヂカラは、健在!

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飼い主孝行の
わがまま婆さま。
 

 




 

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コメント

こういう隠居庵があると良いですね〜
ニャンコは狭い空間でゆっくりするのも好きですものね(^-^)
茶室のような空間で、陽の光や薪ストーブの暖かさを感じられる生活は贅沢な暮らしですよね、グリコさん!

前猫のデン子の時は、初めての猫飼いで友人達も犬派が多くて、よく分からず〜
ワンコ用のオムツをしてもらったら、オチリがかぶれてしまったり、いろいろアタフタしてしまいました。
少し大きいソフトゲージにペット用ヒーターなどを用意してあげるなんて、情報も知恵も無かったですね〜
福太郎がおじいちゃんになった時には、もう少し賢い対応が出来るかなぁ、、、

  • nonoji
  • 2019/10/16 21:44

グリコさんの凛々しい眼差し!
そうですか、入居されたのですね。
秘密基地というか隠れ家というか、自分一人の快適な空間。
そこでグースカ寝るもよし、うつらうつらするもよし。
飽きたらちょっと散歩に出れば、おばさまがお相手くださるって。
ゆっくり過ごしてくださいね。

おぉ!グリコさん、お洒落で居心地良さそうなお部屋じゃないですか〜。とっても素敵ですよ!
VIPルームと命名しましょう。
挟まるグリコさんの姿も可愛らしい。今はそこが良いんだね。
深〜い愛情ゆえの葛藤はとても苦しいものですね。
2年以上…仏の眼差しで見守ってこられたおば様。彼女はとても幸せですね。

我が家もベリたんを引き取ってから一年ほど、お掃除に疲労困ぱいするおば様同様、毎日が大変でした。
きっとストレスだったんでしょう。
仕事で疲れ帰宅した時に畳やカーペットに粗相をされてる日が連日&女性はご飯や家事もしなくちゃいけない。ときたもんだ☆
本当に心身共に根をあげそうになりましたもん。笑
そういう痕跡や疲労感も今となってはホンワリと暖かい思い出の一部です。
室内のお散歩に付き合ってくれる優しい人が側にいる。。グリコさん嬉しいねぇ。

  • chie
  • 2019/10/16 22:07

おばさま お疲れ様です。
動物も人の介護も なかなかしんどいものがあります。
よくグリコさんのプライドを尊重なさいました。
これからは お互い楽に穏やかに日々を過ごせますように。
nonojiさんがおっしゃるように情報と知恵を結集して、
賢く互いに楽に気持ち良い日々を送りたいです。

  • きゃろりん
  • 2019/10/17 07:52


◇nonojiさん◇
うちもニャンタにはいろいろ残念な対応をしていたなあ、と思います。むろん時代の制約もありますが、飼い主の不慣れと無知による「いっぴきめの宿命」ですね。/庵とか茶室とか言っていただけると、何だかそんなような気になってきました。なお、おむつと書きましたが、体に当てているわけではないんです。茶室の床に敷きつめております。もう「どこでもトイレ」!

◇キウイさん◇
食事がすむと自分からさっさと隠居所に引き上げるくせに、出入り口のファスナーを閉めると、「出せ、出せ」とワァワァ騒ぎます。家にいる間はなるべく応じていますが、留守中のことはわかりません。ウリすけが騒音公害を受けているかも......

◇chieさん◇
そういえば、ウリすけも家に来た当初、やっぱり2年ほどでしたか、あちこちにやらかしてくれました。あれは何だったんだろう。過ぎてみれば大したことない時間でしたが、「いつまで続くかわからない」、これが介護につきまとう最大の難問ですね。こちらの神経がどこまで耐えられるかという、難問。/今回思い切って隠居してもらったのは、「仏の眼差し」なんかかけらもないオバが、ある日とうとう、老猫グリコに「いい加減にして!」と怒鳴ってしまったことなんです。自分でゾッとしました。子どもの虐待とか介護に疲れて無理心中とか、悲惨なニュースの現実を想像できる、と思いました。自分、やりかねないな、と思いました。今は、自分の心にゆとりができたのを感じます。

◇きゃろりんさん◇
終わりが見えないというのが、いちばんつらいところですね。かといって「一週間後までだよ」なんてお告げもほしくはありませんけれど。/朝起きたとき、家に帰って来たとき、安心して床が踏めるという、それだけのことが、こんなに心を安らかにしてくれるのかと、今はむしろ自分の心の小ささに驚いております。

  • ニャンタのおば
  • 2019/10/17 10:50

猫もヒトも無理するのは良くないですが
個室の隠居部屋でマダムがくつろいでおられるならOKですよ。

齢1カ月でウチに来た黒猫が、まー自由で落ち着きなくて。。。
私は「猫歴ウン十年、猫暮らしのベテラン」くらいに思ってましたが猫の性格はそれぞれ違うもの。
忙しい時に抱っこしろと飼い主によじ登り下しても諦めず飛びつく。時には飛びつく目測を誤って背中に爪をたてたまま、ずり落ちていく。
ある日、仔猫の可愛さを通り越して「いい加減にして!」と大きな声が出てしまいました。おば様と一緒です、自分の行動にゾッとし世の中の悲惨なニュースを身近に感じました。
あの頃と比べて少しは心が広くなったと思いたいですが
これから先、介護がはじまるかもしれない未来にドキドキしています。

  • A
  • 2019/10/17 15:01

グリコさんは,おばさまのお片付けの様子を
ずっと見ていて…
『新しい部屋も悪くないじゃない』って
ケージの囲いも何となく落ち着けるし
違和感なくくつろげるお部屋だったんじゃないかって
勝手に想像します。
お膳に挟まっているグリコさん,可愛いですね (^^)

  • ж∫цж
  • 2019/10/17 18:17

グリコ様〜、大丈夫ですよ〜。
おばさまが色々悩んでくださいますからね〜。
貴方はあなたのやりたいように、したいように
お思うままになさってくださいね〜♪(鬼)
もうすぐあったかいストーブも点火ですよ〜♪

  • 藏ゆ
  • 2019/10/17 18:35

だだちゃ豆に身をゆだねるグリコさん。
ケージでくつろぐグリコさん。
信頼と実績の愛される安心あってこそ♪

家も夜の居間はシーツと新聞を敷き詰めてます。茶色仕様(^^ゞ

快適そうな隠居所です。
『グリコ庵』と命名致します(笑)
ウリちゃんも、入ってみたくてウリウリ、ちがったウズウズしていますね。
私も晩年は(もう晩年か)ちいさな庵で暮らすのが夢です。

この丸いソフトケージは子猫にしか使ったことがなくて、
茶トラーズにハンモックにされたりしましたけれど、
おとな猫なら本気を出せば抜け出せる代物であるところが
しごくよろしいじゃございませんの。

適度に安心をもたらすサイズに囲った個室、
すぐにさらりとして消臭されるどこでもトイレ、
一部床暖房完備、照明を落とした感じの心安らぐ庵。
そこに余裕綽々でくつろぐグリコ姫。
姫、それ、わたくしもこもりたいくらいです!!

折り合いってだいじですねぇ。

マダム グリコ、幸せですね。
野良なら命取りの粗相ですが、ちゃんと護ってもらえて、暖かくしてもらえて、お腹いっぱいにしてもらえて、ここが安住の地と分かっていらっしゃる。
毛並みがこんなになっちゃっても、安心できるおばさまの側で、頑張って小さな命を繋いでいるのだと思います。
介護、お疲れ様です。

  • pcommeparis
  • 2019/10/18 19:10


◇みなさま、さらなるコメントをありがとうございました。◇
まとめてのお返事をお許しください。じつはグリコが昨夜からがっくりと調子を落としまして、心が落ち着きません。

木曜の晩にはいつも通りカリカリをカリカリと食べ、「ぎうにう」コールを盛大に展開し、お膳まで小走りについてくる勢い。さらには1階にまで下りてウリのトイレを制圧する元気さえあったのに、きのう金曜には牛乳の催促はおろか、水も飲まなくなりました。昨夜は一晩、オットットに抱っこされてしごと部屋のイスで過ごしましたが、どうやらおしっこも出にくくなっているようです。

それでも今朝はシリンジから少し水を飲みました。ゴックンも、上手にできました。

雨が上がり、薄日が差してきたので、今は2階の日の当たる場所に移し、お気に入りのフカフカざぶとんの上にいます。にくきうの色も薄くなってしまいましたが、息はゆっくり穏やかです。目もきれいです。

オバは外出の予定を取りやめ、ついていることにしました。死ぬ死ぬ詐欺の常習犯なので、また「裏切られる」可能性はあると思っております。そしたら、コノヤロー、何回目ダ!と怒ってやろうと思います。

  • ニャンタのおば
  • 2019/10/19 12:21