大阪国#3



まだ つづくのかにゃ?
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つづきますともさ。



何ですかどうも、わずか2泊3日、正味たった2日の大阪旅、
グズグズと果てのないことで、あいすみません。
あと少し、おつきあいのほどを。

とくにこれといって目的はなかったものの、
大阪に参りますとお知らせした日の記事にお寄せいただいた、
大阪ファン、大阪国民のみなさまの熱いコメントの数々を拝見し、
猫町であるらしき「谷六」は行かねばなるまい、と思いました。
それと、中之島公園の猫さんたちにも、会えるものなら会ってみたい。
かねて用意の猫ネコ英語特製、はなびんTシャツを着て、いざ出発。

* * *

地図が読めないことにかけては筋金入りの女ですが、
ふしぎに東西南北の方向感覚(文字通り、方向の感覚だけ!)はございます。
駅案内所でもらった地図はリュックに押し込んで、あてずっぽうに歩き出す。
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大阪駅を背にして、まずは大雑把に南へ、川の方へと向かいます。

電柱の「曽根崎」という表示に、おおこれがお初徳兵衛道行きの......
そういえば微妙にくねった街路が、どうやら水路をふさいだあとにも見えます。
川は近いぞ、とズンズン進むと、大きな橋に出ました。

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広くてりっぱな橋です。
歩行者専用。
大都会の真ん中にすこーんと抜けた広い空が、いい気持ち。
中央にはこんなオブジェが。
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台座の四方に取り付けられた銘板には、その方角にある都市の名。
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そうですよ。
水と空は、どこまでもつながっているのです。
オーサカの西にはヒロシマがあって、ヒロシマの先にはプサンがあるのです。
東京都知事をはじめ、無益な憎悪を煽り立てる人々はいったい何をしたいのか。
やがて始まる新学期、中国から、韓国から、台湾から、やってくる留学生たちに、
どうか、どうか、たのしく実りある時間が約束されますように。


橋を渡ると、どうやら私はすでに中之島に立っているらしい。
橋詰の案内板を見ると、どうも左のほうが魅力的。
川に沿って左に折れます。
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日本銀行だそうです。
にっぽんぎんこう、と読みたい迫力。

このお向かいが大阪市役所。
文楽を迫害している人物が市長室にいるのかあ。
お初徳兵衛がさまよった場所の、こんな近くに。
うーん。


時刻はあたかも朝の出勤時間。
市役所脇の川沿いの広い歩道は、ケヤキ並木がうつくしくて、
これなら真夏の通勤もなんぼか心地よいことでしょう。
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なおもゆくと、左手にまたしてもすてきな建物が。
正面に回ってみました。

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見上げる大扉の上に、「館書図阪大」。

うほー。
カッコイイ!
入ってみたい!

けど、こういう建物はどうせ中には入れないんだろうな、
と、脇を見ると、「図書館入り口」の矢印が。
あら、現役?!

いそいそと入ります。
国の重要文化財、大阪府立中之島図書館
りっぱに現役でした。

受付でロッカーの鍵を渡され、荷物を預けます。
写真は撮ってもよいとのこと。

さっそく、そのロッカー室の窓を撮影。
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壁が厚い。
このすきまに体を押し込んで本を読んだら、たのしかろうな。


中央のホール階段。
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迫力に負けて、カメラが傾く。
ドーム天井の下のところには、古今東西の文人の名が。
孔子、ソクラテス、菅公、........チョイスが奥深いデス。

階段のリズムがたのしくて、用もないのに上がったり下りたり。
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建物の左翼へ。
真鍮の手すりにみちびかれて階段を上がると、3階にデジタル資料室。
パソコンがある。ネットも使えるらしい。
市民じゃなくても、身分証を提示して申し込めば使えるとのこと。
さっそく自分のブログをチェックして、前述のコメント欄を再確認しました。
ばんさんお勧め、谷町の「愛宕屋」さんの名をメモ。
一応、地図も検索して、メモメモ。


こういう建物はトイレの調度もラブリーなことが多いので、
用はなかったけど入ってみました。
が、これは残念でした。
でも、ロッカーの鍵を返すときの、受付の女性がたのしい人で。

「ネコ?」といきなり、私の胸もとを指さすのです。
「それ、ネコなん?」
(いったいネコ以外の何に見えると?)
「はい、ネコです。」私がきっぱり答えると、ぐっと身を乗り出して、音読。
「ダ、イ、ジョーブ。ニャア〜ア!やて。あーっはっは♪」
(「だいじょうぶにゃ。」と読むんだけどな。)


とにかくはなびんTシャツをたのしんでもらえて、私もたのしい。
たのしい気分で外に出て、ふたたび川の土手に上がると、
向こう岸にこんな看板が。
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そういう乗り物があることは知っていましたが、ここが乗り場とは知らなんだ。
ぐるりと橋を回りこんで窓口に行ってみたら、なんと5分後に船が出るという。
うーん、これも何かの縁でしょう。
乗ることに決定。

待つほどもなく、船が来ました。
ひらべったい!
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1時間の船旅は、とても新鮮でした。
とくに、たくさんの橋をくぐる、その橋の裏側がおもしろかったです。


でも船なんか乗っちゃったものだから、時刻はすでにお昼。
中之島は思っていたよりずいぶん大きくて広いことがわかりました。
中之島の猫さんたちには、どこに行けば会えるのかわかりません。
今回はあきらめましょう。
ここは切り上げて、谷町に向かうことにいたします。


というわけで、あと一回、
谷町編にて、大阪ダラダラ訪問記は終了です!

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※ヘタクソな写真ばかりですが、「橋裏」を撮ってみました。
 鉄骨好きの方は、「つづき」をご覧ください。


* * *

船でくぐった、水都大阪の橋の裏!
橋の名前もわからない、船の窓枠や自分のカメラも写ってるというお粗末ですが、
とにかくまあ、こんなんですよ、ということで、ご紹介。

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最後は、モノリス?
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OBP(大阪ビジネスパーク)にあったビルです。
うつくしいデザインだとは思うんだけど、思うんだけど、
きっと野鳥の激突死が頻発しているに違いない。
小さなわが家の窓でさえ、建ててからすぐ3羽の犠牲を出しました。
※この事情については、→こちらの記事の末尾に書きました。


空が映り込むガラスの壁。
鳥の目には、空のつづきにしか見えません。

墓標のようだ。


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コメント

あ、あ、あ、大阪入国のころに書いておけばよかった!
この大阪駅の水時計はご覧になりました?
ご覧になっていたら、ニャンタのおばさまのことですから、
きっと感想を書かれるはず。
わたくしはこの水時計が大好きで、時間があると必ず立ち寄ります。
http://www.youtube.com/watch?v=gusJeslMbLc
こんな具合に幻想的で細緻な美しさですの。
季節によって描かれるものが変化します♪
六日の菖蒲ですみません!

この辺りには何十回も宿泊しておりますのに、
この図書館の館内にこんなに美しい階段があるなんて知りませんでした。
人生の質は好奇心と瞬発力に左右されるということを、
深い反省とともに、また改めて感じたことでした。

墓標……。このビルもまたよく知っております。
もう悲しいビルにしか見えない……。

脈絡のないコメントで場所をふさいですみません。
とまれ、はなびんを同道してくださってうれしいです。
ありがとうございました♪
あと一回も楽しみ〜〜〜。

先日の応募は受けていただきありがとうございました。
大阪で生まれて25歳までおりました。もうすでにその年月は超えておりますが。。。懐かしく拝見しております。
中之島公園などはよくデートいたしました。そのころは猫ちゃんなどは見られませんでしたが〜〜。北浜にある立派な建物などは重要文化財だったのですね。図書館などついぞ行かずじまいで見上げることもなくただ足早に通り過ぎておりました。もったいないことをいたしました。OBPのビルはしりませんでした。美しいです〜〜。でも人類のことを優先させて鳥類のことまでは及ばなかったのですね。水上バスには乗りませんが橋のしたからの景色はなかなかお目にかかれません。有難うございます。うれしいです。水の都だったんだ〜〜と。
坂本スミコの「雨の御堂筋」など懐かしくて甘くて、切ない若かりしころのことなど思い出させていただきました。

  • gure
  • 2012/09/24 23:41

訂正。
「たそがれの御堂筋」〜でした。
しつれいしました〜〜。

  • gure
  • 2012/09/24 23:48

◇こてちさん
 え、え、え!
 むー、これは口惜しや......。
 近くを何度かかすめて通っていたようですが、ついぞ気がつきませんでした。
 ご紹介の動画、後半で小さな姉弟が出てきてはしゃいでくれたので、
 だいたいの大きさの想像もつきました。
 これはオトナでもはしゃいでしまいそうです。
 次回はぜっひ!

 好奇心はともかく、瞬発力などクスリにしたくも持ち合わせませんが、
 今回の大阪では、いろんなタイミングがうまく合って、
 なかなかポケットに落ちないビリヤードの球のごとく、
 あっちこっちにコツンコツンと楽しい出会いがありました。
 しかし、この水時計には......、くむぅ。
 六日の菖蒲でも一回りすれば、新情報! ありがとうございました。


◇gureさん
 そうですか、大阪生まれの大阪育ちでいらっしゃる。
 上のこてちさんもそうですが、なじみのありすぎる場所では、
 どうも旅行者の好奇心と行動力が発動しないもののようですね。
 私も東京にいながら、東京タワー、いまだに上っておりませんの。
 
 こんな片隅ででも声をあげておけば、そのうち、建築関係の方の目にも留まるかな、
 ビルのことは、そんな小さな期待を持って書きました。
 ニンゲンの営為がおよぼす影響の、すべては想像しきれませんよね。
 原子力とかシェールガス開発とか遺伝子操作とか、
 ねえ、やめとこうよ、と言いたいことが、このごろはいっぱいです。

  • ニャンタのおば
  • 2012/09/25 09:03