日焼けぼうし

【〜ましょう。】


雨のやみ間にさしこむ日ざしは、
とっくに夏本番。



おでかけするときは

ぼうしを かぶりましょう

P1030727.JPG



日焼けぼうしぼうし
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※「〜ましょう。」の解説と、いやみウリの写真は、つづきにて(↓)。

* * *

〜ましょう。の解説】
 きょうの文型の作り方は、とても簡単。
 〔動詞のマス形(=連用形)+ましょう。〕です。
 初級の日本語はいわゆるデス・マス体(=丁寧体)から入りますから、
 マス形そのものは、最初から導入されています。
 ですから、実質、マスをマショウに換えるだけです。

 形は簡単ですが、意味、つまり言えるコトは、大きい。
 話し手と一緒に何かしようと、聞き手を誘ったり、
 聞き手に何らかの行為をうながすことができるのです。

 ところで、「誘う」と「うながす」、大した違いはないようなものですが、
 「誰がするのか」(=動作主は誰か)ということを見てみると、
 そこには大きな違いがあります。

  グリコさん、今日はおさしみですよ。さあ食べましょうね。
   ※おばも食べる。
  グリコさん、新しいカリカリですよ。さあ食べましょうね。
   ※おばは食べません!

  
 小学校なんかで、先生が「早く下校しましょう。」と放送するのも同じです。
 幼稚園の先生が「お目目つむりましょうね。」と言うのも、同じ。
 小学校の先生方は、生徒の下校後も、どうせきっと残業だし、
 幼稚園の先生方も、お昼寝タイムにはあれこれお仕事でしょう。
 でも、あたかも一緒に帰ったり、目をつむるかのように、
 この「〜ましょう。」を使って、下校や昼寝をうながすのです。
 自分を、聞き手である子どもたちに同化させているわけですね。

 英語にも、paternal weというのがあります。
 「親身のwe」などと訳されているようですが、
 たとえば、お医者さんが、患者に向かって、
 How are we today? などと言うのだそうで。
  
 洋の東西を問わず、相手に視点を同化させるのが、親愛の第一歩。
 「〜ましょう。」の両義は、それがコトバの上に現れた例です。
 ウリも、自分は帽子なんかかぶらないにもかかわらず、
 「かぶりましょう。」と言ってくれているわけで、親切な猫であります。


 
**

親切なウリ猫の、余計なお世話発言。


かぶらないと ひやけするにょ?
(それいじょう)やけたら
(もう)やばいですにょ?


 P1030725.JPG



ほっといて。
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テオクレ パーンチ!
コメント

ウリたんもグリコさまも、日焼けなんて関係な〜い♪のは羨ましい事です。


帽子、昨年から被るようになりましたが、一番の理由は日傘(に限らず傘もですが)を良く無くすからなのです(-_-;

過去、お気に入りの日傘は三本。傘に至りましてはかるく二桁にのぼります...(どこかに記憶力を増強させるとかかしこくさせるおくすりは売ってないかしら)

  • ねんねこ商会
  • 2013/06/24 09:21

ほー、paternal we っていうんですか!
maternal ではないのか。
お勉強になりました。
視点を同化してくれるウリさんは
ほんとに賢くて親切だね〜。


◆コメントありがとうございます。
◇ねんねこ商会さん
 どこへ行くにも背中にリュックが基本のわたくし、
 どう転んでも日傘は似合わないので、帽子ばっかりです。
 麻のワンピースに白い日傘なんて、憧れますけれども。
 そもそも日焼けが気にならない猫らには、もっと憧れますけど。

◇こてちさん
 ですよねー。
 「家父長制」の「父」のイメージでしょうか。
 親身というより、上から守る、っていう感じがしますね。
 かつて児童の保護者を「父兄」と言ってた感覚も、似ているような。

  • ニャンタのおば
  • 2013/06/25 08:18

沖縄の〜シマショーネーは残る一つですね。

そろそろ帰りましょーね〜
ここに座りましょーね〜

どれも、やるのは言ってるご本人だけです。

これぐらいでやめておきましょーね〜

  • akane
  • 2013/06/26 06:45


◆akaneさん、初コメントありがとうございます!
 そうそう、あれ、おもしろいですよね。
 標準語でも「私がお持ちしましょう。」などと言いますが、
 「ね」は必須ではありません。
 沖縄ではほぼ(?)必ず「ましょうね。」になるのがおもしろいです。
 標準語耳には、一生懸命自分を説得してる、みたいに聞こえます。
 らぶり〜♪

  • ニャンタのおば
  • 2013/06/30 07:15