2013.08.30 Friday
あーあ。
この「あーあ。」ですが、日本語ネイティブなら、音調は百もご承知。
「高⇒低⇒高」で、最初の「高⇒低」の部分はなだれるように、
そして、最後の「高」は、ピッと短くシャープに発音する。
そしてこれは、何かガッカリしたときとか、
あるいはウンザリしたときとかに発せられるということを、
たいていみんな、理解している。
これが同じア音の連続だからといって、
「あーー」とか、「あああ」と書いたら、
脳内で再生される音は、まるで違ってきてしまいます。
そして、意味も「驚き」とか「焦り」の表出というように、違ってきてしまう。
「うーん」(=言いよどみ)と、「ううん」(=NO!)、
「えー」(=抗議をこめた驚き、あるいは言いよどみ)と、「ええ」(=YES!)、
「はー」(=嘆息)と、「はあ」(=曖昧なYES)、
――これらも、同じですね。
正書法というほど厳密なものではありませんが、
明らかに書き分けがなされている。
そして、大方のネイティブに、それはほぼ誤解なく、了解されている。
しかし、こうした感動詞についての表記の別を記したルールブックは、
(私の知る限り)どこにも存在しない。
きちんと網羅的に立項した辞書も、見かけません。
「『あ』または『ああ』」のように、「揺れ」として処理されがちです。
よしんばあったとしても、誰もそんなものを参照しながら
アーアー言ったり聞いたりしているわけではないでしょう。
言語とは社会習慣のカタマリだそうですが、
いったいいつ、どうやって、形成されていくのでしょう。
ふしぎですね。
まあまあウリたん、くるさんとこのマコちゃん先生も『猫には暑いくらいが(体調のためには)丁度いい』とおっしゃってますしね。
ねこさまの為のこの時期、とわたくしも暑いの苦手(どころではないですが)ですが我慢することにいたしますよ。(ええ、痩せておりませんがウリたんの為に痩せ我慢してみましたよぅ...)