始めました。


★文型【ゼロ助詞(無助詞文)



mujiの猫草始めました。

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秋だと思ってたら、冬になってました。
夏のあいだ採り放題だった庭の猫草もさすがに枯れ果て、
ウリとおばの朝のおたのしみも、終了。
しょうがないので、無印良品の猫草に頼ります。
袋を開けて水を注いで、待つこと1週間。


さ、ウリぴょん、どうぞ。
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あ。

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くさにゃ♪

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おひさしぶりですにゃ。

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ずぼ。








まんぞく、まんぞく。
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猫も、草も、影が長い。
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日本には春夏秋冬、四季がある、と思っていたのだが、
どうも近年は、


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2.2季ぐらい?


==日本語学習者のみなさんへ==


この、「○○、始めました。」という文は、決まり文句です。

たとえば、夏の初め、喫茶店の店先に小さな旗が出ます。

「かき氷、始めました。」

中華料理屋さんのメニューには、こんな文。
「冷やし中華、始めました。」

寒くなってくるころには、街角の八百屋さんに貼り紙。
「焼き芋、始めました。」

道行く人々は、これを見て、
ああ、夏が来たんだなあ、とか、
ほう、もう秋か、とか思うわけです。
「日本の季節のシルシ」、いろいろ探してみてくださいね。



※今日の文型についての解説と、グリコのひなたぼっこ写真。(↓)

***

ゼロ助詞(無助詞文)について】
 「助詞がない!」文です。
 省略とは違います。
 初めから、ない。
 入れると、ヘン、言いたいことが違ってしまう、そんな文です。
 (以下、見た目のわかりやすさのため、Φでその場所を示します。)

 たとえば、泣いている女の子にハンカチを差し出しながら言う。
   「よかったら、これΦ使って。」

 「を」が省略されているのだと考えるのは早計です。
 「これ使ってください。」と言うのは、たとえばケガ人を取り囲んだ人々が、
 どうしよう血が出てるよ、などと騒いでいる場合ではないでしょうか。
 事態収拾の方策を探している場合なら、その1つとして「これ」と言えるけど、
 女の子にいきなりハンカチを差し出すときは、「これΦ」となるはず。


 もうひとつたとえば、料理を食べながらお皿の中のものをつまみあげて言う。
   「これΦおいしいね。」

 「これおいしいね。」だと、この発言の前に「これ」を話題にしていたとか、
 そもそも「これ」を食べに来ていたのだとか、そんな感じがしませんか?
 そうかといって、「これおいしいね。」だと、
 お皿の上のそのほかのものを排除する感じがする。
 ここはやはり、ハでもなく、ガでもなく、Φなのです。


 Φ(ゼロ助詞)には、
 新しい話題に相手の注意を引き、つづけてそれについて何か述べる、
 そういう働きがあるようです。

 
 だから、新聞の見出しには、山のように使われています。
   「土砂災害Φ 20年で1.5倍」
   「文部省Φ 検定基準改定へ」
   「加藤Φ 今季初V 男子500」
 
  
 店頭の「○○Φ始めました。」も、まさにその典型的な用法であるわけです。 

 北野武監督の映画に 『その男、凶暴につき』っていうのがありました。
 うまいタイトルだなあ、と思います。
 これが『その男は......』だったら、物語は始まる前に終わってる感じがする!

**

さて、冬です。
11月に入ってから、スズメ食堂、始めました。


ちゅんちゅく うるさいわよ。


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コメント

ゼロ女子、じゃなかったゼロ助詞!
ぜんぜん知りませんでした。
ずーっと省略だと思ってました。
この場合Φには読点を打つのが正しい形ですか?
空白で置いておきたいところですが、
日本語の文章としてはそうもいかないですよね……。

MUJIの猫草はやっぱりおしゃれ〜。
普通に種を買っていると、
プレゼンテーションがいまひとつですわ。
〈Bar すくらっち〉はうちにもあるんだけど……。

ちゅんちゅく、ぎゃぎぎー、つつぴー
これからかまびすし(くて楽し)いですね、グリコさん。

グリコさん、すずめさんならまだ可愛いってもんですよ。
わが家は海の近いので、冬になると渡ってきたカモメが屋根のへりにずら〜っと並ぶことがあります。(フンのおまけももれなく付いてきます!)
端から端まで並んだその姿はヒッチコックの『鳥』さながらで
ちょっと恐ろしいくらいです。 

  • おっチョコ
  • 2013/11/18 10:27

文型とは全然関係ないことですが、焼き芋は八百屋さんで
売っているのですね。
この辺では八百屋さん類のお店は見たことないです。
焼き芋はスーパーか、軽トラ販売(少なくなったけど)で
お目にかかります。
お肉屋さんと酒屋さんはあるんだけどな…。

  • nonoji
  • 2013/11/18 12:37


◆みなさま、コメントをありがとうございました。
◇こてちさん
 たしかに省略と判別しがたいような事例もあることでしょうが、
 絶対違う!というゼロ助詞女子もいるわけです。
 たとえば旅のお土産をかばんから取り出しながら言う、
 「これ、食べて。」などは、どんなに丁寧に言おうとしても、
 「これ、みなさんで召し上がってください。」でしょう?
 「これを」って言ったら、すごくヘンでしょう?
 逆に、百両拾った拾ったわーい♪って浮かれてる盗人の、
 「こいつぁ春から 縁起がいいわえ。」には、
 絶対に「は」が入る。(「こいつぁ←こいつは」)。
 百両拾ったと、先行してさんざんハシャイで話題にしているからです。
 
 「ただしい表記」の決まりはないようなものですが、
 まあ読点が妥当でしょうね。
 でも新聞では、全角あるいは半角空きです。
 それに、マンガやライトノベルなんかだったら、
 気の強い少女が少年にハンカチを突き出し、
 「これ! 使って!」
 なんて、怒ったような口調で言う(書く)かもしれません。

 猫草は、土を準備するのが手間で、ついmujiに頼ってしまいます。
 発芽まで猫の襲撃から守るのに、場所を移動させるにも楽ですし。


◇おっチョコさん
 カモメ!
 それはちょっと壮観というか、脅威というか......
 カモメたちは、目が、ね、コワい感じがしますもんね。
 ちなみにヒッチコックで恐怖をあおったあの声の主は、
 おもにムクドリだそうですよ。
 うまい選択だなあって思います。
 ムクドリたち本体は、ちっとも怖くないんですけどね。


◇nonojiさん
 そうそう、専門の小売店が、どんどん消えていってますね。
 八百屋さん、肉屋さん、魚屋さん、おとうふ屋さん......
 私がよく行く八百屋さんも、牛乳やら袋菓子やらを並べ、
 だんだんスーパー的なワケワカラン品揃えになってきてます。
 でもまだ、八百屋さんと呼びたい。
 今は、大きな釜を店先にどん!と据えて、客を誘惑してます。

  • ニャンタのおば
  • 2013/11/19 08:41

ゼロ助詞!  ム助詞とは読まない?

びっくりしました。
しゃべるときはもちろん、書くときも、けっこう使ってます。で、見直して、場合によっては助詞を入れる。
入れたほうが、いいと思ってました。

これも、国文法ではなく、日本語文法なのでしょうか。

  • ゆみすけ
  • 2013/11/20 18:15


◆ゆみすけさん、コメントありがとうございました。
 ムとも読みますよ。
 「場合によって入れたほうがいい」と感じるとしたら、
 それは省略であって、ム助詞ではないのでしょうね。
 こてちさんのコメントへのお返しをお読みくださいまし。

 学史に疎い人間なのではっきりしたことは言えませんが、
 この現象自体は、国語学の先学もとうに気づいていたようです。
 名前をつけて研究がさかんなったのは、近年のことみたいですけれど。

  • ニャンタのおば
  • 2013/11/21 09:31