花のごときキミ

★文型【〜のよう(だ/な/に)】






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これにおわすは、小菊かぼちゃ

まさに

可憐かれんな小菊こぎくのようなかぼちゃ

福島県会津若松の長谷川純一さんという方の畑から、
遠路はるばるのご入来。



角度を変えて、真横から見てみましょう。

もも〜ん!
P1070270.JPG

横顔は、なんだか

王冠おうかんのようですね。



こんなかわいらしいかぼちゃを
どこでどうやって手に入れたかと申しますと――、

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☆・『東北食べる通信』・☆



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※このかぼちゃを食べるの記は、次回水曜日に!
※文型の解説につづく。(↓)
***

〜のよう(だ/な/に)の解説】
 比喩表現のひとつ、直喩に使う文型です。
 今日はわかりやすいところで、「〜」に名詞を入れる形を取り上げます。
 「よう」はナ形容詞(=形容動詞)になるので、
 「のようだ。」とか「のような」というのが典型の形。

 この文型のポイントは2つ。
    1.は、まったく別物、縁もゆかりもない!
    にもかかわらず、
    2.には、ある点で似ているところがある。

 さらにもうひとつ付け加えるとすれば、
    3.よりものほうが、「なじみ」がある。

 どういうことか。
 猫の飼い主が往々にして飼い猫から投げられる、
 あの視線、「氷のようなまなざし」を例にとって見てみましょう。

    のようなまなざし
     1.まなざしは、本来無関係な事物。
     2.だが、〈冷たい〉という一点が共通している。
     3.まなざしというちょいと抽象的なものより、
       のほうが、身近で具体的である。
     ⇒「冷たいまなざし」というより、
      「氷のようなまなざし」というほうが、わかりやすい!

 で、本文の「かぼちゃ」と「小菊」も、ぜんぜん無関係な物なわけですが、
 このポコポコした形と、小菊の花弁の並び方は、なるほどよく似ています。
 この特徴的な愛らしいかぼちゃに名前をつけようというとき、
 「小菊にたとえる」のは、とても自然ななりゆきだったでありましょうね。


小菊かぼちゃの欠点は、
かわいくて食べられないこと!
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 でも食べた。
へたっぴ料理の結果報告は、水曜日!
コメント

なにやら、やんごとなき紋どころのようにも見え、小菊とは控え目なお名前ではありませんか! 
おそばのウリ姫も一段とかわゆらしくお見受けいたします。

  • おっチョコ
  • 2014/01/27 10:53

本当、かわいくて食べられないのが欠点ですね!
どんな味がするのでしょう♪
水曜日に続く!!チャラララ〜ッ
ですね。

  • misa
  • 2014/01/27 13:28


◆コメントをありがとうございました。
◇おっチョコさん
 ちょうどウリすけの脇腹のアメショっぽい丸柄と
 同じぐらいのサイズの菊の御紋ですね。
 風格と愛らしさを兼ね備えた小菊姫でした。

◇misaさん
 もう、包丁を入れるのにはかなり勇気が要りましたわ。
 料理の腕に関係なく、おいしいかぼちゃでした。

  • ニャンタのおば
  • 2014/01/28 11:00