しあわせの黄色い......

★【ナ形容詞】


しあわせの


黄色い








エプロン


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エプロンのぬしは、グリコさん。
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小春日和の庭で、エプロン干し。
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ふぁっは〜♪

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しあわせエプロン?
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※「しあわせ」の品詞をめぐるゴタクと、
 しあわせそうなグリコのおまけ写真につづく。(↓)

***

ナ形容詞について】
 辞書で「しあわせ」を引きますと、たいていの場合、
 品詞は、「名・形動」となっています。
 名詞でもあり、形容動詞でもある、というのです。
 いささか、いい加減ではあるまいか。

 だいたい、この「形容動詞」という名称が、うさんくさいですな。
 動詞っぽい活用をする形容詞、ということなのでしょうが、
 現代語に限っては、むしろ名詞に近い形容詞と呼びたいところです。
 実際、「名容詞」とか「形名詞」とか呼ぶ研究者もいます。
 わかりやすさを旨とする日本語教育では、ナ形容詞と呼びます。
 (イ形容詞とナ形容詞については、⇒☆こちら

 ともあれ、「しあわせ」という語は、名詞とナ形容詞の両用がある、と。

 「わたしのしあわせはどこにあるの?」
 「しあわせを求めて三千里」
 なんていうときは、名詞。

 「相思相愛の猫とのしあわせな生活」
 なんていうときは、ナ形容詞。

 でも、文の述部に使われると、見た目は同じになってしまいます。
 「わたしの望みは、猫らのしあわせだ。」(名詞)
 「ニャンコが笑顔なら、わたしはしあわせだ。」(ナ形容詞)

 *

 そもそも、品詞分類というのは、なかなか一筋縄ではいきません。
 名詞はモノの名、形容詞はようす、動詞は動き――
 一応は、そう言えそうですけれども、
 手に取ってなでくり回せる「猫、花、酒」などと違って、
 「しあわせ」みたいなホワホワしたものはモノの名とは言いがたく、
 品詞の上でも、名詞と形容動詞に二股かけたかっこうになるのですね。

 それでも名詞として使われる「しあわせの○○」は、
 やはり○○にペタンと貼られた「名札」という感じがしますし、
 ナ形容詞として使われる「しあわせな○○」のほうは、
 ○○の「ようす」を表しているという感じが、たしかに、します。
 (だから「しあわせなエプロン」なんて言うと、
  エプロンがにっこり笑っている感じがする。)

 ついでながら、このナ形容詞のナは、じつに剛力剛腕なのでして、
 たいていの名詞を形容詞に変えてしまう力を持っています。
 「うまい、まずい、うれしい、たのしい、高い、安い」など、
 基本的な単語には断然イ形容詞が多いのですが、
 それで足りないところは、全部このナ形容詞がまかなっているのです。
 外来語はほとんど全部がナ形容詞ですし(「ナウい」は珍しい例外)、
 名詞に「〜的」をつければ、ぜーんぶナ形容詞になるという具合です。

 『猫な日本語』なんぞという当ブログのふざけたタイトルも、
 そんなナ氏の剛腕にすがって、何とか成立していると思っております。
 明らかに「正しい日本語」からは外れておりますけれども、
 「猫」という名詞が指し示す生物の、最大公約数的な「ようす」を、
 みなさまが了解してくださっていることを前提にしたタイトルです。

 *

 近ごろ巷では、こんなものが静かな話題を呼んでいるようですが、
 ごぞんじでした?
 
 自由すぎる女神

 ニューヨークのエリス島でずうっと立ちっぱなしなのは、自由の女神、
 寝そべったり好き勝手してるこのフィギュアは、自由な女神、ですね。
 自由(=名詞)の女神は、
 じつはちっとも自由(=ナ形容詞)じゃなかったわけであります。
 

 


やけにくどくどしくなってしまいました。
自由でもしあわせでもないご気分かと。
お口直しに、日なたぼっこグリコをどうぞ。


めんどくさい話は......
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ごめん......
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こうむる!
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失礼しました〜。
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コメント

子供の頃読んだオスカー・ワイルドの『The Happy Prince』
和訳の題名は『幸福の王子』でした。
長じてこの和訳の題名に『幸福な王子』というのもあることを知りました。 の と な では随分意味が違ってくるなと思ったものです。 ちなみに私は の の方が好きです。

グリコさん、黒っぽい毛皮にこんなワンポイントをお持ちだったのね♪

  • おっチョコ
  • 2014/11/17 10:58

シアワセの黄色いエプロンの向こうには
これまたシアワセのみっちり薪棚♪
陽だまりでなくても温もれますね〜。

  • 藏ゆ
  • 2014/11/17 15:03

グリたん..ぽんぽんにエプロンをお持ちだったとは...。モホモホのほっこりホクホク日向ぼっこは、しあわせそのものですね〜。

グリコさんの黄色いエプロン お日さま色でお日さまのにおいがするんだろうな。
植物の燃えるオレンジ色の炎が大好き。
うらやましいな 薪ストーブ。

  • きゃろりん
  • 2014/11/18 07:47

○ グリコさん、蓄熱して猫アンカになるのですね…
 エプロンの部分は、とってもポカポカそう…♪
↓ 羊羹は、「1棹…」と数えるのですね…
(買ったことが無いので…しかも、高いので…)知りませんでした…
 スイートポテトは、いっぱい作ったので、次はいもようかんを作ろうかな…
                <ののちゃんより>


◆みなさま、コメントをありがとうございました。
 こんな記事をあげた後で、ハンカチの健さんの訃報を知り、
 なんだかしょげてしまいました。
 とくにファンだったわけでもないのですが、さみしいです。
 (だからというわけでもありませんが、風邪もひいとりました。)

◇おっチョコさん
 ああ、そんなお話がありましたね!
 考えてもみませんでしたが、あれはどちらがふさわしいのかしら。
 王子もツバメもしあわせ(形容詞)とは思えないなあ。
 少なくともツバメはそんなことしてないで南に帰るべきだった!
 ......と思うので、わたしも「幸福の」に賛成です。

◇藏ゆさん
 そうそう。
 薪ストーブ持ちにとっては、みっちり薪棚こそがしあわせのモト!

◇lambidumidiさん
 グリコは黒が多めなので、日なたではチンチンに熱くなってますよ。
 (なになに、「私のカントリー No.91」ですな。
  あした街に出かけたら本屋さんに直行します!)

◇きゃろりんさん
 アツアツのグリコは、目にも鼻にもごちそうです。
 そして薪ストーブは、ええ、うんとうらやましがってください。
 一年中の薪集めの苦労が、今、報われる季節到来なのです♪

◇kitcatさん
 グリコのあんかは野外仕様なのが、ちとつらいところです。
 昼間いっぱい蓄熱して、夜間の冷え込みに備えてもらいましょう。
 (猫弁当箱入りのスイートポテト、おいしそうです!) 

  • ニャンタのおば
  • 2014/11/21 17:01