猫な日本語

日本語ネイティブの知らない日本語のステキな秘密♪
猫まみれです、悪しからず。

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グリコがされたことは……

わたし(=グリコ)がされたことは、虐待ぎゃくたいでした。




わたし、グリコは、何年なんねんも前まえから、やさしいおじさんにかわいがられていました。
でもおじさんは急
きゅうに重おもい病気びょうきになって、
どこかに連
れて行かれてしまいました。
おじさんの親戚しんせきの人
ひとが来て、家いえにかぎをかけました。
わたしは、外
そとに出されました。
去年
きょねんの12月じゅうにがつのことでした。
おなかがペコペコでした。
だれもごはんをくれません。
よるになっても、おじさんのおふとんに入
はいることもできません。

とてもこまっていたら、近所
きんじょのおばちゃんが気がついて、
ごはんを持
ってきてくれるようになりました。
へたくそなベッドも作
つくってくれました。

でもわたしは、おじさんに会いたいから、
がんばって、もとの家
いえの庭にわにいました。
そうしたら、おじさんの親戚
しんせきの人ひとがまた来て、
近所
きんじょのおばちゃんに言いました。

「その猫ねこはもともと野良猫
のらねこだったんだから、
 ほうっておけば、そのうちいなくなる。
 エサをうちの庭
にわに置くのはやめてくれ。」

近所きんじょのおばちゃんは、泣
きそうになって、ものすごく変へんな顔かおになりました。
そして、つぎの日
から、ごはんを持ってきてくれなくなりました。
かわりに、自分じぶんの庭
にわに、ごはんとお水みずを置くようになりました。
その庭
にわはわたしの「といれ」だったので、あんまり行きたくなかったけど、
とてもおなかがすいたので、ときどき行
くようになりました。

そのおばちゃんといっしょに住んでいるおじちゃんは、ちょっと太
ふとっています。
病気
びょうきになったおじさんと、ちょっと似ています。
その人
ひとのひざに乗ってみたら、なかなかいい感かんじでした。
それに、あたらしいベッドも作つくってくれたので、
わたしはひっこしをすることにしました。

ひっこしをしてから、もうすぐ1年いちねんになります。
むかし、もっと乗
り心地ごこちのいいひざを知っていたような気がするんだけど、
もうあんまり思
おもい出せません。

いまは、まあ、だいたい、しあわせです。

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* * * * *

野良猫を家に入れ、暖かい寝床と毎日のご飯をあたえる。
毎日、やさしい声をかけ、ひざに乗せ、なで、あそび、いっしょに眠る。
それを
、急に外に放り出す。
自力で生きる手段と能力を奪っておきながら、自由にせよ、と突き放す。

今、環境省が
動物愛護法改正についてのパブリック・コメントを募集しています。
近所のおばちゃん(=私)は、意見書を書いていて、「あ!」と気づいたのです。
グリコがされたことは、虐待だったのだ、と。

べつに、その薄情な親戚の人を法で罰してほしいとか思うわけではありません。
病にたおれた独り者の兄をしょいこみ、空き家の管理をするのはたいへんなことです。
その人から見れば、
私は単なるメイワクでお節介な猫おばさんだったのでしょう。

ただ、これまで「虐待」の定義すらきちんとなされていなかったと知って、愕然としたのです。

ことばを与える、ことばでかたどる、ということは重要だと思います。
あなたがしていることは、コレコレにあたりますよ、と言えることが重要だと思います。
しゃっちょこばった、ギスギスした社会にはしたくないけれど、
そうしなければ守れないものがあるのだとしたら、法律作りを進めるべきです。

「吾輩と猫である。』のcoocooさんが、得意の漫画をつかって、
今回もわかりやすい「絵解き」の記事をかいてくださいました。
こちら(前編)と、こちら(後編)です。

前回は環境省のサーバーや電話回線がダウンするという混乱がありました。
今回も締め切り直前になると何が起こるかわかりません。
まだ動いていない方、どうかぜひ、coocooさんの記事をのぞいてみてください。
迷いやめんどうくささが消えると思います。

カメラを向けると「親愛の頭突き」のために突進してくるグリコ
だから、カメラ目線のピンボケ写真しか撮らせてくれないグリコ
「ほうっておけばいなくなる!」と言い放つ男性の、その足にすりすりしていたグリコ
そんな明日のグリコたちを、たすけることにつながるはずです。

自分たちの手で世の中を変えるチャンスなんて、そうそうありません。
パブリック・コメントの〆切は12月7日(水)です。
明日はもう12月に入ります。

※この問題については、こちらでも記事にしました。

※12月1日追記
  コメントをお寄せくださったキウイさんが、この日の記事(⇒こちら)の末尾に、
  パブリック・コメントの提出のしかたをすっきりとまとめてくださっています。
  結局どうすりゃいいの?!って迷子になりかけてる方、どうぞごらんください。
  それに、『ほぼ日刊イトイ新聞』のイトイさんも、前回にひきつづき
  呼びかけてくださってますそうな。心づよい!
  


ウリもすてられてたの。
グリコはウリのライバルだけど、 にほんブログ村 外国語ブログ 日本語(外国語)へ  いまは おうえんしてください!

★・★・今週は木曜と土曜はお休みをいただき、次回はあさって、金曜日です。
まじめに日本語の文型にしようか、またまた高山バナシにしようか、うーんんん。・★・★

 
| おしらせ | 00:00 | comments(4) | - |
コメント
グリちゃんっっ。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。ビエー!

あなたはほんとにいいおじさんとおばさんに会えたねえ。
よかったねえ。
「だいたいしあわせ」ってすごくいいことなんだよ〜。
| coocoo | 2011/11/30 12:45 PM |
かわいい、かわいい突進グリちゃん。寒い12月の日にやさしいおじさんと別れてお外に出ることになっちゃったんだ。
それを聞いてちょっと目からぽとりとお水が出ちゃったよ。
でもやさしいおばさんといい感じのひざを持つおじさんに出会えてよかったね。うんと甘えちゃってね。
おばさんもパブコメをうんうんうなって書いてます。もうすぐできあがるので、この週末には出せそうです。
| キウイ | 2011/11/30 11:07 PM |
グチや、うらみつらみも言わないグリコちゃん、えらかったね!
グリコちゃん大好きだよ!
何時も、裏切るのは人間なんだ。グリコちゃん、ごめんね!
ひと雨ごとに寒さがましてきます。
外猫さんにとっても、厳しい季節です。
彼らは、人間と同じ心を持って生きています。
同じ地球に住み、同じ空気を吸って生きている仲間です。
人より弱い立場にある彼らは、とても不器用ですが、沢山の愛情で人を癒してくれます。
そして、人より短い人生を懸命に生きて命の大切さを教えてくれるのですね。
優しい命です!

先日、川崎市で起きた猫虐待殺害事件を知ってから、愕然としてしまって虚無感に苛まれていました。
パブコメのことも吹っ飛んでしまって、落ち着かない心持ちでしたが…。
こちらの記事を読んで、また気持ちを奮い起こすことができました。
ニャンタのおばさま、グリコちゃん、ありがとう!
今回も頑張ってパブコメ提出するね!
なんだか支離滅裂な文章でごめんなさい。恥ずかしいです(>_<)
| みわこ@奈良! | 2011/12/01 1:22 AM |
◇coocooさん
 今回もわかりやすい絵解きを、ほんとうにありがとうございました。
 今も寒空の下でグリコハウスにおさまっているグリコ。
 だいたいでも「しあわせ」なんて思ってくれているならいいのですが。

◇キウイさん
 おお、ごくろうさまにございます。
 本気で書こうと思うと、現実のことを考えざるを得ないわけで、
 かなり消耗しますよね。
 がんばっ!!

◇みわこ@奈良!さん
 裏切るのはいつも人間。
 「べつに飼ってたわけじゃないから!」と主張するその人の足に
 ぐりんぐりんと体をすりつけていたグリコを思い出すと、
 切なくてくやしくて、今でも「水」が出そうになります。
 でも、書いてよかった。
 ここにお一人、気を取り直してくださった方がある!
 ありがとうございます!
| ニャンタのおば | 2011/12/01 7:03 PM |
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スタッフ紹介
清水由美(=ニャンタのおば)猫ヌキでは例文が作れない日本語教師。いまだニャンタに恋々。ウリが来てくれてよかった、この世に酒があってよかった、と思う日々。

ウリ=2008年初冬、八幡神社の境内で泣いていた女の子。猫とは思えないほど素直で気だてのいい灰色しましま。コムスメだと思ってたらもう8歳!
 
グリコ=2010年暮れ、ご近所の家を出されてわが家の庭猫に。黒地に金サビのおばちゃん。年齢不詳。クールな顔で、甘えるったら甘える。2014年冬、再び家猫に!

ニャンタ=18年近くをともに過ごした、猫度百パーセント、女王気質全開の三毛女史。ヒトの心をわしづかみにしたまま、2008年の梅雨空に、昇天。

☆ニャンタのおばの本☆

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