2015.08.06 Thursday
紙一重(かみひとえ)
さて、
留学生は見た!
4日目は、スリランカのAさんです。
4日目は、スリランカのAさんです。
日本人に言われるコメントや質問によって、気持が違うと思う。例えば「日本語が上手ですね」、「日本に慣れてよかったですね」などを聞かれると、本当にうれしくて、もっと日本語を勉強したくなる。しかしただ一つ二つの言葉だけ使っても(あまり話さなかった時も)「日本語が上手だね」と言われたら、「あれっ、私あまり話さなかったのにそう言える?」のうような気持ちがする。少しいやになるのは、時々日本人は「目が大きいね」「足がながいね」「背が高いね」と言われる時だ。なぜかと言えば、このような表現が母国ではあまり使わないからである。初めて日本人に「足がながいですね」と言われた時、私はとてもびっくりして「えっ! 私の足、変に見える!」のような気持がしてしまった。
だって!と、その日本人は反論するに違いありません。
だって、足が長くて背が高くて目が大きいなんて、いいことじゃん!と。
本心からほめてるのに、何がいけないの?と。
でも、これはやっぱりイケナイことだと、わたしも思います。
セクハラと紙一重かみひとえじゃないかなあ。
たとえ相手が同性でも。
ちなみに、わたしの肉体にはほめるべき点がひとつもなく、
ほめられたこともないので、これは想像するしかないのですが、
もしも自分の体にきれいなところがあったとしても、それが
努力で改善したのでもなく、改善できることでもない特徴だとしたら、
たとえほめられても、うれしくないんじゃないでしょうか。
それに対して、立ち姿がきれいだとか、歩き方が元気でいいね、とか
話し方が耳に心地いいとか、そういう、自分でコントロールできる美点は、
ほめられたらうれしいだろうと思います。(と、これも想像。)
ですから、日本人のみなさん、
日本人とは肉体的形質が異なる国の人と接するときには、
たとえその人が絶世の美男美女だったとしても、
うっかりほめないで、このAさんのことを思い出してください。
確かにどう返したらいいのか戸惑うことってありますね。
スリランカのAさんが日本語を極めてそんな物言いに切り返すくらいになるといいですね。
ウリたん、その座り方、ツボです〜♪ かわいすぎるぅ〜〜