飛騨高山ひだたかやま(街歩まちあるき編へん)日本語がくしゅうしゃのみなさん、ごめんなさい。ふりがなはつけません。ひつようなら、AddRubyを つかってください。えー、高山に帰っていたのは、先月の末。
早くもひと月が過ぎようとしています。
11月、12月と、時間の流れがぐんぐん加速しますね。
ブログを始めてからというもの、カメラを持ち歩くようになり、
先月の帰省でも、写真をたくさん撮りました。
もったいないので、(というほどの出来でないことは重々承知ながら)、
ワタシ的に(ああなんて便利なことば)もったいないので、お見せします。
御用とお急ぎでなければ、おつきあいくださいませ。
※飛騨高山(おさんぽ編)は、⇒こちら。 ※飛騨高山(問題編)は、⇒こちら。なんだかカワイイ風景―その1.
ここだけリフォーム?
色づかいがカワイイ。
その2.
お寺です。
お寺だって布団は干したい。
その3.
手形、足形、家形。
高山の旧市街地は、みっちり家が建て込んでいるので、
一軒を取り壊すと、お隣の壁に「家形」が残ることがよくあります。
たいがい駐車場になってしまうのは淋しいけれど、
ツタにとっては、チャンス♪
その4.
火伏せの神様、秋葉さまについては、先の記事(おさんぽ編⇒
こちら)でもご紹介しましたが、
ほんとうに、市内のいたるところに、鎮座まします。
写真中央に注目。
どうやってお祀りするのか、気になるところ。
気になるお店―その1.
たいへんにモジャモジャしておりますが、床屋さんです。
現役ですとも。
ちゃんとお客さんも入っていました。
その2.
む?
こ、これは、もしや、あのハンサムな茶トラさんの??(⇒
ハンサムな茶トラさん)
んー、たんなる同名でしょうね。
茶トラのあんず君はいなさそうです。
がっかり。
でも「朝ごはん」と「モーニング」は別物である、ということが学べました。
その3.
こういうのは、哀しいです。
期間限定の出店らしいのですが、それにしても。
この色。
建物にも尊厳がある。
ここはたしか古くからの造り酒屋の持ち物だったはず。
内部は無事なのだろうか、と気になります。
その4.
海老坂下にある、ギャラリーショップ。
手ぬぐいやハンカチが充実しているので、よく寄ります。
この壁は、
挟土秀平さんの作品。
お名前は、はさど、と読みます。
高山出身で、全国区の左官屋さん。郷土の星!(しかも男前!)
このお店で今回手に入れたハンカチやら手ぬぐいやら。
ユデタマゴ模様なんて、斬新でしょう?
じつは、拙著
『日本人の日本語知らず。』を作ってくれた担当編集者さんは、大のグルメ。
その彼女のいちばんの好物は、なんと玉子だそうで、それも固ゆで玉子が大好物だという。
ユデタマゴ柄の小風呂敷、まよわず購入。
後にも先にも、これほど自信をもって人にお土産をさしあげたことはありません。
私史上最大のヒット。
その5.
「古い町並み」というと、三之町。
休日には原宿竹下通りなみの混雑ぶりですが、
1本、2本、通りを外れると、ウソのように静かです。
骨董屋さんが軒を連ねる通りもあります。
たいそうな品の真贋を見る目はないので、並ぶゼロの数に仰天したりしますが、
手の届く値段で売られているものの中にも、あ、いいな、と思うものがあります。
今回は、この青いガラス皿が気になりました。
その6.
高山は木工業がさかんです。
これはその代表格、「
飛騨産業」の工場。
中央の黒と黄色のマーク、どこぞでご覧になったことはないでしょうか?
飛騨産業のキツツキマークです。
高山出身者は、よその土地のおしゃれなお店の調度などにこれを見つけると、
胸が熱くなるんでありますよ。
このたび移転が決まり、すでに解体工事が始まっていました。
で、この工場の正面、画面右手には、飛騨産業の家具を展示するすてきなお店があります。
(ここでカメラのバッテリーが切れまして、画像はナシ……。)
工場が移転しても、お店は残ります。
そして、同じ敷地内には、
アウトレットのお店もあります。
ここは、おすすめです!
私にも買えるじゃないかっ!(がんばれば!)というお値段のあれやこれやが目白押しで、
帰省のたびに、身もだえしつつ見てまわるのがならわしです。
飛騨産業の製品は、塗料などもちゃんと吟味されているのでしょう。
展示場に入りびたっていても、目がしょぼしょぼするような臭いがしません。
秋だなあ ―
その1.
宮川沿いの朝市にて。
スーパーとちがって、朝市の品ぞろえは正直に季節を反映します。
10月末のこのときは、ニンニクとトウガラシが目立ちました。
左には、山のクルミも写っていますね。
半端なナットクラッカーなんぞでは歯が立たないクルミです。
子どものころは、父が、金づちと鉄床
かなとこで割ってくれました。
爪楊枝でほじくるのも手間でしたが、味は濃厚。
その2.
ネギもシーズン。
「予約」する人もあるんですね。
土つきのまま買って、庭の隅に「いけて」おくのです。
冬じゅう、重宝いたします。
こんなふうに、住宅街の家の玄関先にとつじょ直売所ができていたり、
花屋さんがポトスの脇に並べて売っていたり、する。
ま、青物にはちがいない。
その3.
こちらは、陣屋前の朝市。
赤カブが出始めていました。
お、左端には、例のスクナカボチャが♪(⇒
例のスクナカボチャ)
もう旬は過ぎたのでしょう。小ぶりです。
中央の焦げ茶色は、「朴葉味噌」で有名な朴葉。
ホオノキの落ち葉です。
落ちたてを拾って、きれいに洗って、ていねいにノシをかけて、売ります。
奥には、蓮の実の殻も売られていますね。
花材にするのでしょう。
蓮といえば、市内には、こんな場所も。
宮川べりの朝市から、ほんのすこしそれたところにあります。
高山別院の裏手にある、蓮池。
初夏の大輪の桃色もさることながら、正面の石組みがうつくしい。
ちいさな池ですが、脇にはケヤキの巨木もあり、
好きな場所のひとつです。
あの赤い箪笥(⇒
こちらでご紹介)の、もともとの主であった
私の祖母も、このほとりに眠っています。
その4.
高山盆地の周辺は、果樹園が多い。
桃、梨、ぶどう、とつづいて、これからしばらくは、りんごが出盛りです。
3つで500円でした。
3つ500円で、なぜに5つあるのであるか。
「おまけ」が当たり前だからです。
3つ買って5つ来るのは、当たり前。
3つ買って6つ来ることもあったりして、テレビショッピングみたいですが、
朝市のおまけは、買ってから
のち、くれるのです。
買わせるためにおまけで釣ったりはしません。
その5.
実家の近くの神社。
10月末のこの日、ここのイチョウは、もうこんなことに。
先日の記事(おさんぽ編)でご紹介した国分寺の大銀杏は、このときまだ青々としておりました。
やはり、国分寺の大銀杏は特別なのです。
国分寺の大銀杏が散りつくすと初雪が来る、というのは、神話ではなさそうです。
帰りみち―新宿行きの高速バスは、平湯を通ります。
平湯のバスターミナルから見えるところに、この水があります。
「振る舞い水」。
バスが平湯からのお客さんを乗せているあいだに走っていって、
この水を水筒につめて東京まで持ち帰るのが、私のちいさな習慣。
この日は、水鉢に、あざやかな赤い実が落ちていました。
見上げると、
ヤマボウシです。
真っ赤に熟れて、雨に濡れ、透き通るような紅色でした。
バスの出発まで、ガツガツとむさぼりました。
高山-新宿間は何度となく往復していますが、
ヤマボウシの実の熟す季節にどんぴしゃで通りかかったのは初めてのこと。
こんなにうつくしくて甘くておいしいヤマボウシ、初めて食べました。
おまけ。
これは何でしょう。
高速バスがトイレ休憩で立ち寄る、諏訪湖サービスエリアで入手。
答えは、食用ほおずき。
中身は黄色いプチトマトみたいな見かけ。
なかなか美味でしたよ。
(器は、木工細工が趣味だった父が作ってくれたもの。)
実ついでに、あと二枚だけ。
市内の住宅の玄関先でみかけたイチイの実。
一位一刀彫のイチイは、この木です。
それからツリバナ。
すすめっ!
★・★・ご高覧、ありがとうございました! どうぞよい週末を!・★・★