ハサドさんのおべんと


たかいところから おしらせにょ。

P1020765.JPG


わがふるさと、飛騨高山の生んだ誉れの左官職人、
挟土秀平さんが、テレビに出ます。
今回は「お弁当」が主役です。

NHKの『サラメシ』第18回

10月1日(月) 22時55分〜23時18分 NHK総合テレビにて全国放送

10月4日(木) ひる12時20分〜12時43分 NHK総合テレビ
(※東北・近畿地方を除く全国放送)


この番組のディレクター、Kさんが知らせてくださいました。
Kさんも、若き日に薮内正幸さんのお宅に集まっていた中のお一人。
アタシこんな方と知り合いなのよ、と言える光栄も、ヤブさんのおかげです。

で、そのKさんからのお知らせには続きが。
――ただし!
  ただいま台風17号が接近中で、ちょうど1日は本土縦断中のおそれあり、
  とのことで、もしやバリバリ台風通過中となった場合は、特別編成となり、
  放送時間が変更 or 放送延期となる可能性もあります。
  その時間にテレビつけて、びゅんびゅん風雨にさらされてるニュース映像が
  映ったら、「あら、そうなのね」と思って下さい…。


* * *

番組のロケは、前回の私の帰省にとても近い日でした。
近所のオバサンのふりして撮影に紛れ込んじゃおうかな、
という陰謀をめぐらせたのですが、一日の差で実現できませんでした。
ざんねん。(番組にとっては幸い!)

ぜひ、ご覧くださいませ!


にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ



じつはただいま身辺にちょいとした非常事態が勃発。
ブログの更新やコメントへのお返事が滞るかもしれません。
そのときは「あら、そうなのね」と思ってくださいまし。
あ、悪い非常事態ではないのでご心配はご無用に!

大阪よりSOS


えすおーえすにゃ。

P1020628.JPG


いつもたのしみに拝見しているととらのお店番日記のtokiさんから、
SOSのメールをいただきました。
「大阪市最古の民家」が解体の危機に瀕しているというのです。

保存のために、大阪市渡辺邸保存会という団体が奔走していらっしゃいます。
どれほどの「民家」なのか、こちらのページに、写真があります。
ぜひご覧ください。

**

これほどの宝を、壊してしまっていいのでしょうか。
建物のすばらしさもさることながら、
私が気になったのは、この広さと、「緑」のボリュームです。
この屋敷の庭と林は、きっとたくさんの命を育んでいます。

たとえば、敷地の角に、それはそれは立派な楠がそびえています。
この夏もたくさんのアオスジアゲハ
この木に、来年のための命を託していったに違いありません。

来年、この大楠は、もうここにはないのでしょうか。
初夏の楠若葉に、キラキラとアオスジアゲハが舞うことはないのでしょうか。

ヒキガエルだって、たくさんのセミだって、敷地内の地中に眠っているでしょう。
地中に眠ったまま、重機に踏み潰されるのか。
もしかしたらコジュケイのひと家族、いやタヌキだって住めそうな環境です。
追われてどこに行けばいいのか。

すでに今日、樹木の伐採が始まっているそうです。

**

相続税が払えない、というのが事の発端だとか。
弁護士出身の市長さん、なんとかならなかったのでしょうか。
文化財の指定を解除してまで、徴税するのがスジなのでしょうか。

**

今回、たまたま大阪に行ったことで、大阪の方とかすかなご縁ができました。
このSOSが、tokiさんからいただく初めてのメールでした。
こうして記事にすることで、少しでもお役に立てたら、うれしい。

保存会では署名を集めています。
どうか、どうか、ご協力ください。
全国から、市長をおどろかすほどの数が集まれば、
あるいは破壊に急ブレーキがかかるかもしれません。
お願いします。




tokiさんのメールによれば、
私があんなにたのしませてもらった中之島図書館(⇒大阪国#3)も、
橋下市長は廃止したいのだそうです。
「あんな一等地を図書館なんかにするのはもったいない、
 もっと商業ベースに乗る事業があるはずだ。」と。

キライニナリソウデス。

にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ

大阪国#番外編


P1100476.JPG

ひなたで手に入れた三毛猫のカード。
家に帰ってから、これまでずっと飾っていたニャンタの写真と差しかえました。

写真だとどうしても日に焼けて、青っぽくなるのが哀しかったのです。
これからはキミにニャンタの席を埋めてもらうよ。
※額縁は、亡父とワタシの合作です♪

* * *

さて。
最終回!と言っておきながら、番外編なんぞ持ち出しまして、すみません。
書こうかどうしようか、さんざん迷ったのですが、......



じつは、からほり商店街で、気になるものを見かけたのです。







P1100248.JPG

「もらっていただけませんか?」


貼り紙をしたケージに、乳離れしたかせぬかの子猫が2匹。
そのケージを台車に乗せ、脇で女性が「猫要りませんか?」と声をかけています。
ケージの上には、その女性のお子さんかと思われる可愛い坊やが、
黄色い長ぐつをブラブラさせながら、乗っていました。
さらにもうお一人、その坊やのおばあさんに当たる年ごろの女性がいて、
こちらも通行人に次々に声をかけています。

ニコニコと話しかけられましたので、私も猫を見せてもらいます。
東京からだから私はムリです、と言うと、
あと2匹黒いのがいたんだけど、それは長野の人にもらわれていった、
黒猫はもらい手が多いんよ、
東京だって、だいじょうぶ連れていけるよ、と言います。

ノラの母猫が産んだきょうだい猫だそうで、母猫はつかまらないけど、
子猫はこうして捕獲できるから、里親を探しているのだと。
そうしないと、増えるからね、と。

避妊・去勢はしてから渡すのですかと聞くと、
「それはあんた、引き取り手の仕事やがな。」


こみあげる不安。

――里親詐欺という、むごい事件が各地で起きています。
  渡す相手の身元確認はくれぐれもちゃんとなさってくださいね。

言いたかったけれども、......言えませんでした。
よいことをしているという自信にあふれた笑顔を前に、
つい、言いそびれました。



言えばよかった。
言うべきでした。


* * *

お願いです。
近々、大阪谷町、からほり商店街に行かれる方はありませんか?
もしこの方たちを見かけたら、少し話をしてみていただけませんか?

この記事が、おぞましい犯罪行為を好む輩の目に触れる危険も考えましたが、
ちょうど今日から谷町6丁目では、猫のお店が開店する由。
からほり商店街にも猫スキーさんたちの「目」が増えることを期待して、
書いておくことにしました。


あの子猫たちが、どうかよき人の手に託されますように!!

 にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ

さらにご関心をお寄せくださる方は、つづきをどうか。(↓)
続きを読む >>

大阪国#4(最終回!)

ルーペで遊ぼう!





ウリ博士!

P1100524.JPG

* * *

長々とおつきあいをお願いいたしまして。
やっとこさっとこ最終回です。

水上バスの旅を満喫したあとは、淀屋橋から地下鉄に。
あちこちの猫ブログに頻出する、谷町6丁目をめざします。

じつはわたくし、万城目学さんの小説が大好きです。
留学生相手の読解の授業でも、一部を使っておりますほど。
で、谷町の商店街は、その万城目さんの快作、
『プリンセス・トヨトミ』の舞台でもあります。
これはもうね、行くしかないでしょう。

* * *

途中乗り換えの「本町」駅。
看板や化粧がないと、地下鉄の壁って、迫力ありますね。
P1100191.JPG

思うんですが、大阪は東京より人口密度が低いです。
地下鉄の込み具合が、「人間的」レベルです。
都市の規模は、これくらいがいいなあ。


さて、谷町6丁目に到着。
地上に上がり、中之島の図書館で調べた地図を頼りに、ふらふら進む。
ちょっと迷いましたけれども、何とか自力で発見しました。

P1100193.JPG
うどんの愛宕屋さん。

大阪猫まつりに参加する人々は、全員ここでうどんを食べないとイケナイらしい。
ちょうど時分どきでもあります。
猫まつりには参加できないけれど、参加資格だけでもクリアしておきましょう。

メニューの先頭にあった日替わり定食をいただきました。
セットのご飯は半分にしてもらいましたが、それでも満腹。
澄んだおだしがおいしかったです♪

ゴチソウサマのあと、レジのハンサムなお兄さんに、
ひなたというお店はどこでしょう?と聞く。
「向かいですよ。」とお兄さん。
しかし、私が地図を握りしめているのに気づいてこれはいかんと思ったか、
向かいですよと言いながら、わざわざ外まで出て指さしてくださいました。

向かいでした。
はい。

ひなたに、ちょうどお客さんはいなくて、私一人。
木の床をコトリ、コトリ、鳴らしながら、かわいい品々を見て回りました。
やわらかな笑顔とことばで迎えた後は、放っておいてくださる、
店主さんの客あしらいが、たいへんに心地よいお店です。

そっかー、ここかー。
点猫のばんさんの写真展とか、猫のお店のにぎわいを想像してみます。

ほんの少し、お買い物。
P1100474.JPG
三毛猫のポストカードは、Izawa Naokoさんという方の作品。
ちょっと意地悪そうな目つきと、背中のしまの具合が、ニャンタに似てる。

ピンクの布は、ごとー猫首輪製作所の端切れです。
何を作るアテもウデもないけれど、ま、これも気分、気分。
そして、左隅のメモは、すてきな店主さんが描いてくださった地図。
このあと谷町の商店街を歩きたいと言ったら、お勧めの店を教えてくださったもの。

* * *

その地図を頼りに、またふらふらと街に出ます。
メモには、「ほう」と「れん」と「そう」というお店に印がついています。
長屋再生のプロジェクト、からほり倶楽部いうのがあって、
そのプロジェクトが手がけた3つの店は、建物自体がよいのだそうです。
「れん」は「練」。
おや、吾輩と猫であるのcoocooさんが、出発前にメールで教えてくださった、
まさにそのお店じゃないの。

ゆくぞ、れん。

窓枠は木、ガラスは昔のへごへごガラス。
いろんな分野のお店や事務所が入っていて、たのしい空間でした。
働いている人たちが、その空間をたのしんでいる感じが、とてもよいです。

蔵造りの一角にあったチョコレート屋さんの二階で、お茶。
ふだんはコーヒー一辺倒の私が、何となくお茶にしたくなる空気がありました。
P1100217.JPG

雨宿りを兼ねたお茶のあと、階下のレジの脇で、かわいいチョコレートを発見。
パッケージの袋ほしさに、右端の「ティラミスアーモンド」を手に取る。
P1100218.JPG

「これください。」と差し出すと、お店の女の子がいきなり叫ぶ。
「わーうれしー!」
え?
「これ、さっき出したばっかりなんです! 新商品なんです!」

きっと全スタッフがああでもないこうでもないと、商品を考えているのでしょう。
記念すべき新商品購入者第一号の栄に浴したわたくしも、

わーうれしー♪


* * *

小降りになった雨の中を、いよいよからほり商店街へ。
P1100223.JPG

ゆうべ行った天神橋筋にくらべると、ややさびれた感がありますが、
『プリンセス・トヨトミ』にあったとおりでした。
商店街の街路に、馬の背を行くがごとき高低があるのです。
まさに谷の町の商店街。
とてもおもしろい!

ワクワクと探検開始。

P1100246.JPG
トギます。

P1100240.JPG
猫の郵便受け。

脇道をのぞくと、奥に見える草モジャハウスが、「そう」(=惣)であるらしい。
P1100233.JPG


からほり商店街、表はややさびれていますが、「裏」が元気です。
小さな工房を兼ねたお店やギャラリーが、あちこちに隠れていました。
またゆっくり歩きに来たいなあ。

* * *

ちょーーーんん!

ニャンタのおばの大阪ふらふら記、以上をもちまして終了です。
長々とおつきあいくださいまして、まことにありがとうございました。

お帰りはあちら〜。


P1100256.JPG

ああ、たのしかった!




次回からの日本語教育の記事を書くための
「気合」クリックを
どうかお一つ!
 にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ


天声人語のヒト



「この人が好き♪保護猫・保護犬と暮らしてるから!

しゅき


別館ブログ、更新しました。


今回の好きな人は、
天声人語のヒト!

ウリが出張してがんばってますので、
ぜひお読みくださいませ。
(上の写真からもリンクしてます。)

にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ

大阪国#3



まだ つづくのかにゃ?
P1010553.JPG
つづきますともさ。



何ですかどうも、わずか2泊3日、正味たった2日の大阪旅、
グズグズと果てのないことで、あいすみません。
あと少し、おつきあいのほどを。

とくにこれといって目的はなかったものの、
大阪に参りますとお知らせした日の記事にお寄せいただいた、
大阪ファン、大阪国民のみなさまの熱いコメントの数々を拝見し、
猫町であるらしき「谷六」は行かねばなるまい、と思いました。
それと、中之島公園の猫さんたちにも、会えるものなら会ってみたい。
かねて用意の猫ネコ英語特製、はなびんTシャツを着て、いざ出発。

* * *

地図が読めないことにかけては筋金入りの女ですが、
ふしぎに東西南北の方向感覚(文字通り、方向の感覚だけ!)はございます。
駅案内所でもらった地図はリュックに押し込んで、あてずっぽうに歩き出す。
P1100035.JPG
大阪駅を背にして、まずは大雑把に南へ、川の方へと向かいます。

電柱の「曽根崎」という表示に、おおこれがお初徳兵衛道行きの......
そういえば微妙にくねった街路が、どうやら水路をふさいだあとにも見えます。
川は近いぞ、とズンズン進むと、大きな橋に出ました。

P1100042.JPG

広くてりっぱな橋です。
歩行者専用。
大都会の真ん中にすこーんと抜けた広い空が、いい気持ち。
中央にはこんなオブジェが。
P1100043.JPG

台座の四方に取り付けられた銘板には、その方角にある都市の名。
P1100044.JPG

そうですよ。
水と空は、どこまでもつながっているのです。
オーサカの西にはヒロシマがあって、ヒロシマの先にはプサンがあるのです。
東京都知事をはじめ、無益な憎悪を煽り立てる人々はいったい何をしたいのか。
やがて始まる新学期、中国から、韓国から、台湾から、やってくる留学生たちに、
どうか、どうか、たのしく実りある時間が約束されますように。


橋を渡ると、どうやら私はすでに中之島に立っているらしい。
橋詰の案内板を見ると、どうも左のほうが魅力的。
川に沿って左に折れます。
P1100049.JPG
日本銀行だそうです。
にっぽんぎんこう、と読みたい迫力。

このお向かいが大阪市役所。
文楽を迫害している人物が市長室にいるのかあ。
お初徳兵衛がさまよった場所の、こんな近くに。
うーん。


時刻はあたかも朝の出勤時間。
市役所脇の川沿いの広い歩道は、ケヤキ並木がうつくしくて、
これなら真夏の通勤もなんぼか心地よいことでしょう。
P1100054.JPG

なおもゆくと、左手にまたしてもすてきな建物が。
正面に回ってみました。

P1100060.JPG

見上げる大扉の上に、「館書図阪大」。

うほー。
カッコイイ!
入ってみたい!

けど、こういう建物はどうせ中には入れないんだろうな、
と、脇を見ると、「図書館入り口」の矢印が。
あら、現役?!

いそいそと入ります。
国の重要文化財、大阪府立中之島図書館
りっぱに現役でした。

受付でロッカーの鍵を渡され、荷物を預けます。
写真は撮ってもよいとのこと。

さっそく、そのロッカー室の窓を撮影。
P1100064.JPG
壁が厚い。
このすきまに体を押し込んで本を読んだら、たのしかろうな。


中央のホール階段。
P1100069.JPG
迫力に負けて、カメラが傾く。
ドーム天井の下のところには、古今東西の文人の名が。
孔子、ソクラテス、菅公、........チョイスが奥深いデス。

階段のリズムがたのしくて、用もないのに上がったり下りたり。
P1100091.JPG

建物の左翼へ。
真鍮の手すりにみちびかれて階段を上がると、3階にデジタル資料室。
パソコンがある。ネットも使えるらしい。
市民じゃなくても、身分証を提示して申し込めば使えるとのこと。
さっそく自分のブログをチェックして、前述のコメント欄を再確認しました。
ばんさんお勧め、谷町の「愛宕屋」さんの名をメモ。
一応、地図も検索して、メモメモ。


こういう建物はトイレの調度もラブリーなことが多いので、
用はなかったけど入ってみました。
が、これは残念でした。
でも、ロッカーの鍵を返すときの、受付の女性がたのしい人で。

「ネコ?」といきなり、私の胸もとを指さすのです。
「それ、ネコなん?」
(いったいネコ以外の何に見えると?)
「はい、ネコです。」私がきっぱり答えると、ぐっと身を乗り出して、音読。
「ダ、イ、ジョーブ。ニャア〜ア!やて。あーっはっは♪」
(「だいじょうぶにゃ。」と読むんだけどな。)


とにかくはなびんTシャツをたのしんでもらえて、私もたのしい。
たのしい気分で外に出て、ふたたび川の土手に上がると、
向こう岸にこんな看板が。
P1100098.JPG

そういう乗り物があることは知っていましたが、ここが乗り場とは知らなんだ。
ぐるりと橋を回りこんで窓口に行ってみたら、なんと5分後に船が出るという。
うーん、これも何かの縁でしょう。
乗ることに決定。

待つほどもなく、船が来ました。
ひらべったい!
P1100104.JPG

1時間の船旅は、とても新鮮でした。
とくに、たくさんの橋をくぐる、その橋の裏側がおもしろかったです。


でも船なんか乗っちゃったものだから、時刻はすでにお昼。
中之島は思っていたよりずいぶん大きくて広いことがわかりました。
中之島の猫さんたちには、どこに行けば会えるのかわかりません。
今回はあきらめましょう。
ここは切り上げて、谷町に向かうことにいたします。


というわけで、あと一回、
谷町編にて、大阪ダラダラ訪問記は終了です!

にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ


※ヘタクソな写真ばかりですが、「橋裏」を撮ってみました。
 鉄骨好きの方は、「つづき」をご覧ください。

続きを読む >>

夢の猫抽選へ!







ご応募受付、終了いたしました。



びっくりにゃ。

うん、びっくりしたね。


みなさま、望外にたくさんのご応募を、ありがとうございました!
いっしょにお寄せくださったご感想の数々、何よりの励ましになりました。
なんと用意した5品すべてに、複数の方からのご応募をいただきました。
わーい♪
めでたく猫抽選が実現いたします!

あ、いや、実現する前提が、実現いたしました!

ええと、ただいま新学期の授業の準備やら何やらが佳境でして、
抽選会の実現は、「近いうち」の「忘れたころ」になるかもしれません。
抽選会スタッフのウリすけのご機嫌も取らないといけませんし。
抽選会の撮影には、シャッターを押したらすぐに写るカメラが必要な気がするし。
どうかお気を長くお待ちくださいますよう、お願いいたします。

ご応募の際にいただいたコメントへのお返事は、
今日のこの記事の「つづきを読む」(↓)でさしあげております。
どうぞ、読んでいらしてくださいませ。


にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
続きを読む >>

大阪国#2


ルーペで遊ぼう!




ブタ鼻のウリさん♪


P1100516.JPG




おことわりにゃ!

P1100511.JPG


* * *

さて、今回の大阪遊び、博物館のほかには、とくにこれという目的はなし。
ルーペも買えて満足満足、あとは行き当たりばったり。
の、つもりだったのですが、前夜のイカ焼き研究会で、
「落語聞きに行ったらよろし。」とおっしゃる方がありました。

大阪に寄席があることすら知らなかったわたくし、
これはよいことを聞きました。

* * *

というわけで、午後の予定は落語に決定。
しかし、博物館がたのしすぎたせいで、すでに昼席には間に合わない。
足も棒になったことだし、いったんホテルに戻って午睡を少々。
ついでにカメラのバッテリーも、充電。
2泊することにしておいてよかったデス。

疲れも取れ、いざ、夕暮れの天神橋筋商店街に出かけます。

わー!
P1100009.JPG

商店街大好き人間にはたまりません。
この長さ! このにぎわい!
駅やデパートの人ごみは苦手なくせに、なぜか商店街は平気。
ワクワクします。

ちょっと恥ずかしかったけど、これも修行(?)と、
リュックからカメラを取り出す。
※新しいのはまだ買ってません。がんばる古カメくん。

さぶちゃ〜ん♪
P1100014.JPG
演歌は日本人の心だそうです。

スーパー玉出〜♪
P1100016.JPG
外も中も、めまいがしそうなキンキラキン。


浮かれて歩いていたら、うっかり通り過ぎそうになった、ここ。
P1100020.JPG

脇道の奥に見えるのが、大阪の誇る常打ちの寄席、その名も、繁昌亭
P1100021.JPG
すでに人がずらずらと並び、何やら番号順に入場の呼び込みを待っている様子。

ああ予約をしてくるべきだったかと焦りましたが、
ちゃんと当日券がありました。
ほとんど満席になりかけていましたが、そこは一人客の強味、
案外いい席がぽつんと空いていたところに荷物を置き、
開演までの少しの時間、せっかくですからお隣の天満さまにおまいりを。
※半券を見せれば再入場できます。

P1100026.JPG
ようやく大阪に来ることができました。
かみさま、ありがとうございます。

* * *

さて、この日の番組は下のとおり。
P1100466.JPG

こんなことを言うとアレですが、いまひとつ上方落語は好きではなかったのです。
どこがどうとは言いがたいのですが、何となくこってりした感じが、ちょっと。
ですから知っている名前もひとつもありません。
というか、志ん朝亡きあとは、東京でも一度も寄席に行っていませんし、
現在の落語界にどんな人がいるのか、そもそも知らない。

ですが、これが、まあ♪
しゃくにさわるほど、おもしろかったんであります。
とくに、生寿さん、たまさん、トリの福笑さんが、よかったです。

初めは、笑う気満々のお客さんの、笑いの沸点が低くて、
取り残されたような気分で、なかなかついていけなかったのですが、
すぐに、生寿さんの若いスピード感が、心地よくなっていました。

たまさんは、楽屋落ちのような枕が長かったのですが、
だから私にはほとんどわからない話の連続だったのですが、
にもかかわらず、それがちっとも嫌じゃなくて、
ふしぎな魅力と技術のある方でした。
ネタも、タイトルからはどんな内容かと思いますが、意想外のたのしさ。
このつぎ、誰かの「百年目」を聞くのがたのしみになる話でした。

福笑さんは、言ってしまえば「しょうもない」替え歌の羅列なのですが、
これがまた何ともいえない魅力と愛敬で、グイグイグイっ。
最後は客席と高座がいっしょになって合唱してました。
寄席で合唱!!
私には初めての体験でした。

大阪、おそるべし。
繁昌亭にゆけ、と教えてくださったM先生、ありがとうございました!

日本語教育に関係なくて恐縮です。 にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ

ああ、いかん。
分不相応に、よく知りもしない落語を語ってしまいました。
ダラダラ、こってり、「大阪国#3」につづきます〜。