夏ざぶとんとストーブ

 

 

 

 

5月の最後の記事に、

このような写真はいかがなものか、

と思わんでもありませんが......、

 

この春の異常なまでの気温の乱高下を

記憶にとどめておくべく、

もっと前に使うはずだった写真を

フォルダから引っ張り出してきました。

 

 

 

ウリ猫が乗っかっているのは、

夏仕様の麻のカバーに替えたざぶとん。

 

P1310815.JPG

 

注:中途半端な乗っかり方は、

おばが胡坐(あぐら)をかいていたところに

むりやり頭をねじ込んできた結果です。

 

 

 

 

そして、

その目の先にあるのは、電気ストーブ

――というチグハグさ。

 

P1310811.JPG

 

5月半ばの某日、

あまりにも寒くて、

猫らが不機嫌な顔をしていたので、

もう何年も使っていなかった電気ストーブを

引っ張り出してきたのです。

 

 

が、

 

 

猫の判定はキビシイ。

 

 

 

 

こんなんじゃ だめです。

 

P1310813.JPG

 

ああ、さいですか。

 

 

というわけで、

せっかく片づけた火道具をまた出して(⇒☆)、

薪ストーブに炭火を入れたのでした。

※本格的に薪を燃やしたりしたら、

いくらなんでも暑くなりすぎます。

こんなときは、

炭火がちょうどいい具合なのです。

 

 

炭は、里山保全作業の

ごほうびにもらってきたもの。

 

 

ふと火窓をのぞくと、

何やらもじょもじょが!

 

P1310818.JPG

 

下の方はコナラの炭ですが、

上のアーチ状になってるのは、竹炭。

もじょもじょの正体は、

どうやら、竹の繊維なのでした。

 

 

そっかー。

竹は1年で20メートルも伸びますもんね。

重力に逆らって

自分のからだをささえるだけの、

強靭な構造が必要です。

 

 

竹の繊維って、すごいもんですな。

 

 

 



 

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目線指南

★日本語「目線」と「視線」


 

今週は、

マダム・グリコによる特別授業です。

テーマは、

上から目線の作り方。




1.あごを上げる。
2.自分の鼻先を通して相手を見る。
3.口もとは、なるべく「への字」に。

 

P1310770.JPG




うっかり上を見ると
かわいく見えちゃうから、
要注意。


P1310768.JPG




応用編:
相手を見つめたまま、
顔の向きを少しずらせば、
「流し目」の完成。


P1310767.JPG




ちなみに、
ベロを出すのも、
かわいくなっちゃうから、
NGだわよ。


P1310759.JPG


どうやらこうやら
写真のアップロードに成功しました。
巣立ちビナ同様の低空飛行を、
あたたかく見守ってくださいまし。
 

 



 

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※「目線」と「視線」についてのメモ(↓)。
 および、ヤマボウシのオマケ写真。

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おわびと、ウリめめ

週3回、月水金の更新はにゃんとか続けてきたのに、

今週は「異常事案」のため、滞っておりました。

まず家庭内ルーターが挙動不審でつながらない。

つぎに、JUGEMに写真がアップロードできない。

 

やっとルーターの方は回復しましたので、

書きだめフォルダに残っていた古い写真を使って、

変則的ながら、記事を上げます。

使った写真は、半年近く前のものです。

おかげさまで、現在の猫らは元気です。

 

 

 

 

ねこ

 

ある晩のこと、

小規模なお刺身パーチ―をしたあと、

だらだらと晩酌を続ける飼い主の足にもたれて、

ぐうぐう喉を鳴らしていたウリ

 

 

ふと見ると、

目に涙をいっぱいにためている。

どどど、どうした!

 

P1290474.JPG

 

これはそのときの写真じゃなくて、

翌々晩ぐらいのですけれど、

なんだかちょっとウルウルして、

まつげが長く見えますでしょう?

 

 

 

焦りました。

食べちゃいけない魚が混じってた?

それとも、

おばちゃん、何か悪いこと言った?

 

 

あしたは、早く帰れるから、

帰ったらすぐ、お医者さんに行こう。

診察券、出しとくね。

 

P1290472.JPG

 

 

――と、用意してたら、

次の日は何ともなくて、

ああ、よかった、とひと安心。

 

 

ところが、

その晩も、

お医者さんに行けない時間帯になってから、

また、何だかウルウル。

 

 

つぎの休日には、

ぜったい連れて行くぞ。

そう決意したら、

そのあとは、いっさいウルウルなし。

 

 

何だったんだ。

 

 

でも、

ウリの「まつエク」、

ちょっとかわいかったです。

 

 



 

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 ありがとうございました!

 

あら? あれ?

★日本語【2つの条件形「〜ば」】

 


月初めの連休のあいだに、
薪ストーブの火道具を、
きれいに洗って、拭いて、
きっちり、片づけました。

 

 

きっちりと、ね。


そうしたら、
ありがちなことなれど、
その数日後、気温が急降下!


で、炭火でもおこそうかね、と
階段下の物入れを開けたら......、


ま、これもありがちな現象。

P5030003.JPG

そりゃ、入りますよね。

猫ですもんね。




すきあらば、入る!




たのしいらしい。

P5030002.JPG




わくわくらしい。

P5030001.JPG


律儀な猫。

 



 

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※「すきあらば、」の「〜ば」について(↓)。
※用例を1組追加しました。(5/21お昼)
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朴葉寿司2018

 




だだん!

P1310682.JPG

前の晩、しごと帰りに、
例のホオノキ(⇒☆)から
もらって来ました。




大きなのは、
ウリ猫がまるまる1ぴき

乗れるほどです。

P1310679.JPG



グリコさんにも検品依頼。

P1310677.JPG




猫らから合格をもらったので、
朴葉寿司の製造にかかります。


自分ちの庭にも、
食べられるものが生えてきました。


ミョウガの「親」と、
セリの新芽。

P1310688.JPG

ふつうソウメンの薬味などに使うのは、
ミョウガの花、というか、つぼみです。
あれは、ミョウガの「子」と呼んでいます。
べつに親子の関係じゃないんですけどね。


そして、セリのほうは、
買って来た根芹の根っこを植えといたら
勝手にずんずん増えてくれたもの。

 

 

というわけで、

ここまでの材料費は、

タダ♪



魚は、
鱒が手に入らないので、鮭です。

P1310690.JPG

あとは、

大きな葉っぱの上に、
酢飯と具をぽんぽん置いていくだけ。




くるんと巻いて、

お皿にキチキチに並べ、
上に鍋ぶたかお皿を置いて、
半日から一晩、室温で寝かせます。

P1310692.JPG

通勤路のホオノキさん、
今年もごちそうさま!

 



 

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キリリ猫と、緑と、ピンク





かがやく新緑に、
グリコさんのご尊顔が映える。

P1310662.JPG





まったくもう、
この猫は、
どうして、いつも、こう、
キリッとしているのか。

P1310667.JPG

ものすご〜く深遠なことを
考えているように見えるけれど、
彼女が今どこにいるかといえば――、




オジガハラ高原の上。

P1310676.JPG

おじちゃんのピンクのTシャツは、
世田谷区の銭湯を制覇して
ゲットしたものらしい。

 
石鹸とタオルとスタンプカードを握りしめ、
「激務のあいま」をぬって
通いつめた成果なんですと。
 

まあ、ふたりのアタマの中身はさておき、
猫の横顔、まあるい後ろアタマは、
この世で一番か二番めに
かわいいものですなあ。

P1310671.JPG

 

 


ヤマボウシが満開です。
 

 



 

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いのり

★日本語文型【〜ますように。

 

 

 

 

まるで何かを祈っているような、猫。
 

 

P5050022.JPG
 

 

 

 

お祈りの中身は、

どうせ大したことではあるまい。

きっと――、

 

 

 


こんや、おさしみが でますように

P5050025.JPG

 

 

 

そして、思い出し笑い。

 

 

 

 

にひっ♪

 

P5050027.JPG

 

 

 

おばの祈りは――、

 

 


読者のみなさんが、
網戸のホコリや猫毛に

気がつきませんように

P5050019.JPG

 

 


ねこ


この季節のウリ猫の、朝の定位置は、
1階の東の窓辺です。

 

朝日がぬくぬくだし、
玄関にも近いから、
おばの出入りをチェックするのに

便利なのだ。

P5050034.JPG

 



 猫草を採ってこないと
通関できません。
 



 

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※手抜きですみません。

 日本語文型の解説は、こちらに。
 ⇒
☆2011年9月11日の祈り

うとうしゃくし




 

 

先ごろ、まだ輪っかをはめていたウリが、

テレビに見入っております。
 

 

P1310628.JPG




視線の先に映っていたのは、
これ。

P1310630.JPG

木で作った、しゃくし。

「有道杓子」と書いて、
「うとうしゃくし」と読みます。




それを彫っていたのが、この方。
奥井木工舎の有道杓子

P1310631.JPG

リズミカルに動くその手先に、
ウリ猫の視線が
釘付けになっていたのでした。

ねこ


テレビ(Eテレ「私の好きな民芸」第4回)で

絶賛されていたこの木杓子、
うちにもあります。

P1310693.JPG




実家にずっと昔からあったもの。

P1310697.JPG

材はやはり朴(ほお)のようです。
そして、継ぎ目などはなく、
一木(いちぼく)から削り出してあるところも同じ。




でも、皿の部分が違います。

P1310708.JPG

奥井さんのお作のような、
刃のあとは残してありません。
のぺっとしています。




もしかしてもしかすると、
父が作ったものかも?

P1310700.JPG

手むずりの好きな人だったからなあ。

☆「手むずり」とは

☆父の手むずりの例

 




母に聞いても、
覚えとらんと言います。
「そんなもん、うちにあったかよ?」

P1310702.JPG

 

 


大小3本。

P1310706.JPG

煮豆をすくうのにいい具合。
インスタントラーメンだって、
これで食べるとおいしくなるのだ。

 

 


どこの誰が作ったかわからないのが、
「民芸」の本筋だとすれば、
これは、ほんとの民芸品。

P1310709.JPG

これからも使っていきますよ。

 



 

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