四川といえば......



和によし、中華によし、
白菜は、じつに使いでのある野菜ですね。


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きょうはひさしぶりに餃子をこしらえようと、
日に当てているところ。



真っ白な肌に、薄みどりのフリルが、かわいい。
うむ、見てもよし、の才色兼備の野菜ですな。

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花

春休み恒例、留学生は見た!シリーズ、

最終目は、中国のWさんです。

 
紹介をする時、よく「出身」を聞かれる。私は「四川」からきました。日本は中華料理レストランがたくさんあって、その中で「四川料理」もたくさんある。「四川料理」はとても辛いイメージを持っている。それで、「四川からきました。」と答えると、「ああ、辛いものだ。辛さに強い?」と、日本人だけじゃなくて、中国の学生もよくこうして聞く。実は、四川人は普通辛い食べ物が好きだけど、辛さに弱い人もいっぱいいる。辛いものを全然食べない人もいる。「四川人なのに、辛さ食べられない?」そういう人もよくいるよ。

 
ほほう、中国人にとっても、「四川=辛い」なんですね。
日本人がそう思って「話の種」にしても、許されそうです。

私の日本語の授業でも、文型を勉強するとき、
あえて「思い込みトーク」を利用することがあります。
「富士山ほどうつくしい山はない。」とか、
「学生は、1日25時間勉強するものだ。」とか、
「男は外で働き、女は家を守るべきである。」とか、
オヤジ仮面をかぶって、例文を作ります。

えぇえ〜、と非難の声を上げつつ、
学生もりっぱに対抗してきます。
「先生は週末に宿題を出すべきではありません。」なんてね。
中には、
「猫は役に立つ生き物とは言いがたい。」などと、
清水センセーを挑発する、ケシカラン学生もいます。

ですからまあ、ステレオタイプな発言も、
使いようによっては、悪いことばかりではないでしょう。

四川と言えば麻婆豆腐!

内心では「またですかぁ?」と思うようなことでも、
それで初対面の緊張がほぐれるならいいですよね、Wさん?



留学生のみなさん、
今学期もたのしい授業にしてくれて、
ありがとう!


かぜ ひかないように きを つけてにゃ。
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4月になったら、ちゃんと教室に戻って来るのよ!

 

忘れてない?


ねえ、あなたたち、
忘れてない?


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資源の節約は、
これまでも、これからも、
ずううううっと必要なのよ!


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花

春休み恒例、留学生は見た!シリーズ、

5日目は、エコロジー先進国、ドイツのLさんです。

 
私がとっくにウンザリしたことがあるのだが、きっと何回か取り上げられていることだ。これは、いつも買い物をする時に勝手にレジ袋を渡されるということだ。もちろん店員さんなどに悪意でされることではなくて、むしろしょうひ者の要求におじてされることだ。私はよく日本人の利便さの意志が汲びすぎると思っている。つまり、コンビニやお弁当などに関する楽な生活が送れるようなもののようになってくるかもしれない。私はいつも断ろうとするのだが、


試験の時間配分に失敗したらしく、途中で時間切れになってしまいました。
こんな形で掲載されるのは、Lさんとしては不本意でしょうけれども、
ここまででも、言いたいことはじゅうぶん伝わるかと思います。

この作文を提出した後のLさんとは、
日本のコンビニ店員さんの早業には勝てない!
という話で、盛り上がりました。

「袋は要りま......」あたりで、買い物はとっくに袋に入っており、
客の持ちやすいように整えた袋を、ニッコリ差しだす店員さんに、
今さら何が言えましょうか、と。
彼らに対抗するためには、事前に財布やカードを手もとに準備し、
カウンターに近づくと同時に袋拒否宣言をしなければ勝ち目はない、と。

「消費者の要求に応じて」なのかもしれないけれど、
要求しないことを欲する消費者もいるんですよね。
魔法使いのような早業店員さんたちに、理解してほしいものです。
そういうサービスをよしとするマニュアルの作成者にも。

たかがレジ袋1枚かもしれないけれど、
ちょっと象徴的な意味も持つ、レジ袋。
魔法使いに負けないよう、精進しましょう!
Lさんと励まし合いました。

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※最終日のあしたは、中国のWさんです。
※3月11日に書いておきたいこと(↓)。
続きを読む >>

リベ〜ンジ!




3月も早や10日。

でも、まだ霜のおりる朝もあります。

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あたたかく してて くださいにょ。

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しましまセーターに、灰色しましま。



花


春休み恒例、留学生は見た!シリーズ、

「日本人にしょっちゅう言われてちょっとウンザリなこと」

4日目は、タイのFさんです。

 
日本に来たときははもうあきです。日本人にとっては あきがすずしいと思うかもしれませんが、タイ人の私にとっては こんな寒さは始じめてで すごく寒いです。ある日、寒くて仕方ないから、冬のコートを大学まで着て行きました。そうしたら日本人の友達に「あんた、だいじょうぶなの? まだ冬じゃないのに。冬になったら死んちゃうよ」と言われて イライラしました。しかえしとして、その日本人の友達がタイに来て タイのあつさを感じてほしいですね。そしたら私が「まだ夏じゃないのにだいじょうぶなの?夏になったら死んちゃうよ」と言い返します。


「あんた」とか「イライラ」とか「しかえし」とか、
ちょっと響きのキツイことばを選んでしまったFさん。
ご本人はとてもエレガントな雰囲気の人です。

きっと、「しかえし」のチャンスが来たら、
すごくうれしそうな笑顔で、茶目っ気たっぷりに、
このセリフを言うんだろうな、と思います。



それにしてもこのところの異常気象は、
留学生の服装にも影響大です。

極東や北欧の人たちは、春先からTシャツ1枚でふぅふぅ言ってるし、
緯度の低い国々の人たちは、秋口からもこもこに着ぶくれています。
教室の温度設定をどうしたものか、教師は悩みます。
節電はしたいけれど、南の学生に風邪を引かせるわけにはいきません。
かといって、北の学生が溶けちゃっても困りますし......



おまけ。

おばの脱ぎ捨てたセーターがやけに気に入ったらしく、
全乗っかり、半乗っかり、ちょい乗っかりと、
その日の気温に合わせて乗っかり分ける、ウリ猫

それ、今ごろの季節に着るのにちょうどいいんだけどなあ。
それに、キミ、今、換毛期真っ最中だよね?
 
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セーターの純毛化が進行中。
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※あしたはドイツのLさんです。 

左ききですが、何か?



 
おや、この耳はどっちの耳?

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ひだりにょ!

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花


春休み恒例、留学生は見た!シリーズ、

「日本人にしょっちゅう言われてちょっとウンザリなこと」

3日目は、フランスのTさんです。
 

 私は左ききです。そうすると、ペン、おはしなどはひだり手で使う。フランスも珍しいことなのにあまり言われていない。日本では、おはしを取るとすぐ言われている。私にとって、ふつうな物ですが、日本人にとって、すごいものらしい。食べようとする時は何回も「あれ? Tはひだりききなんだ! はしを取るのはむずかしくない?」など言われる。いつも、「いやいや、みぎききの人と変わらないよ。ただ、私のみぎがわですわる人がいればじゃまになるときあるよ」と笑ってこたえる。
 日本でひだりききはそんなに珍しいのだろう。


 

フランスでも左ききは珍しい、というところに、へえ、と思いました。
私がこれまでの人生で経験してきた日本の学校、日本の社会にくらべ、
留学生相手の日本語クラスにおける「左きき率」は、明らかに高いのです。
人種の違いが利き手に影響するとも思えませんから、
これは日本社会の同調圧力の結果なのかもしれませんが、
何にせよ、ほとんどの学生たちの母国では、
日本ほどは左ききが珍しくないのだろうな、と思っていました。

でも、「左きき率」の高低にかかわらず、
そんなことをいちいち話題にはしない――、
そういう社会は、いろんな意味で生きやすそうな気がします。

利き手、目の色、肌の色、髪のちぢれ、鼻の高さ、ホクロの数、
どうにもならないことだし、どうだっていいことですもんね。
以前、足の長いことをほめられるのがいやだ、という
スリランカの学生の作文を紹介しましたが、
これらの根っこには、同じものが横たわっているように思えます。

とにかく、
Tさんの右側(あれ、左側?)に座らなければいいのだ!


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※あしたは、タイのFさんです。

ほめるなら最後まで!



この花は、何でしょう?

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ちょっと引くと、こう。

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そうです。きのうのホトケノザです。
アップで見ると、すばらしくゴージャス♪


花


春休み恒例、留学生は見た!シリーズ、

「日本人にしょっちゅう言われてちょっとウンザリなこと」

2日目は、中国のCさんです。

 
 日本に来てから3回日本人の家に伺ったことがあります。毎回会ったばかりのとき、「日本語が上手ですね」と言われました。一緒に話したり、ご飯を食べたりしたあと、別れるとき必ず私に「日本語頑張ってくださいね」といいました。別にいやな感じはないですが、ちょっと日本語会話のテストを受けたあと不合格だと言われると同じな感じがある。
  初めて会うとき外国人にとって簡単なあいさつと会話ができる程度は上手だと思うこと理解できます。でも日本語は本当にまだ下手で、ほめられてもちょっと恥ずかしいです。そして長く話したあと本当に上手ではない、と分かったあと私に「頑張ってください」と言ったとき、私にとって私ちょっと傷つく感じがあります。


ドッキリ!

でも、これは明らかにCさんの誤解だと思います。
「本当に(⇒本当は)上手ではないと分かった」からではなく、
「これから頑張ってね」というつもりの発言だったと思われます。

それなのに、Cさんを傷つけてしまった......

こういう「頑張ってください」、
つい、言っちゃうんですよね。
気をつけねば!

 

猫をほめるときも
最後まで気を抜いちゃダメよ。




しっぽまで ちゃんと ほめるにゃ。
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※あしたは、フランスのTさんです。

ほめすぎ注意。




裏の空き地に、ホトケノザが咲きました。

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ニャンタがよくお散歩した空き地です。

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花


さて!

今週は、春休み恒例、留学生は見た!シリーズです。

中級日本語の読解のクラスで、
学期末に留学生に書いてもらった作文を、ご紹介。

テーマは、
「日本人にしょっちゅう言われてちょっとウンザリなこと」

学生たちの書いたものを学外に持ち出せないことになったものですから、
わたくしが転記しましたけれども、学生の書いた、原文そのままです。
辞書なしで、ここまで外国語が書けるって、すごいなあ、と思います。
(もちろん、本人たちから、掲載の許可は得ています。)


1日目のきょうは、ドイツのMさんです。
 
僕にはあまりそういうことないですが、強いて言えば「日本語はお上手ですねぇ。」と言われることですね。勿論、ちゃんと話してから言われたら嬉しいですけど、大体「こんにちは」や「ありがとうございます」のような表現だけを言うと言われると余り褒め言葉の感じがしません。漢字のことは同じようです。少しだけ難しい漢字、例えば定食屋さんに書いてある案内、の読み方を聞かれて読めれば「すごいね!」のようなことを言われることも余り好きではないです。日常会話に必要ではない場合なら誇りも思いますが、こういうことは大体基本的だけなので、褒められても嬉しくは思いません。纏めて、日本人は褒めすぎると思います。



日本語学習者の書く日本語の文章を読みなれていない人は、
もしかしたら「ちょっと不自然な日本語」に目が行きがちかもしれません。
でも、この作文からは、Mさんの日本語力の高さが見てとれます。

たとえば、読点の使い方。
「少しだけ難しい漢字例えば定食屋さんに書いてある案内の読み方」
(  )の代わりに、読点でサンドイッチにしています。

それから、「は」の使い方。
「褒められても嬉しく思いません。」
すばらしい!

それに......
「褒める」とか「纏める」とか、ワタシは書けません!


やるじゃないのよ。




すごいですにょ。
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※あしたは、中国のCさん!

そうは言っても




ほめられるのを待っている猫。

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さて、

留学生は見た!

5日目は、インドネシアのAさんです。

 「日本語お上手ですね」とよく言われました。日本に来る前にインドネシア大学の先生に「それは多分おせじなんだから、調子に乗らないでね」と言われましたから、特に嬉しくもいやでもなかったです。日本人に日本語で話しかけると、マナーとして、そう言われると思いました。
 しかし、もっと色々な日本人と知り合って、そう言わない人もいると分かりました。特に年下の人や海外人になれていない人などと話した場合です。私がおかしいことを言ったら、相手はすぐとまどってみせます。そうされると、とても申し訳ない気持ちになって、自信を失ってしまいます。それに対して、私の日本語に間違いがあっても、「日本語お上手ですね」と言ってくれた人々の気づかいに気が付きました。こんな私の話を聞いた上に、おせじまで言ってくれて、本当に嬉しいことです。





わたしの知る限り、Aさんは冷めた皮肉を言うような人ではありません。
ですから、この「おせじまで言ってくれて嬉しい」というのは、
Aさんの本心なのだと思います。

やっぱり人間、誰だって、努力の結果をほめられればうれしいし、
ほめられることが、前に進むためのエンジンになるのだと思います。
空疎なおせじはだめだけれど、そこに励ます気持ちがあれば、
その「おせじ」は、心にちゃんと響くのだと思います。

だから日本人のみなさん、
日本語学習者の日本語をほめたくなったら、どしどしほめてください。
どうぞ遠慮なく、誠心誠意、ほめてください。



以上、5人の留学生の作文をご紹介しました。
外国語でこれだけのことが書けるって、
ほんとに、みんなすごいなあ。
心から、そう思います。

ほかにもご紹介したいおもしろい作文があったのですが、
過去にご紹介したものと内容的に重なるところがあったりしたため、
今回はこの5人を選びました。

みなさん、ほんとうに、ありがとう!
元気でね。
いつかまた日本に帰ってきてください。





さてさて、ウリすけをほめねば。



かわいーねー♡

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どんなにおバカな顔しててもっ。


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※きょうからほぼ8月いっぱい、(たのしい)しごとで、家を離れます。
 (しごとのナカミについては、そのうちお披露目しま〜す。)
 留守のあいだ、猫々しい話ばかりになりますが、毎日更新!の予定です。
 いただくコメントは、日々の大きなたのしみです。
 お返事は遅れがちになると思いますが、どうかお寄せくださいまし。

紙一重(かみひとえ)





足を長く見せる方法が、あるんだそうです。




おしえてあげるにゃ。

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さて、

留学生は見た!

4日目は、スリランカのAさんです。
 

 日本人に言われるコメントや質問によって、気持が違うと思う。例えば「日本語が上手ですね」、「日本に慣れてよかったですね」などを聞かれると、本当にうれしくて、もっと日本語を勉強したくなる。しかしただ一つ二つの言葉だけ使っても(あまり話さなかった時も)「日本語が上手だね」と言われたら、「あれっ、私あまり話さなかったのにそう言える?」のうような気持ちがする。少しいやになるのは、時々日本人は「目が大きいね」「足がながいね」「背が高いね」と言われる時だ。なぜかと言えば、このような表現が母国ではあまり使わないからである。初めて日本人に「足がながいですね」と言われた時、私はとてもびっくりして「えっ! 私の足、変に見える!」のような気持がしてしまった。




だって!と、その日本人は反論するに違いありません。
だって、足が長くて背が高くて目が大きいなんて、いいことじゃん!と。
本心からほめてるのに、何がいけないの?と。

でも、これはやっぱりイケナイことだと、わたしも思います。
セクハラと紙一重かみひとえじゃないかなあ。
たとえ相手が同性でも。

ちなみに、わたしの肉体にはほめるべき点がひとつもなく、
ほめられたこともないので、これは想像するしかないのですが、
もしも自分の体にきれいなところがあったとしても、それが
努力で改善したのでもなく、改善できることでもない特徴だとしたら、
たとえほめられても、うれしくないんじゃないでしょうか。

それに対して、立ち姿がきれいだとか、歩き方が元気でいいね、とか
話し方が耳に心地いいとか、そういう、自分でコントロールできる美点は、
ほめられたらうれしいだろうと思います。(と、これも想像。)

ですから、日本人のみなさん、
日本人とは肉体的形質が異なる国の人と接するときには、
たとえその人が絶世の美男美女だったとしても、
うっかりほめないで、このAさんのことを思い出してください。






ではウリ先生に教えてもらいましょう。
足の長さは、努力で何とかなるものですか?





あごを あげるです!

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おぅ......


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※あしたの最終回は、インドネシアのAさんです。

理由



そんなとこで何してるの?
どうしてそこにいるの?

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さて、

留学生は見た!

3日目は、ミャンマーのTさんです。
 
 日本へ来て日本人によく聞かれたこととしては、「どうして日本に来たのか」という質問があたまに残っている。多くの人にも、好き、きらいでもない、ただの「はじめて会う時のあいさつ」みたいな質問かもしれない。が、日本のこととして日本語しか分からなかった私にしては、ちょっと答えにくい質問だった。しょうじきに「しょうがくきんをもらったから」といえばいいのだろう。まわりをみると、みなが自分なりの日本へのきょうみをうれしく表している。聞かれるたびに困まる質問だった。自分のことやかんそうをしょうじきにこたえても、質問する人がむかづくこたえになるかもしれない。





ああ、これは、「日本語を勉強している外国人に聞きたくなること」の
トップ10に、まちがいなく入る質問でしょうね。

そうして、質問する方は、何らかの期待を持って、聞くんですよね。
先端技術? 伝統文化? ファッション? サブカル? ねえ、何?
そんなワクワク顔の日本人に、「奨学金をもらったので。」とは、
うーむ、たしかに答えにくいでしょうねえ。

でも、わたしはTさんが日本語を勉強してくれていることが、
ただそれだけで、うれしいです。
きっかけは何でもいいです。
「なりゆきで」でもいいし、「なんとなく」でも、かまいません。

「日本のこととして日本語しか分からなかった」Tさんが、
国へ帰ってからも日本や日本語とのかかわりをつづけてくれたら、
ますます、うれしいです。
「せっかくここまで来たからもったいない」というだけの理由でも、
むかついたりは、しませんよ〜。

そうして、いつかそのうち、すてきな理由が見つかりますように!
日本語を「つづける」理由が!





ウリすけがそこにいる理由は、
そこに古タオルが置いてあったから。
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のるべし。


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※あしたは、スリランカのAさんです。

聞いてます!





毛づくろいに夢中のウリすけ

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声をかけても、見向きもしません。
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さて、

留学生は見た!

2日目は、タイのSさんです。

 私は来日以来、国にいる時よりも日本人と会話する余裕が増えてきた。私の母語のタイ語と日本語の大きな違いはあいづちです。日本人と会話した最初に、いつも日本人に「聞いているかな」「言ったことが分かるかな」と言われた。なぜ相手がそう思っているのか私はよく分からなかった。そこで、チューターさんに聞いてみた。チューターさんによると、私は会話の時、ただ相手の話しをじっと聞いて、あまり反応しないせいかという。つまり、あいづちをあまり使わないということだ。そうすると、相手は自分の話を聞いてもらっているかどうか分からなかったので、ただ聞いてかくにんするそうだ。やはり、私は「そうですね」とか「なるほど」などをあまり使わないことに気づいた。相手を自分の話を無視されたと考えさせるなんて、あやまりたい。今はもう慣れてきたので、よく使うようになった。たまに、話し方が日本人ぽくなったと言われることがあって、うれしかったです。やはり、違う国の人とコミュニケーションには相手の文化を分かることがとても大切なことだと思うようになった。





「相手自分の話を無視されたと考えさせるなんて、あやまりたい。」
いかにも、やわらかな雰囲気のSさんらしい感想です。

あいづちって、難しいと思います。
適切なあいづちを、適切なタイミングで入れるのは、日本人でも難しい。
初対面なのに、フォーマルな場なのに、
妙になれなれしい感じの「うん、うん」を多用する人もいて、
「そのあいづちは、やめて!」と言いたくなることも、しばしばです。

でも、まるきり無言でいられると、やっぱり不安になります。
相手が外国人(=日本語学習者)だったりすれば、なおのこと、
つい、何度も「聞いてる?」と、確認したくなるでしょう。
でも、そうされた学習者のほうは、
自分の日本語理解力を低く見られたように感じるでしょう。

学習者側の「自衛手段」としては、声は出さなくてもいいから、
とにかくうなずいたり、あるいは首をかしげたりして、
「ちゃんと聞いてますよ!」というアピールをすること。

そして、うん、相手の日本人も、ちょっと努力したらどうでしょう。
理解確認の衝動を、3回に1回程度に抑える!というふうに。






ねえ、聞いてるの?
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とりあえず、うなずく


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※あしたは、ミャンマーのTさんです。

ヨーグルトといえば




今週は、ひさびさに、あのシリーズを復活させます。


留学生は見た!


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グリコが注視しているのは、灰色しましまの行方。)

*

千葉大学の読解のクラスの留学生たちに、
「日本人によく聞かれる/言われること」
というテーマで書いてもらったものを、ご紹介します。

もちろん、本人の了解は得てあります。
読みにくそうな個所に、少しだけ読点「、」を補いましたが、
あとは、文字遣いも含め、すべて原文のままです。

きょうから5日連続で、お届けします。




では、第一弾は、ブルガリアのMさんです。

 「国はどちらですか。」ときかれたら、「ブルガリアです。」と答えると、ふだんは次のようなリアクションをうけます。「あ、ヨーグルトの国ですね。私は飲むヨーグルトが大好きです」というセリフです。その新しい友人が私が生まれた国についてひとことを知ってくれるのはもちろんうれしいですが、やはり少し違和感を抱いています。
 一つの理由があります。それは日本で飲まれているヨーグルトがブルガリアのしおからい飲むヨーグルトとことなって、味が甘いからです。国ではその甘い飲み物はそもそも子供向けで、大人が飲もうとしたら、まわりの人が笑ってしまうかもしれません。しかし、日本人が子どもからろうじんまで甘い飲むヨーグルトが好きになって、しかもでんとうてきなブルガリアの味として思われてしまうなんて、面白いだと思います。





それちょっと違〜う!と思っても、自国のものが海外で愛されているのは、
やっぱりうれしいですことよね。
すしだって、ラーメンだって、そうでしょう。
もちろんホンモノを伝える努力もするべきだとは思いますが、
「そんなのはほんとうの和食じゃない!」などと、
目くじらを立てるばかりでは、さびしいと思います。

ちょっとずれたりねじれたりしながらも、
異国の人々に受容されていくのは、それが愛されていればこそ、でしょう。
Mさんのように、そうしたズレを面白がる柔軟さはたいせつだと思います。

話は変わりますが、ことばも、同じではないでしょうか。
学生たちが来日したての学期初め、互いの共通言語を探りあう段階では、
休み時間の雑談などにも、やはり英語が使われることが多いのですが、
学生たちの間に飛び交う、お国訛りの「いろんな英語」を聞いていると、
ああ、いいなあ、って思います。

私の耳には理解困難な英語でも、学生たちはじつにたのしそうなのです。
ことばの渦に飛び込んでみることが、まずは大事なんだな、と感じます。

学期の終わりごろには、共通語が日本語に変わっているのも、うれしい。
まあ、ちょっぴりねじれたりずれたりはしているかもしれないけれど、
ちゃんと通じるし、冗談を言い合って笑えたりするのです。
すばらしい!




で、グリコさん、ヨーグルト、食べない?
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すたこらさっさ〜。


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※あしたは、タイのSさんです。

一般参賀に行ってみた!



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きのうお見せしたこの馬の鈴のために、留学生が作文を書いてくれました。
ドイツのDさんが体験した、一般参賀のお話です。
ほかにもワッハッハな話を書いてくれた人はいたのですが、
残念ながら「日本の年末年始」ではなかったりして、条件にかなわず。

一般参賀というのは、天皇ご一家に新年のお祝いを言うために、
人々が皇居に集まる行事です(☆宮内庁のHP)。
人波にもまれるという状態が大の苦手のわたくしには、とうてい参加不能。
えらいなあ、Dさん。
そして、それをこんなふうに外国語で書けるっていうのも、すごい。
小さなミスはありますが、本人の了解を得て、原文のままご紹介します。



2014 年の一月二日に、日本に遊びに来た彼氏と一緒に、天皇のお正月挨拶を聞くために皇宮に行きました。そこで人だらけでした。すごく込んでいたので、皇宮に入 る前に、かばんの検査とボディーチェックがありました。彼氏が危うく入れませんでした。彼のかばんの中に友達のためのワインボットルがありましたから、警吏が彼を入らせたくなかったんです。私が説明したおかげで、やっと彼がは入れました。でも、人がたくさんすぎて、進むのは難しくて、 ほかの日本人もあまり親切ではありませんでした。

その上、天皇の出現は後一時間半であり、待たなければなりませんでした。人がもっと、もっとついて、いつかぜんぜん動けなくなってしまいました。立ちっぱなしで、すごく疲れていたんです。

一時半後、とうとう天皇が表しました。ほかの日本人が日本の国旗をあげ、快哉を叫びました。私たちは良かったから、天皇と天皇のご家族を良く見えました。彼氏が背がとても高いので、彼の後ろに立っている日本人が愚痴ていること、とても面白かったです。

天皇が挨拶して、私たちが思った反して、全部の出現が五分ばかりかかりました。天皇が遠ざかりました後で、何百人もの人が一度に帰って、駅まで行くのは、一時間ぐらいかかりました。とてもつらかったが、本当にいい経験でした。

*

Dさん、ありがとう!
前後2時間半かかったのに、5分しか会えなかったんですね。
 ※「も」や「しか」を使うと、言いたいことがもっとはっきりしますよ。
人ごみの中で日本人に冷たくされたとのこと、みんなイライラしてたのかな。
「前の外国人の背が高くて見えないよ。」なんて文句を言っていた人は、
Dさんが日本語のわかる人だとは思っていなかったんでしょうね。
ま、ワインが無事で、よかった、よかった♪



**

お正月散歩の、おまけ写真。
こちらは、正月3日の、それも夕暮れ間近、人影まばらな境内にて。

拝殿前のロウソク。
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この日、もうロウバイが咲いていました。
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寒いけど、光は春!
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さあ大きく胸を張って



もうちょっと自信もてば?

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「留学生は見た!」シリーズ、今回のしんがりは、
インドネシアのCさん
です。

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下に書き写します。


私は、よく「日本語お上手ですね」、「へえ、なぜそのまんが/アニメを知ってるの」、
「国ですしをよく食べていますか」などという質問やコメント日本人に
よく言われたことがあります。そういうことを言われても、べつに
うれしいとかいやだとか、そういう気持ち全くかんじられません。しかし、
気になることは、日本人は自国の文化やとくちょうなどが他
の国々にすごく人気があるのを知らないことです。特に、
日本が大好き日本留学している外
国人たちがある一つ、二つ日本のことについてくわしいのは、
それほどびっくりすることでしょうか。



そうなんですよ。
留学生に接していると、彼らの「日本力」に驚かされることが多々あります。
しがないオバサン日本語教師が知っている「日本」より、
はるかに広く、深く、新しく、濃い「日本」を、彼らは知っているのです。
そして、それを愛してくれている。
だからこそ日本を留学先に選んでくれたわけですね。

日本を、取り戻す!
と息巻いている安倍首相の言う「日本」がどんなものなのか、
ワタシは不安でいっぱいですが、
日本が好きで日本に来てくれた留学生たちが好きだという日本は、
信じていいと思います。
胸を張って、信じていいと思います。


明日の「おいしい」を信じつづけるウリ
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ありがとう、Cさん。
いつかまた日本に「帰って」来てください!
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今回の「留学生は見た!」シリーズは、これでおしまいです。
授業に参加してくれた留学生のみなさん、ありがとうございました。
国へ帰る人、もう少し日本で勉強を続ける人、
この暑さに体をこわさないように、気をつけてくださいね。

あしたは、小さなおまけ記事の予定です。

ビールとソーセージ



まーた、その話?
 
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さて、次も「日本人によく言われること」ですが、
きょうのお題は、「日本人が見た○○人」。
われわれの内なる偏見について、
ポーランド生まれのドイツ人、Oさんが書いてくれました。

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下に書き写します。


日本でドイツ人について「ビールとソーセージが好き」というイメージがよく出てくる。けど、
ドイツ人と言ったからといって、ビールとソーセージが好きなわけではない。今年の
ドイツ人の留学生の中で一人しかビールを飲まない。ところで、「日本のビール
とドイツのビールと比べると、どちのほうがうまい」という質問がよく聞か
れた。ドイツでは100以上のビールのブランドがあるから、ドイツ人にとって
その質問は答えにくいである。どんなドイツのビールとどんな日本のビールと
比べればいいかという感じがよくある。そして、私はビールの味が
きらいから、ビールを飲めない。まして、いろいろなビールの味を比べるは無理だ。
その上、ソーセージもあまり食べない。



なんてもったいない......
というのが、これを一読した教師Sの最初の感想だったことはさておき、
なるほどなるほどと首肯される指摘ばかりです。

もしも「日本のスシと韓国のスシとどっちがうまい?」って聞かれたら
そりゃ、悩みますよね。

それにしても、うーむ、100以上の銘柄のビールがひしめくドイツ。
Oさんも、少しぐらい飲めばいいのに......
(ここだけの話、「今年のドイツ人の留学生の中で一人しか」は、Rクン?)


Oさんは、とても「音読」が上手です。
細かい発音には、やはり外国人っぽいところもあるけれど、
まっすぐに意味を伝える読み方のできる人でした。
日本語ネイティブでも「声に出して読む」のが下手な人はたくさんいます。
発音と、「伝える力」は別物なのだと、Oさんを見ていて思いました。
Oさんは将来どんな道に進むのかしら。
たのしみです。
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あしたは、インドネシアのCさんです。

信じていいですか?




それ、ほんき?

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ひきつづき、「日本語お上手ですね。」について、留学生が思うこと。
きょうは、ドイツのUさんをご紹介します。

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下に書き写します。


私は日本に来てから、よく「日本語お上手ですね」と言われました。
最初はうれしかったけれども、今その気持ちが少し変わりました。
なぜなら、私「こんにちは」だけを言おうが、長い会話をしようが、
反応はいつも同じだからです。「こんにちは」だけが言えるからといって、
日本語が上手だとはかぎらないと思うので、日本人私に
「日本語お上手ですね」と言う時、私は「これはうそかもしれない」
と考えてしまいます。たかがあいさつをしただけだった(のにほめられた)ので(は)、日本人のほめること
の効果が出ません。日本語を上達したいというのは、私日本に留学する
ことにした理由の一つなので、もっとしょうじきな反応ありがたいんです。



ああ!
「これはうそかもしれない」なんて!

Uさんは、とても優秀な学生です。
ここでも、「〜しようが」「〜からといって」「〜とはかぎらない」など、
習いたての文型を自在に使いこなしています。
そんな学生に、こんなことを思わせてしまうなんて!

ほめる、という行為を惜しんではいけないけれど、
お世辞だと思わせるようでは、ちっともほめたことにはなりません。
きちんと、「しょうじき」な気持ちで、ほめなければ。



ほめるときは全力でほめてほしいウリ
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Uさんは、「行間ぎょうかんを読む」のがとてもうまい人でした。
(本気でほめていますよ!)
これからもどんどん読んで、
好きな日本語作品を見つけてくださいね。
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そうそう!

Uさんは、アメリカのKさんといっしょに、
ちばねこの活動に参加していました。
千葉大学構内に住む猫たちの世話をするサークルです。
日々のご飯当番から、不妊・去勢手術、傷病の手当てまで、
Kさん、Uさん、ありがとうございました!

あしたは、同じくドイツからの留学生、Oさんです。