ことばが、死ぬ。

一年が、過ぎました。
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あの日から、たくさんのたいせつなものが、失われてきました。
そして、今まさに刻一刻と失われつつあるものが、あります。
ことばです。
福島のことば福島の諸方言が、失われつつあります。

生まれた土地から根こそぎにされた子どもたちが、
自分の母方言を獲得する機会を奪われつつあるのです。
子どもが母語の文法体系を身につける「言語形成期」は、ごく短いものです。
そのことばが話されていた環境に戻れない状態がこのまま続けば、
子どもたちの中で、ふるさとのことばは、急速に呼吸を弱めてしまいます。

そしてそのことは、福島の村々が、そこに息づいてきた方言の話し手を失うことを意味します。
ことばが生き続けるためには、つねに新しい血が必要です。
子どもたちが還れない村々は、その土地のことばを受け継ぐはずだった
未来の使い手を、失いつつあるのです。

道路や橋や家は、がんばればまた、作り直すことができる。
でも、ことばの死は、もとに戻すことができません。
いったん死んだことばは、二度ともとの姿でよみがえることはできないのです。

ことばを仕事とする身にとって、これは、ほんとうに、切ないことです。
さらに、自分がその死に加担していたということが、なおさら切なく、許しがたい。

私はあの日まで、東京の電力がどこで作られているか、考えたこともありませんでした。
福島の原子力発電所で作られていたことを、愚かにも知らずにいました。
これほどの結果を招くと知っていれば、使わなかったであろう電気を、使ってきました。

たとえば、トイレの温水と便座暖房。

あんなものは要らないものだった。
1年間使わずに過ごしてみて、よくわかりました。
あんなものは、要らない、なくてもちっともかまわない、贅沢品でした。
あんなもののために、電力需要を押し上げていた。
あんなもののために、おそろしい原発を動かしてきた。
あんなもののために、原発が必要だという既定路線に無自覚に乗っていた。

温かいお湯でお尻を洗うなんて、
冬の便座がほかほかしてるだなんて、
笑っちゃうほどの贅沢でした。

そんなちっぽけな節電でどうこうなるものじゃないことは、私にだってわかります。
問題の本質は、そんなところにあるんじゃないことも、わかります。
それでも、ヒステリックな笑いが止まりません。

去年の春、すこし薄暗くて、すこし肌寒いようだった東京の街。
みょうに心地よかった、あのころの東京の街。
それが、いつのまにやらまた、駅のホームには、昼間から煌々と明かりがともり、
デパートや地下街には、コートを手に持っていも汗ばむほどの暖房が入っている。
どうしようもない焦燥感にとらわれます。
ヒステリックな笑いが、喉にこみあげてきます。
原発をふたたび動かそうだなんて、冗談ですよね?


福島のことばを死に至らしめている。
ことばの喉もとを、この私の手が、東京に住む私たちの手が、絞めあげている。

とても
くやしい。
ほんとうに、くやしいです。

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みぞれの都心

みぞれの都心としん

ここは東京とうきょうの、ど真ん中なか、皇居こうきょのお濠ほりです。
おもい雪ゆきが、強つよい風かぜで横よこに流ながれていました。
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そして、こちらは、にっぽんの、法律ほうりつをつくるところ。
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国会議事堂こっかいぎじどう
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おっきいなあ。


わきにはこんな車くるまがいました。
るだけで息苦いきぐるしくなります。
まどが、窓まどが、ない。
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ああ、警戒けいかいをしているのですね。
わるい人ひとたちが悪わるいことをするかもしれませんからね。

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ずらりん、と並ならんで、全車ぜんしゃ、エンジンかけっぱなし。
東京都とうきょうとアイドリング・ストップ条例じょうれいには違反いはんしないのかなあ。
「警戒けいかい」してる場合ばあいは、いいのかな。

そういえば、交番こうばんの前まえでもよくエンジンかけっぱなしのパトカーを見るけど、
エンジンかけっぱなしってことはキーがさしっぱなしなわけで、
あれって、盗ぬすまれたりしないんだろうか。


てなことを平和へいわボケの頭あたまで考かんがえながら歩あるいていきました。
でもまあ、そんなことを考かんがえながらあちこち写真しゃしんに撮っていても
だれからも何なにも言われない。
「しっしっ」と追っ払ぱらわれることもない。
カメラを取り上げられることもない。
いきなりライフルをかまえられることもない。

やはり日本はいい国くになのだ、と思おもいます。
 

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で、さて、人一倍ひといちばいお尻しりの重おもい私わたしが、
この悪天候あくてんこうにどこへ行ったかというと、

 

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ニンゲンで、ごめんなさい。

ニンゲンで、ごめんなさい。



キャルキョッ!

まどの外そとから、なつかしい声こえが聞こえてきました。
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ツグミです。
ツグミは、渡わたり鳥どりです。
日本では、冬ふゆに見られます。
何千なんぜんキロも、海うみを越えて、シベリアから渡わたってきました。

の上うえのほう、時計とけいの「1時いちじ」ぐらいのところに、3羽さんわ、います。
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わたってきたばかりのころは、こんなふうに、ちいさな群れでいます。
でもすぐに、一羽いちわずつにわかれて、日本で冬ふゆを過ごします。

ツグミは、よく地面じめんでえさを取る鳥とりです。
ち葉の下したにいる虫むしをさがして、食べます。

ツグミたち、ごめんなさい。
日本の落ち葉は、いま、よごれています。

ち葉の下したに頭あたまをつっこんで、たべものをさがすツグミたち。
マスクもしないで、だいじょうぶですか。

ごめんなさい。
こんなふうに、たいせつな地球ちきゅうをよごして、
ほんとうに、ごめんなさい。

はるになったら、シベリアに帰かえって、卵たまごをうむツグミたち。
たまごは、だいじょうぶだろうか。
ヒナは、元気げんきにそだつだろうか。

地球ちきゅうをよごしたのはニンゲンです。
とくに今年ことし、地球ちきゅうをものすごく、よごしたのは、日本人にほんじんです。

ごめんなさい。
ほんとうに、ごめんなさい。

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グリコから、ありがとう!

グリコから、ありがとう!

動物愛護管理法どうぶつあいごかんりほう改正かいせいのために
パブリック・コメントを送おくってくださったみなさん、
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どうも、ありがとうございました!!
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グリコ
から、
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ありがとうのキッス、ちゅ♪


いつか、きっと、
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青空あおぞらの下したで、みんなが笑わらって暮らせるようになります。
そんな日が、早はやく来ますように!!


ウリからも
ありがとうの  にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ  ぱんち♪

松島に行ってきました。


松島まつしまに行ってきました。


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宮城県みやぎけん松島海岸まつしまかいがんです。
大震災だいしんさいの被災地ひさいちのひとつです。

3月11日の震災しんさいから、半年はんとしがたちました。

松島まつしまの町まちでは、お土産屋みやげやさんも、食堂しょくどうも、
元気げんきに商売しょうばいをしていました。
おいしいおすしも、冷つめたいビールも、ちゃんと、あります。
松島湾まつしまわんの観光船かんこうせんに乗ることも、できます。

日本にほんにいる留学生りゅうがくせいは、きっとまだ夏休なつやすみですよね?
お金かねと時間じかんがあったら、ぜひ遊あそびに行ってください。
これから、松島まつしまは、紅葉こうようの季節きせつです。


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